労務管理・安全対策向田社会保険労務士in札幌

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「解雇自由の原則」を検討

2013-03-23 13:47:56 | ビジネス
春分の日(昼と夜の日がほぼ同じ。)が過ぎ、4月になると一気に春が来る気配がします。

さて、朝日新聞によると産業競争力会議において「解雇自由の原則」を法律に明記すべき提案が出された。

この記事から所感を述べます。
解雇は労働契約法16条で「客観的に合理的な理由」が求められます。
具体的には仕事をする能力・成績が欠如、勤務態度が悪いなどがある。
従業員の好き嫌いで解雇はできません。

しかし、会社において余剰になった従業員を解雇しやすくし、成長産業へ従業員の「流動化」したい。
この点が議論の出発点だと思います。

流動化を図るには従業員の多能化が必要になります。
各企業が多能化のための教育訓練を計画的に実施することができるでしょうか?

教育訓練を計画的に実施できるのは大企業の論理で多くの零細企業において多能化されずに解雇された従業員は就職先が見つかるのでしょうか。

スキルのある従業員は老若男女問わず就職ができる。
問題は新しい仕事をするためのスキルがない場合は失業者が増えることになる。
そこで「国が教育訓練費用を支援する」ば良い。

ではなく、従業員本人が教育訓練費を負担することで真に訓練が身に付くのではないでしょうか。











エメラルドグリーンの海から銀世界へ

2013-03-09 19:13:06 | ビジネス
3月6日は啓蟄と呼ばれ「春の暖かさを感じて、冬ごもりしていた虫が外に這い出 てくるころのことである。」と言われます。
春風で居座る冬将軍を追い払ってほしい。

さて、今週は得意先であるT社の社員旅行(沖縄)に同行させていただきました。
社長・役員および社員の方にはお気遣いをいただき本当に感謝しています。
ありがとうございました。

この時期はつつじが咲き、もうすぐ海開きするそうです。
気温も20度近くエメラルドグリーン(バスクリンの色)の海と旅をしました。
居酒屋に行った時のおかみさんの「~さ」という発音に沖縄にいるという実感がしました。

沖縄の観光地は「首里城」「琉球村」「沖縄美ら海水族館」「ナゴパイナップルパーク」「ひめゆりの塔」などに行きました。
特に「ひめゆりの塔」は看護活動を行っていた第3外科女学生が逃げ遅れ米軍のガス弾により多数死亡したことを知り悲しさがこみ上げてきました。

食べ物は「島らっきょう」「海ブドウ」「グルクン」「豆腐ヨウ」「ごうやチャンプル」「ミミガー」「てびち」「沖縄そば」など
飲み物は「オリオンビール」「泡盛」、特に泡盛の60度は喉が熱くなりましたがおいしく召し上がりました。

旅と言えば「バスガイドさん」の案内から、
車窓からは田んぼを見ることがありません。
「沖縄はサトウキビ畑が多く田んぼが少ない。」

スズメをあまり見ない。
「沖縄以外でもスズメを見ることは少なくなったのではないでしょうか。」

自転車に乗る人がいない。
「自転車に乗る文化がない」

多くの社員の方と交流を深めたことが良き思い出になりました。

沖縄を満喫し千歳に降り立つと一面が「銀世界」。
家に着けば旅も終わり。

さあ、「仕事・仕事」

パワハラ相談から

2013-03-02 17:20:39 | ビジネス
寒さ厳しい2月が短いことはありがたい。
3月は卒業シーズン。イコール『春』という感がある。
しかし、今年はどうしたことか。
北日本の冬将軍は『春』に道を譲らない。
テンションが下がります。

さて、相談内容に「パワハラには何が該当するのか」と聞かれます。
しかし、セクハラと違い法的な整備がされていません。

「厳しく叱責することがパワハラに該当するのか」という質問があります。
一般的に、厳しい叱責があってもそこにいじめ・嫌がらせの目的がなければパワーハラスメントには該当しない。
いじめ・嫌がらせの目的はなければ「業務の適正な範囲」を超えることはないと思います。

業務の適正な範囲の判断基準として、
1 侮辱・暴言
2 仲間外し・無視
3 個の侵害
4 暴行・傷害
5 過大な要求
6 過小な要求
などの行為を行わない。

もちろん、パワハラは上司から部下への一方向のみではなく、先輩・後輩間、同僚間、部下から上司にされることも含みます。