労務管理・安全対策向田社会保険労務士in札幌

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健康保険証が発行されるまで

2011-04-16 16:38:48 | ビジネス
今日の札幌は昨日までとは違い「寒い」の一言。
しかし、被災地の皆様のことを考えると「寒いだの、嫌だの」のわがままは言ません。
「生かされている」ことに感謝で一杯になります。

さて、社会保険の新規適用の場合における「健康保険証発行」について一考。
現在、社会保険の新規適用は「年金事務所」に書類の届出をします。
年金事務所で「記号の年金番号」を振り、それを元に協会けんぽは「記号を番号に変換し健康保険番号」を振り出します。

この手順では「健康保険証ができるまでに日数がかかる」ことになります。
「健康保険証発行に日数がかかる」ことにより被保険者が病院にかかるには一度実費で医療費を支払わなければなりません。
その後に「医療費」の還付手続きをすることになります。

問題は、被保険者が実費で支払った医療費を還付するために「事業所と協会けんぽ」との双方で事務費と時間の無駄が生じます。

健康保険証を早く発行するための一案として、 
「社会保険の新規適用届」を協会けんぽに届出する。
協会けんぽで「健康保険番号」を振り出してから年金事務所で「年金番号」を振り出す。
つまり、手順を変える。
被保険者がすぐに必要なのは「健康保険証」ですからね。

次に、新規適用の際に添付書類をなくす。
強制適用に添付書類の審査は必要がない。
最低限の必要書類として「会社の登記簿謄本」があればよいのではないでしょうか。
審査に時間がかかるほど無駄はないと思います。

また、年金事務所と協会けんぽの場所が別々にあるのも変な話。
年金と社会保険は一体化するもので別々の場所で行う必要もありません。

政府は出先機関の見直し・統合をすべきではないでしょう。
業務を効率的に行い「国民」に迷惑をかけないようにお願いしたい。