労務管理・安全対策向田社会保険労務士in札幌

楽しく、プラス思考で書きますので読んでください。
ホームページ https://anzen.cc

「心の病」に関する相談

2011-07-23 09:23:44 | Weblog
全国的には暑い夏かもしれませんが・・・。
札幌は涼しい夏を迎えています。
本州のみなさん。
北海道に避暑に来てください。

さて、最近メンタル面に関する相談が増えています。
心の病はうつ病を始めさまざまあります。

大企業だけの問題ではなく中小零細企業にも身近な問題となっています。
しかし、零細中小企業において「心の病」に関しての情報が不足しています。
具体的には「管理者に対しての教育」「職場における対策」等の知識が足りていません。
誤った偏見を持ったり、逆に「病気ではなく、単なる気持ちの持ちよう」といったようなことで解決しようとする方も少なくありません。

「心の病」はあなたにもいつ牙をむくかわかりません。
決して他人事ではありません。

もし従業員に「心の病が発症」したら仕事上もかなりの打撃を受けます。
管理者・経営者の安全配慮義務違反・使用者責任が問われます。
それは訴訟に対するリスク管理となります。

人に関するものは厄介で時間・費用がかかります。
それゆえに「職場での予防と対策」についての知識が必要と考えています。

これからは「心の時代」とも言えるのでしょう。






残業時間の把握をしっかり

2011-07-09 11:22:59 | ビジネス
今年も半年が過ぎ、短い夏真っ盛り。
昨年とは違い、北海道らしいスッキリとした空気は最高です。

さて、残業計算について考えることがあります。
過去にも、従業員から残業代未払い請求をされた企業が数件あります。

問題なのは「タイムカード」に記載された始業と終業時間を信用するか。
信用できるのか。
始業と終業は、「会社に来た時間と帰る時間」を示します。
決して、全時間労が働時間ではない。

そのため、タイムカードはあるが残業時間について企業の取り扱いもさまざまあります。
最初から「30分カット」。「上司の指示された残業時間のみ対象」などあります。
このため「タイムカード」と差異が生じます。

この差異をどのように立証するかが問題になります。

そこで、職種にもよりますが「タイムカード」から「出勤簿」に変更し残業時間管理を徹底していただいています。

所定労働時間と残業時間は明確に区分する管理をお勧めします。

会社の恣意・従業員の恣意によりひとり一人の労働時間に損得が生じてはいけません。

24時間は平等にあります。
貸したり、借りたりできません。
その貴重な時間で損をしないようにしましょう。