待っています

暑いですね。
朝晩は涼しく、過ごしやすい季節になりました。

今週、岩見沢の事業所に訪問した際に、事務の方から相談されたことについて。
その方は、現在30歳代で毎週札幌に行き「経営」について勉強しているそうです。
そして、今年の年末には資格を取得して来年春を目途に「無認可保育園を開業したい」と熱弁してくれました。

具体的には市場性、立地、広告、資金（助成金含む）、設備など頭で描いていることを熱く語ってくれました。
小生も成功していただきたいので「今まで見てきた企業の成功例など」について意見を述べさせていただきました。
当初、予定していなかった展開なので時間的制限があり1時間程で帰ることになりました。
帰り際には「来年お願いします」と言われ幸せな気持ちで次の事業所に向うことができました。

最近は、厳しさばかりが目についていたので「朗報」になります。
当事務所は、夢を実現させるために努力を惜しみません。
来年、春になるのを楽しみにしてます。

65歳定年退職を考える

暦の上では昨日『立秋』でした。
しかし、本州はまだまだ猛暑が続きますね。
北海道は暑さの峠が過ぎました。
涼を求めている方、来道されてはいかがですか。
お待ちしています。

さて、先週相談があった65歳定年を考えて見ます。
就業規則に「社員の定年は満６５歳とし、定年に達した日をもって退職とする。」とあります。

この場合、雇用保険との関係では、
雇用保険の失業給付は、65歳に達する日前までの退職ならば基本手当が支給され、
65歳に達する日以後に退職すると、高年齢求職者給付金という名で一時金が支給されます。

※65歳に達する日とは、誕生日の前日です

次に、年金との関係を考えます。
65歳に達する前、基本手当の受給によって年金は支給停止になります。
しかし、65歳以降は一時金で支給される高年齢求職者給付金をもらっても年金はカットされません。

以上を考慮した場合、
例えば65歳に達する日の前々日に退職すれば、
基本手当てが150日（雇用保険加入20年以上）支給され、なおかつ65歳以上なので年金カットなし。


今回の案件では「定年は満６５歳とし、定年に達した日」となるため、満65歳に定年を迎えることになります。

定年日前に退職すると『自己都合』となり支給制限があります。
『定年退職』だと支給制限はありません。

その他、退職金や通年雇用奨励金対象者・年金受給など総合的に従業員に対して丁寧に説明する必要が出てきます。

最後に、札幌東ハローワークの庁舎建て替えのため現在の庁舎の場所が一時移転するそうです。
たくさんの思い出があるのでさびしく感じます。