労務管理・安全対策向田社会保険労務士in札幌

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偶然はなく、すべて必然しかない

2013-04-20 16:39:34 | ビジネス
4月なのに肌寒い。季節の変わり目の速さに期待しています。

これから起業するS氏が言われた「この世はすべて必然であり、偶然はない」に心が引かれました。
「すべての出会いは、偶然ではない」と考えると、一つの事柄が終わって、次の事柄が起きるのではない。
そのため、一つの事柄は続いて、次の事柄を引き起こす。
良い事は続き、悪いことも続く。すべて連続性がある。
この手の話は、哲学的で難しいので次の話題へ。

人生二者選択。
林先生の言葉が頭をよぎります。
「いつやるの?、今でしょ」
「でも、しかし」はない。

このセリフは起業も同じ。
「いつやるの?今でしょ」となる。
この言葉に背中を押された方も多いでしょう。

何と、汎用性のある名言。
上半期の流行語大賞の候補にしたい。
他には「アベノミクス」があるかな。

さて、T社から「業務委託契約」の見本がほしい。
「社会保険料削減のため検討したい。」という相談がありました。

ここで、重要なのは「業務委託契約書」は果実であり、大切なことは、
① 契約形式を労働契約から業務委託契約としても、実質的に企業に使用され、賃金を支払われる関係にあれば労働者となる。
② 3Мの影響がないか。3Мとは マネー(賃金が下がる。この場合は労働者でなくなる) モチベーション(やる気の低下) モラル(会  社全体の士気の低下)

熟慮する必要があります。









定年65歳はバラ色か

2013-04-06 14:50:11 | ビジネス
4月から従業員が希望すれば65歳までの雇用継続が企業に義務付けられる。

今まで定年は60歳だったのが、従業員の希望があれば65歳まで企業で勤務することができるようになるということ。
事実上の65歳定年時代が到来したことになる。

背景には人生80年に伴い、年金の支給開始年齢が65歳へと段階的に引き上げが始まる。
このため、60歳で退職すると、最大で5年間、給与も年金も受け取れないことになる。

今後は60歳以降、再雇用契約(有期)を締結することになる。
この際に、企業から提示される労働条件(給与、労働時間、職種、配属先等)に合意が得らず、従業員が継続雇用を拒否しても「高齢者雇用安定法違反」にはなりません。
このため、給与等の大幅な減少や望まない職種の変更があり得ます。
4割程度の賃金カットは公序良俗に違反しない範囲なります。


65歳定年延長のために給与の見直しがされます。
具体的には役職定年制、55歳昇給ストップ、55歳以降給与及び賞与の減額等が検討されることになるでしょう。
さらには、新卒者を含めた給与体系の全体を定年延長による利益を建前に合理性があれば変更が可能でしょう。

さて、身近には60歳定年で充分という人も少なくありません。
あなたは生涯終身雇用として65歳で燃え尽きますか、それとも60歳以降新たなチャレンジをしますか。
単純に二者選択ではないと思いますが、会社の評価によっては悩むでしょうね。