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来年ブロードウェイで「真夜中のパーティー」の期間限定上演

2017-11-18 00:01:33 | Musical News Broadway ショー 作品
ジム・パーソンズさん、ザッカリー・クイントさん、アンドリュー・ラネルズさん、マット・ボマーさんの4人を主要キャストに迎えて、来年(2018)の4月から、「The Boys in the Band 真夜中のパーティー」が期間限定上演されるそうです。(写真は、Playbill.comの記事からで、主要キャストを演じる4人の皆さんです。)

「The Boys in the Band 真夜中のパーティー」は、マート・クロウリー氏原作の革新的な戯曲で、1968年にオフ・ブロードウェイで上演されました。その50周年を記念して、今回初のブロードウェイ作品として上演されることになりました。監督は、トニー賞を2回受賞したジョー・マンテッロ氏で、前述の通り、ステージやスクリーンで活躍し、日本でも知名度の高いパーソンズさん、クイントさん、ラネルズさん、ボマーさんが、主要キャストを務めます。 来年の4月30日から8月12までの期間限定で、ブース劇場で上演されます。制作は、ライアン・マーフィー氏とベテラン・プロデューサーのデヴィッド・ストーン氏で、ジャンルとしてはコメディになります。(ミュージカルではありません。)Playbill.comの記事は、こちらからどうぞ。下の方の画面右端の黄色い>マークをクリックすると、1968年の時の16枚のプロダクション写真をごらんいただけます。

主要キャストの4人は、いずれもマーフィー氏のテレビシリーズに出演したことがあり、パーソンズさん(「ノーマル・ハート」)、クイントさん(「アメリカン・ホラー・ストーリー」)、ラネルズさん(「ニュー・ノーマル」)、ボマーさん(「ノーマル・ハート」、「AHS」)は、それぞれ、マイケル、ハロルド、ラリー、ドナルドを演じます。
その他のキャストは、エモリー役にトニー賞ノミネート経験を持つロビン・デ・ジーザスさん、アラン役にブライアン・ハチソンさん、バーナード役にマイケル・ベンジャミン・ワシントンさん、ハンク役にタック・ワトキンスさんです。

「The Boys in the Band 真夜中のパーティー」は、ゲイの男性達が、友人の誕生日を祝うためにニューヨークのアパートに集まり、パーティーが進むうちに、友情に隠されていた不満や疑念が見え始め、それぞれの心の痛みがあらわになるに連れ、互いの関係が脅かされていくという物語です。
オフ・ブロードウェイでのオリジナル公演は、当初、5夜のみの上演予定でしたが、わずか1夜にしてセンセーションを巻き起こし、もっと大きな劇場に移って、1,000回以上にも渡って上演されました。その後、ロンドンでも上演され、1970年にはウィリアム・フリードキン監督によって映画化されました。映画版にも、ステージ版と同じキャストが出演したそうです。

マーフィー氏は、この作品について、以下のように語りました。
「『The Boys in the Band 真夜中のパーティー』の重要性を過小評価することはできません。1968年に、マート・クロウリーは、この妥協のない、非常に正直で、不道徳でユーモアのある作品に、ゲイの男性を登場させ、ステージで発言させることで、演劇史に残る偉業を成し遂げました。この戯曲は、ゲイの男性が互いをどう扱うか、また自分達をどう思うかを描いたという点で、実に画期的でした。そして、いくつかの考え方が、ありがたいことに変わりつつある中で、我々が何を乗り越えてきたのか、まだどれほど多くのことを乗り越えていかなくてはいけないかを思い起こさせてくれることが、重要なのです。」

またストーン氏は、以下のように付け加えました。
「全てが、変わりました。そして、何も変わっていないのです。」

主要キャストを務める4人のうち、パーソンズさんは、CBSの人気TVシリーズ「The Big Bang Theory ビッグバン★セオリー/ギークなボクらの恋愛法則」のシェルドン・クーパー役で、最もよく知られていることでしょう。彼は、ブロードウェイでは、「The Normal Heart」(2014年には、TV版にも同じ役で出演)、「Harvey」、「An Act of God」に出演しました。彼のブロードウェイでのキャリアは、こちらからどうぞ。

またクイントさんは、前述の人気TVシリーズ「アメリカン・ホラー・ストーリー」や映画の「スタートレック」の新シリーズでのスポック役で有名ですが、ブロードウェイの「The Glass Menagerie (リバイバル)」やオフ・ブロードウェイの「Angels in America」や「Smokefall」に出演していました。彼のブロードウェイでのキャリアは、こちらからごらんいただけます。

「Hairspray」でブロードウェイにデビューしたラネルズさんは、「The Book of Mormon」の演技でトニー賞にノミネートされました。その後も、「Hedwig and the Angry Inch」(ヘドウィグ役)や「Hamilton」(キング・ジョージ役)等の話題作への出演が続き、直近の出演は、「Falsettos」(2016年10月27日~2017年1月8日)でした。ラネルズさんのブロードウェイでのキャリアは、こちらからごらんいただけます。

人気TVシリーズ「ホワイト・カラー」のニール・キャフリー役や映画「マジック・マイク」のケン役で、日本でも人気のボマーさんは、2014年のTVシリーズ「ノーマル・ハート」のフェリックス・ターナーの演技でゴールデン・グローブ賞の助演男優賞を受賞しました。2011年9月19日に行われた「8」というチャリティ・イベントでブロードウェイの舞台に立ったことがありますが、正式なプロダクションへの出演は、今回が初めてとなります。ボマーさんのブロードウェイでのキャリアは、こちらからごらんいただけます。

作品のブロードウェイでの詳細は、こちらからどうぞ。チケットの情報や制作チームの詳細は、数週間のうちに発表される予定だそうです。


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