労務管理・安全対策向田社会保険労務士in札幌

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助成金の変更・廃止の予定にひと言

2011-02-19 17:08:25 | ビジネス
最近は、雪がまだまだあるのに日差しが春を感じさせる日があります。
これから、そんな日が増えることでしょう。

さて、23年4月以降助成金の変更・廃止が予定されています。
たとえば、
① 既卒者育成支援助成金・3年以内既卒者採用拡大奨励金・既卒者育成支援奨励金
 平成22年度の卒業予定者で就職先が未定の人も対象となる

② 若年者等正規雇用化特別奨励金
 「トライアル雇用活用型」の対象者の年齢の下限がなくなりました

③ 中小企業子育て支援助成金
 支給要件を満たした日が平成23年4月1日以降である対象育児休業者から、支給額が20万円引き下げられる予定(1人目 100万円 → 80万円)

などがあります。

ところで、これらの助成金が雇用の安定を図るために本当に必要なのか頭を悩めます。 

たとえば、助成金受給の要件としてで「40歳未満」がある場合、企業の採用担当者は助成金を受給するために40歳未満の要件に頭を悩めることになります。
本当に必要な人材を採用できないことがあれば「必要悪」となります。
また、求人の際に年齢制限を設けていなくても隠れた年齢差別ではないでしょうか。

あるいは、子供を出産し育児休業後に職場復帰することで助成金が受給されます。
企業にとって新たな教育訓練を行う時間と費用を考えると職場復帰を願うのは当然のことではないでしょうか。
当たり前のことをして助成金が受給できるのはどうなんだろう。

まだまだ、疑問を感じる助成金があります。

国の財源がなく大変なら無駄な助成金を廃止してはいかがでしょうか。



仕事とは何か

2011-02-05 11:36:53 | ビジネス
今日は晴天。とても気持ちのいい朝を迎えることができました。
今週は、やっと除排雪が行き届き道幅が広くなった途端の「大雪」に戸惑いました。
あと何回「大雪」に悩まされるのかな。
もうたくさん。

さて、昔は「水と安全はタダ」と言われた日本。
今や過労死が深刻な社会問題になっているにもかかわらず、反面派遣切り、新卒者の「就職氷河期」、雇用のミスマッチなど矛盾した「雇用格差」があります。
働けることへの感謝をしなければならないと感じます。
テレビで「3億円当たったら仕事をやめますか」の問いに対し、仕事を辞めないと答えた方がいます。
生活のためなら仕事を辞めて「遊ぶ」ことを選択するでしょうに。

「仕事を通じ成長して社会に認められたい。」は感心する回答。
仕事を通じ、人間としても成長することが人間の本質的欲求となる。
仕事に対する個々人の前提条件で仕事に求めるものも変わるでしょう。
改めて「仕事とは何か」と考える必要性を感じました。

最近「パソコンの管理」上の問題を相談されました。
パソコンの管理一つでで取引先の信用を失うことにもなりかねません。
社長は激怒してます。
就業規則上の懲戒処分も厳しくなりそうです。

問題を起こした者は管理者で信用していた社長の心情を考えると重い処分も当然と考えます。

安心・安全神話は崩壊しつつあるので就業規則の整備の大切さを痛感しました。