労務管理・安全対策向田社会保険労務士in札幌

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本音を言える環境は業績を伸ばす

2008-11-22 17:27:30 | Weblog
札幌にも雪が降り、寒さが身にしみるようになりました。
車の運転も、雪の降り始めは緊張の連続です。
来週は、早々に旭川に出張のためドキドキ。

さて、厳しい国内状況のなか、台湾に社員旅行に行く企業があります。
「社員の食事代も企業が負担する」というおまけ付き。
社長に話を聞くと「みんな旅行を楽しみにしているため」と言う。

でわ、社長に業績がいい理由を聞いてみると「従業員全員に人の足を引っ張ることをするな。」と教育しているそうです。
「人の足を引っ張る者があれば、賞与の時大きく減額する。」という徹底ぶりです。
その結果、職場の雰囲気やコミュニケーションが盛んになりモチベーションが高まることになる。

わかりやすい例として、業績の悪い時は「焼き肉」を社内でやると遅れてきたり、休んだりという者が現れる。
しかし、業績のいい時は、みんなが遅れず、休まず集まるそうです。
そこで本音を語り合うため不満がたまりにくい。

建前や規則を強調する会社は、社員間の意思疎通が一方通行となり将来は暗い。

結論として、社員間の意思疎通に時間をかけ、本音を言える環境はモチベーションが高まり業績に連結する。












従業員との信頼関係

2008-11-08 23:37:36 | Weblog
冬将軍(寒気)到来の季節になりました。

冬将軍とは、冬に周期的に南下するシベリア寒気団をさします。
冬将軍が到来すると、日本海側に強い降雪をもたらし、太平洋側では乾燥した北西風が吹き荒れる。
冬の「季語」にもなります。
一言で「さむい」を表現する。

少し前の話になりますが、「日高町の会社宿舎の従業員12人が朝食でみそ汁に入った毒キノコを食べて食中毒になった。」という新聞報道等について記憶にありますか。
たまたま、当顧問先の方もその宿舎にいたのですが、「朝食を食べない習慣があり食中毒を免れた。」と言う。
シイタケに似た毒キノコ「ツキヨタケ」を食べたそうです。
この「ツキヨタケ」はおいしらしく、みそ汁を3杯お代りをした人もいるそうです。
なにせ、毒キノコにはアミノ酸(うま味成分)が含まれているためおいしいとのこと(味の素のようなもの)。
口に入れて「にがい」「変なにおい」がすれば食べずに済むのですが・・・。
この事件では、キノコを採ってきた人も、調理した人も食中毒になったため責める人がいなかったそうです。

さて、経営も良い時はいいのですが、国内の急激な経済情勢の悪化、国外の同時不況により厳しい環境に追い込まれている企業も多くあります。
これまで良好な従業員との信頼関係のもと売り上げが堅調な伸びをしてきた当顧問先でも「解雇」を実施しました。

解雇は従業員の納得を得て大きなトラブルもなく済みました。
残された従業員も賃金の減額に承諾をしました。
もちろん経営者の報酬の減額は避けることができません。

会社に残り、労働条件の変更が行われた後の従業員との「信頼関係」がいかに保たれるかが重要だと感じています。
この信頼関係が業績に大きく影響するのは必至だからです。
今後も、当事務所で協力できることは最大限努力することになりました。