労務管理・安全対策向田社会保険労務士in札幌

楽しく、プラス思考で書きますので読んでください。
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ブラック社員はいる

2015-07-25 18:51:09 | ビジネス
今回、このテーマを取り上げることには抵抗もありました。
しかし、ブラック企業より「ブラック社員の数のほうが多い」とも言われています。
ブラック企業は「法違反なので処分されて当然」という認識は一致する。
しかし、ブラック社員は弱者なのでことさら取り上げられるケースは少ない。

では、ブラック社員とは、いろいろいますが当所で扱ったケースは、
・大切にしている思い入れのある書物を盗む
・会社の弱みを握って会社を困らせる
・会社の重要書類を盗む
・会社の些細な労働条件を監督署に通報すること常習とする
・会社に解雇してもらいため悪事を繰り返す
・注意しても直さない  など

現状では、解雇規制で従業員が守られています。
このため、従業員には緊張感がなく、会社は弱者の立場となっている。

ブラック社員の特色は、会社に不満があるなら退職するといいのですが、自己退職をしません。
安倍政権がすすめる「労働の自由化」を実現させ、金銭解決で解雇を自由にすることが労組双方にとって「公正」に緊張感があり良好な労使関係が維持できるのではないでしょうか。

会社に嫌がらせ

2015-07-18 08:53:23 | ビジネス
「職場から従業員がいじめにあう。」という相談はあります。

O社からの相談として、
従業員が「会社の信用を失墜させる行為」を繰り返す。
こんな従業員がいたら「すぐ解雇」したくなるのが経営者です。

意外と一般の教科書には書いていないこととして、
解雇する前に、「何故いやがらせをするのか」という動機を明らかにしたい。
動機を知ることは、今後の会社経営にとって有意義なことになります。
もちろん、動機がわかれば直ちに改善できる場合もあれば改善不能の場合もある。

しかし、すでに動機を聞くことすらできないほどに関係が悪化しているケースもある。
解雇回避義務という観点からも動機を明らかにすることは肝要と考える。
安易に解雇することなく、根本を解決する努力を惜しまないこと。

最近、多々悩みも多くありますが頑張らないと!



社会保険加入は雇用契約で決定

2015-07-06 06:20:49 | ビジネス
社会保険加入の条件は、
1.「正規で働く社員(正社員)のおおむね3/4以上の労働時間がある」です。
具体的には、
 •1日の所定労働時間がおおむね4分の3以上
 •1カ月の労働日数がおおむね4分の3以上
2.雇用契約期間が2カ月以上の臨時の従業員(アルバイト・パートタイマー含む)
 などが一般的な説明です。

しかし、雇用契約書で「実労働時間5時間(残業が2時間になる場合がある)」と明記。
実態として、毎日7時間労働する結果になっても社会保険に加入しなくてもよい。
つまり、社会保険加入は実態より雇用契約が優先されます。