労務管理・安全対策向田社会保険労務士in札幌

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60歳定年に心が痛みます

2011-04-30 17:18:22 | ビジネス
今日の札幌は晴れのち曇り。
明日は「あめ」。
連休後半に期待をしましょう。

さて、ご相談の中には「60歳定年における再雇用」の相談が増えています。
年金制度が複雑になったのが背景にあります。
当事務所のサポートは「就業規則の整備・60歳再雇用時の最適賃金の算出」にとどまらず「定年再雇用予定者に再雇用賃金を了解してもらう」段まで行うことがあります。
60歳といえども「とても元気いっぱいの方」ばかり。
長年、会社に貢献してきた従業員に対し専門家とはいえ「初対面で賃金引き下げのお話」は心が痛みます。
根拠資料等で了解はいただきますがとても辛い仕事になります。

しかし、会社も厳しい社会経済環境では賃金引下げもやむをえません。
従業員の方は、緊張した面持ちで面談が始まりますが賃金引下げを覚悟しています。
自分も緊張しないようにと心がけますが従業員の方のお顔を拝見するとどうしても緊張してしまいます。
慣れない仕事なので従業員の了承を頂くと「ホット」する一瞬とともに心が痛みます。

少し余談になりますが、
サラリーマン世帯の標準的な年金額は夫婦で月額231,648円(平成23年度)になります。
老後の生活費として諸説ありますが最低の生活をするだけなら200,000円以下でも可能と言われています。
しかし、人生80年の4分の1以上をもっと楽しみたいという方には少なく感じるでしょう。

少子高齢化が進めば年金額はますます先細りする可能性があり、さらに支給年齢を遅らせる議論もあります。
30歳代は老後のを心配することもないでしょうが、40歳代後半からは老後を意識し始めます。
老後の生活設計を検討する機会に。







健康保険証が発行されるまで

2011-04-16 16:38:48 | ビジネス
今日の札幌は昨日までとは違い「寒い」の一言。
しかし、被災地の皆様のことを考えると「寒いだの、嫌だの」のわがままは言ません。
「生かされている」ことに感謝で一杯になります。

さて、社会保険の新規適用の場合における「健康保険証発行」について一考。
現在、社会保険の新規適用は「年金事務所」に書類の届出をします。
年金事務所で「記号の年金番号」を振り、それを元に協会けんぽは「記号を番号に変換し健康保険番号」を振り出します。

この手順では「健康保険証ができるまでに日数がかかる」ことになります。
「健康保険証発行に日数がかかる」ことにより被保険者が病院にかかるには一度実費で医療費を支払わなければなりません。
その後に「医療費」の還付手続きをすることになります。

問題は、被保険者が実費で支払った医療費を還付するために「事業所と協会けんぽ」との双方で事務費と時間の無駄が生じます。

健康保険証を早く発行するための一案として、 
「社会保険の新規適用届」を協会けんぽに届出する。
協会けんぽで「健康保険番号」を振り出してから年金事務所で「年金番号」を振り出す。
つまり、手順を変える。
被保険者がすぐに必要なのは「健康保険証」ですからね。

次に、新規適用の際に添付書類をなくす。
強制適用に添付書類の審査は必要がない。
最低限の必要書類として「会社の登記簿謄本」があればよいのではないでしょうか。
審査に時間がかかるほど無駄はないと思います。

また、年金事務所と協会けんぽの場所が別々にあるのも変な話。
年金と社会保険は一体化するもので別々の場所で行う必要もありません。

政府は出先機関の見直し・統合をすべきではないでしょう。
業務を効率的に行い「国民」に迷惑をかけないようにお願いしたい。










時計

2011-04-02 18:25:11 | ビジネス
今日はもう4月。
例年より雪解けが遅く寒く感じます。
冬と春の間に挟まれ「中途半端の時期」でもあります。
自分と同じかな?

さて、最近は依然に仕事で縁のあった人から急に電話が来ます。

中でも、5年以上前に「労災事故で労基署の対応で相談のあった企業」から急に電話が来ました。
当時は専務だった方が社長に就任していました。
今回の相談は「最適賃金」についてです。

昨年も、3年前に「助成金の申請」で相談した社長から急に電話が来て「顧問先」になっていただきました。

その他にも、事情があり当事務所から去って行かれた会社との取引再開が多いのも当事務所の特色になります。
不思議とサケのように戻ってくれるのでうれしい限りです。

時を刻む時計は「数年前」に止まったまま。
それが再び動き出すことに喜びを感じます。