労務管理・安全対策向田社会保険労務士in札幌

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仕事を通じて疑問に思うこと

2009-10-31 15:07:52 | Weblog
晩秋の頃、冬が身近に感じるようになりました。
明日は、平地でも雪が降る予報。
寒い、寒~い。
でも、少しうれしいかも。

さて、仕事を通じて疑問に思うことは、
まず1つは、中小企業緊急雇用安定助成金(雇用調整助成金)。
従業員の方を、休業させて失業を防止することを目的として支給される助成金。
当事務所でも、数社が受給しています。
実際に起きた疑問として、休業予定日に働くようになった従業員が言うには、「休んでも働いても同じ賃金なら、働かない方がいい」。
その背景は、他の従業員は休んで、自分だけが働くことに疑問を抱いたことによる。
この場合の運用面として、休んでも、働いても同じ賃金をもらえるため、従業員は損得勘定で休業をして賃金を得ることを選択することは自然なことです。
そのため、緊急の仕事が発生した場合は、事前に休業日でも「働いてもらう」ことに理解を得ることが重要と感じました。
さらに、この助成金は、3年間で景気が回復しなければ税金の垂れ流しとなる可能性もあり問題点が多くあります。

次の疑問は、多くのクライアントからの声になります。
それは、年金と生活保護費との不満になります。
国民年金は、20歳から60歳になるまで(加入可能年数40年)の保険料をすべて納めて、満額の年金額「792,100円(月額66,008円)」を受給できます。
一方、生活保護の種類には、生活扶助、住宅扶助、教育扶助、医療扶助、介護扶助、出産扶助、生業扶助及び葬祭扶助があります。
「札幌市でも生活保護費は、昨年秋のリーマンショック以降は雇用情勢が悪化したため、急激に増加した。
受給世帯の増加に伴い、収入を隠して申告しない事例や所得を少なく申告するケースなどの不正受給件数も増えた。」などの報告がある。

生活保護法が悪いと言うのではなく、「若い頃、働いていても年金を納めることなく、高齢になり働けなくなり生活保護を受給している実態」に危惧を感じている。
これでは、真面目に保険料を納めている方が納得いかないないのは当たり前です。

早急に、年金制度の改革(受給金額・加入年数・年金構造など)を行なってもらいたいと思います。













「驚きと怒り」の労務相談

2009-10-17 16:31:32 | Weblog
秋の夜長の時期。
札幌では平地でも紅葉がはじまり、そろそろ冬支度をしなくてはなりません。
まだ、「日本シリーズ」も始まっていないのに・・・。

さて突然、事務所に来た女性からの「労務相談」に「驚きと怒り」が込み上げてきました。
最初は、弁護士に相談したが「社会保険労務士に相談したら」ということでやってきたそうです。

その内容は、ハローワークの求人に募集し、300人から採用(女性)された方のようです(ウソぽい)。
採用後、10日位で代表取締役に就任させられ、「前代表者から事業資金ということで数万円を貸して欲しい」といわれ、信用して貸した。
まるで、テレビの詐欺事件が頭に浮かび「驚き」ました。

採用後、2カ月はわずかですが賃金が支払われ、その後賃金の支払が滞っているそうです。
そして、受け取った賃金は、事業資金として貸した額の10分の1以下。
その前代表者とは、恐ろしくて連絡を取れないとのこと。

その女性が、賃金として請求できるのは「10日弱」。その分は一応賃金として受け取っている状態でした。

その他、実質「労働者」であるにもかかわらず、法律上なんら保証がない代表取締役。
何もお役に立てることができず、ただただ「怒りのみ」が込み上げてきました。

「テレビの詐欺事件簿」の相談を受けているようで、人を信じられなくなってきました。

お人好しの「あなた」、身近に近づく「甘い話」に気を付けましょう。














秋の深まりとともに

2009-10-03 17:39:29 | Weblog
10月に入り、外を歩くと空気や風景が秋の深まりを感じるようになりました。
仕事も落ち着き、さびしく感じることがあり、物思いにふけることが多くなりました。

最近は、事務処理を正確にするために「ファイル整理や管理方法改善」に取り組んできました。

今月中には「整理整頓日」を設け、外から見えない部分をきれいにしようと思います。

さて、仕事としては、賃金を支払ってもらえない案件(賃金未払い)があリます。
現在、内容証明を郵送しています。
その結果を見て、労働基準監督署に相談をしようと思います。

早い解決を望んでいます。