けんかで労災になるのか

まだ寒い札幌。
突然ですが、『雪が解けたら何になる？』
答えは『水になる』『春になる』色々な答えが聞こえそうである。
おしゃれなのは『春になる』ではないか。

さて、先日、「事業所でけんかをしてケガをした者が出た」と言う相談が舞い込みました。
会社は「怪我そのものは大した事ではない」ので、けんか両成敗で『解雇』と考えましたが、そうも簡単にいきません。

翌日になり被害者から精神的苦痛があったのか『使用者責任』があると言われ慌てました。

会社には、施設を安全に使用できるようにしなければならない「安全配慮義務」「使用者責任」があります。

労災は「上司と部下の関係で一方的に殴った。」場合には労災になる可能性があります。
今回は、それに類似しています。
しかし、労災を使えば時間的損失・解雇制限があり苦慮しています。

現在は、双方から『聞き取り調査』をしています。
この調査をしっかりしなければ、次の段である「判断」ができません。

判断として、双方に対し職場復帰・解雇・金銭解決・懲戒処分・労災の可否などを決定しなければなりません。

そもそも、原因は「仲の良くない者同士が同じ職場にいた」ことにあります。
しかし、中小の会社において配置転換が難しく、対策を立てるのには悩ましい問題でもあると考えます。

相談をいただき感謝

札幌は、寒さが戻り冬将軍が元気を取り戻した感があります。
やっと春を感じていたので残念！

最近は、色々な相談が舞い込んできます。
従業員のモラールが下がり、仕事が納期までに完了しないのでどうしたらよいでしょうか？
社会保険料を上げたくないのでどうしたらよいですか？
経営審査の点数を上げるために、労務的にどうしたらよいのでしょうか？
リサイクルを始めたいのですが補助金はありませんか？
従業員1～2名の会社では、昼休みに電話番をするために会社内にいなくてはならない？
等など。

会社の顔だけ、それぞれ異なった特色なる相談があります。
これらの相談に親身に相談に乗って『ありがとうございます』と言われると嬉しくなります。

そして、これらの相談の一つひとつが成長させてくれます。
その意味では、相談を頂けることに『ありがとうございます』。