労務管理・安全対策向田社会保険労務士in札幌

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今年1年ありがとうございます。

2015-12-31 10:59:03 | ビジネス
今年も残りわずかとなり、振り返ると・・・。
印象に残るのは、マイナンバー、ストレスチェック制度ですかね。
特に、マイナンバーはこれから先も情報収集と適切な判断が必要になります。

社会保険労務士は、マイナンバーの取り扱いが最も多い職種であり、マイナンバーの専門家となる立場にあります。
その、職責を果たすべき自覚を持ち精進すべきではないでしょうか。
しかし、同じ社会保険労務士でもマイナンバーに対する意識に温度差が大きいのでビックリしています。

明年は、当事務所の特色を出せるよう、頑張りますのでご期待下さい。

さて、韓国との慰安婦問題も解決に向かい、憲法改正も現実を帯びてきました。
竹島の問題は棚上げになっている事は気になりますが確実に階段を上っている感があります。
我が日本も大きな分岐点にあるようにも感じます。

最後に、当事務所を支えていただいた職員、関与先そして協力会社に感謝を申し上げます。
本当に、ありがとうございました。


キャリアアップ助成金(6)

2015-12-26 20:57:16 | ビジネス
5.健康管理コース


・ 概要
有期契約労働者等を対象とする「法定外の健康診断制度」を新たに規定し、延べ4人以上実施した場合に助成します。


・ 受給額
1事業所当たり 40万円
<1事業所当たり1回のみ>


・ 手続の流れ
1 キャリアアップ計画の作成・提出(健康診断等を実施する1か月前までに提出)

・雇用保険適用事業所ごとに「キャリアアップ管理者」を配置するとともに、労働組合等の意見を聴いて「キャリアアップ計画」を作成し、管轄労働局長の確認を受ける。



2 就業規則に健康診断制度を規定

※ キャリアアップ計画認定後に健康診断制度を規定する必要があります。

【注意】 労働基準監督署に改訂後の就業規則を届け出る必要があります。

10人未満の事業所は労働基準監督署への届け出の代わりに、事業主と労働者全員の連署による申立書でも可。




3 健康診断等をのべ4人以上に実施

※ 就業規則に基づき、法令に実施が義務づけられていない有期契約労働者等に実施する必要があります。

【注意】雇い入れ健康診断及び定期健康診断制度を規定し実施した場合は、雇い入れ健康診断または定期健康診断の費用の全額を、人間ドック制度及び生活習慣病予防検診を規定し実施した場合については、費用の半額以上を負担することを規定し、実際に負担する必要があります。




4 支給申請

※ 4人以上に実施した日の翌日から起算して2か月以内に支給申請してください。

キャリアアップ助成金(5)

2015-12-20 22:23:04 | ビジネス
4.処遇改善コース

■ 概要
すべてまたは雇用形態別や職種別など一部の有期契約労働者等の基本給の賃金テーブル等を2%以上増額改定し、昇給させた場合に助成します。

■ 受給額
① すべての有期契約労働者等の賃金テーブル等を増額改定した場合
・ 1人当たり3万円
② 一部の賃金テーブル等を増額改定した場合
・ 1人当たり1.5万円
<1年度1事業所100人まで>
※ 上記において、職務評価の手法の活用により処遇改善を実施した場合に1事業所当たり20万円を加算

■ 手続の流れ
1 キャリアアップ計画の作成・提出(賃金テーブル等を増額改定する1か月前までに提出)

2 賃金テーブル等の増額改定の実施
・ 処遇改善後の雇用契約書や労働条件通知書を対象労働者に交付し、当該賃金テーブル等に属する対象労働者全員が昇給している必要があります。
※賃金テーブル・賃金規定等を作成・規定し、増額改定実施までに3か月以上運用する必要があります。

3 増額改定後の賃金に基づき6か月分の賃金を支給・支給申請
⇒ 転換等後6か月分の賃金を支給した日の翌日から起算して2か月以内に支給申請してください。
※ 賃金には時間外手当等も含みます。


マイナンバー手当

2015-12-06 12:25:13 | ビジネス
最近、マイナンバーの話をする機会が多くなり各企業の苦悩を感じています。
マイナンバーはIT企業と国にとってメリットがあります。
しかし、企業においては金庫を購入したり、衝立を購入したりと金銭的出費が生じ、
さらに、マイナンバーの収集・保管・破棄という企業責任を負う。

従業員のマイナンバーを収集するのは国の利便のためと考えると1人収集に付き「マイナンバー手当」を企業に配布することも意義があるのではないでしょうか。

マイナンバーは必要であり、良い制度であることは重々理解しています。
理解できないのは、マイナンバーを他人に知られた場合、どんなリスクがあるのか。
また、マイナンバーから容易にデータが解析されるならマイナンバー制度に問題があるのではないでしょうか。

他人に知られてもデータを解析できないセキュリティがあればマイナンバーの収集・保管に気を使う必要がありません。
制度として、マイナンバーのセキュリティを厳格にしてから運用を始めても遅くはないのでないでしょうか。