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さすらうキャベツの見聞記

Dear my friends, I'm fine. How are you today?

平和/暴力

2008-10-31 23:59:59 | Friday -news-
つい先日、夜勤明けに母親から着信があり、メールが来ていた。「電話をください」と。
 どうやら横浜に来ていたらしく(前もってご連絡をお願いします)、同居人と3人で夕食。
 すると、母校(小学校)の教師が飲み会後に同僚を殴り、それが新聞の一面トップを飾った、という話が出た。「殴ったって言っても、けがさえしていないのによ!!」

 それを聞いた瞬間、

 「平和だな~~~~~~~~」

 と心の底から感じるキャベツ。そんなことが一面ででかでかと出るくらい、話題になるニュースがないというのは、なんて幸せなんだろう・・・と。

 なにせ、東京ではそんなことは書かれるとしても数行、最後のページに書かれるくらいだし、こんなニュースも世界ではあるのに(恐らく、氷山の一角)。・・・ほんと、平和だなぁ・・・
 

                                           
 

ヒンドゥー教暴徒がカトリック尼僧を暴行、警官助けずと

 ニューデリー――インド東部のオリッサ州で今年8月、カトリック尼僧がヒンドゥー教の暴徒に襲われ、性的暴行を受けながらも、現場にいた警官が黙認し、制止しなかった事件が起きていたことが24日分かった。AP通信が報じた。

 被害者の年齢、国籍などは不明で、顔面を隠して記者会見し、事件を明らかにした。地元警察には一切協力しないとし、連邦警察の捜査開始を求めた。尼僧によると、事件は8月25日、約50人の男が礼拝堂を襲った際に発生、暴行を受けた後、裸の状態で路上を引き回されもした。

路上には複数の警官がいたが、彼女を助けることを拒否したという。その後、地元警察に被害を届け出たが、逆に訴えは思いとどまるよう説得を受けたとしている。
オリッサ州の警察は、事件発生から1カ月以上過ぎてから捜査を開始したが、地元メディアの報道後だったという。

当該の警察は、性的暴行を証拠付ける診断書を待っていたため、捜査が遅れたと釈明している。その後の捜査で容疑者5人を拘束したが、起訴されたのかは不明。

同州ではヒンドゥー教指導者が殺害される事件があり、同宗教の保守派グループではキリスト教教徒の住民の犯行との見方が広まり、孤児院が放火されもしていた。両宗徒間の衝突も多発し、多数が死亡していた。

インドのキリスト教徒は総人口約11億人のうちの約2.5%。ヒンドゥー教徒は約8割となっている。 (2008.10.25 CNN)


 インド、オリッサ州はしばらく前から色々とニュースがありました。
   しばらく前、チェーンメールもどきの口コミニュースもありましたが、それ以外のソースも客観的なものもなかったこと、ただ嫌悪感と憤りを引き起こすだけにしかならないような内容であったため、載せようとは思いませんでした。あれを見た方々の中には、すぐに載せたり、メールをまわしたりする方もいらっしゃいましたが。
  (そもそも、ヒンズー教徒だから、とか、クリスチャンだから、という以前の内容でしょう。)あまり、こういう内容は載せたくなかったのですが。


  ただね、・・・
  性的暴行を受けただけでも、その方は「死にたい」と思わざるをえないくらい、心にも傷を追うのに・・・
  誓いも破られ、
  しかも礼拝堂で、
  見知らぬ者にそんな辱めと痛みを受け、
  裸で外を引き回され、
  「死にたい」と思っても、死ぬわけにもいかず、
  自分自身、自分の身を厭わしく、汚らわしく感じ、
  周りからも同情はあったとしても、同様に感じることは否めず、
  警察に言うにしても、その状況を思い出すだけでも辛いだろうに、
  それでも、その辛いことを言わなければならなかったはずなのに・・・

  「勇気があるなぁ・・・ほんと尊敬する」「胸糞悪くなる」と同居人。
  キャベツもそう思う。

  どれだけ辛いか思い測ることはできないけれど、
  どうか、その人が、また同じようなことを受けた方々が
  慰められますように。
  一日も早く平和になりますように。



  (ちなみに、レイプって、殺人と同じなんですよね・・・こうあるように。



   『もし男が、野で、婚約中の女を見かけ、その女をつかまえて、これといっしょに寝た場合は、女と寝たその男だけが死ななければならない。

    その女には何もしてはならない。その女には死刑に当たる罪はない。
    この場合は、ある人が隣人(となりびと)に襲いかかりいのちを奪ったのと同じである。』

                    (旧約聖書・申命記 22章25-26節)

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【news】円高、他

2008-10-24 14:20:29 | Friday -news-
最近、為替レートを見ていると・・・びっくりさせられます。1ユーロが122円って・・・3,4日前より5円か6円違うぞ!!? とか、1ドル95円!!? とか。
 日本では輸出大変そうだ・・・と思ったり、アイスランドでは、家や車のローンの毎月の返済額が急に倍になったり(円でのローンのため)、・・・気になるところです。


 {/pen/【経済】13年ぶりの円高水準 東京円、一時95円台前半(共同通信) 
 24日の東京外国為替市場の円相場は、世界的な景気悪化への懸念からドルやユーロに対して円買いが加速し、一時1ドル=95円台前半を付け、東京市場として1995年8月以来、約13年2カ月ぶりの円高水準となった。対ユーロでも1ユーロ=121円台に突入、2002年12月以来、5年10カ月ぶりの円高水準に続伸した。正午現在は、前日比1円61銭円高ドル安の1ドル=96円07-12銭。(2008年10月24日(金))


                                            


【社会】福岡県警、身元誤り遺体引き渡し 火葬後に「本人」発見(朝日新聞)

  街中で倒れて亡くなった男性の身元を福岡県警大牟田署が間違え、遺体を引き渡された別人の親類が火葬まで終えていたことが、県警や関係者への取材で22日、わかった。火葬した日に、亡くなったとされた男性(61)が生きているのを近親者が見つけて「勘違い」が発覚。同署は、いとこに遺体の顔写真を見せて身元を確認していたが、「確認が甘かった」と非を認めている。改めて身元を別の男性(58)と特定し、遺骨はその親類が引き取ったという。

 県警や関係者によると、大牟田市内の駅改札口近くで17日朝、男性が倒れているのが見つかり、病院で間もなく死亡が確認された。死因は心原性ショックとみられている。
 所持品らしい小型リュック内には、同市内の男性名義の預金通帳や領収書があったため、同署員がいとこを探し出して顔写真を見せた。いとこが「間違いない」と認めたため、亡くなったのは通帳名義人の男性と判断したという。

 この男性は一人暮らし。同署の連絡で翌18日、県内や関東地方に住む兄弟ら数人が大牟田市内で葬儀を営んだ。ところが火葬の約4時間後、兄弟らが偶然、死んだはずの男性を同市内で発見。声をかけると男性は「久しぶり」と近寄ってきたという。義妹は「夢を見ているようだった」と振り返る。
 男性は「警察に殺されたような気分。ものすごくいやな思いだ」と話した。 (2008年10月23日)


 それにしても、どうして、その方の預金通帳や領収書を、その亡くなった方がお持ちになっていたんでしょう・・・(不思議です)。


                                            

【医療】24歳看護師の過労死認定=人員不足、宿直明けに倒れる-残業月百時間・労基署(時事通信)(2008.10.17)
  東京都済生会中央病院(東京都港区)で昨年5月、宿直明けに意識不明になり、死亡した看護師高橋愛依さん=当時(24)=について、三田労働基準監督署(同区)が過労死として労災認定していたことが17日、分かった。認定は9日付。

 代理人の川人博弁護士によると、高橋さんは2006年4月から同病院に勤務。昨年5月28日午前7時半ごろ、手術室の中でストレッチャーに突っ伏しているのを同僚が発見。同日夕、死亡した。持病はなく、死因は致死性不整脈とみられるという。

 高橋さんが働く手術室はもともと26人態勢だが、昨年3月末には18人になった。新人が補充されたが人員不足の状態は続き、高橋さんは4月から5月にかけ、25時間拘束の宿直勤務を8回こなしたほか、土日に働くこともあり、残業は月約100時間だった。

  実際には、それ以上でしょう・・・。あと、


 7病院拒否 都内の妊婦死亡 脳出血認識せず?(産経新聞)

  出産間近で体調不良を訴えた東京都内の女性(36)が今月4日、都内7病院から受け入れを断られ、出産後に脳内出血で死亡していたことが22日、分かった。最初に搬送を断った都立墨東病院(墨田区)が約1時間20分後に女性を受け入れ、赤ちゃんを出産。女性は脳内出血の手術を受けたが3日後に死亡した。(以下略、2008年10月23日(木))




                                            


【その他】ネット空間「殺人」事件、「離婚」に逆上し夫キャラ「消去」(読売新聞)(2008.10.23)
 (文章を読んで、やっとこさ、理解しました。・・・大人気ない・・・)



                                            


 本日のひとこと。


   『この世で富んでいる人たちに命じなさい。
    高ぶらないように。
    また、たよりにならない富(とみ)に望みを置かないように。
    むしろ、私たちにすべての物を豊かに与(あた)えて楽しませてくださる神に望みを置くように。

    また、人の益(えき)を計(はか)り、良い行いに富み、惜しまずに施し、喜んで分け与えるように。

    また、まことのいのちを得るために、未来に備えて良い基礎を自分自身のために築き上げるように。』

                       (新約聖書・テモテへの手紙第一 6章17-19節)




                   

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【news】ご当地蛇口、他

2008-10-17 23:59:59 | Friday -news-
メモメモ。
「キャベツさん(or○○さん)、明るいニュースありませんか?」
「そりゃ、◇◇さんとこ(頑固な肩こりでお世話になっているお店)の赤ちゃんが、無事に元気にうまれてきたことと、ノーベル賞と・・・あと、こんなこと」

                                             (世の中を見ると)

        *******************


「ご当地蛇口出現!」@青森  by http://www.misawa-airport.co.jp/new/081007.html

ひねると、リンゴジュースが飲み放題―。三沢市の三沢空港ターミナルに八日、リンゴジュースが出てくる蛇口が登場=写真=し、空港の利用客を喜ばせている。
 蛇口は、青森県外の観光客に県産リンゴをPRするため、同ターミナルが初めて設置。五戸町の倉石地域振興公社製造の倉石産リンゴを使ったジュースが試飲できる。飛行機を降りた人だけが利用する到着手荷物室内に設けた。
 試飲とは言え、飲みたい分だけ注げる夢のような蛇口。残念ながら・・・



 ・・・残念ながら、13日までだったらしい。

 「毎日ジュースが出てきたら、ありがたみがなくなっちゃうでしょ? 夢はたまに見るくらいじゃないと」と空港担当者。(byデーリー東北 2008.10.09)


 ちなみに、静岡と愛媛にも、「ご当地蛇口」があったとか。
  そのほか、青森では、八戸信金とあおもり信金が合併(八戸信金が吸収)とのこと。



   ん・・・? 静岡のご当地蛇口って、・・・お茶?

       
         

             **************


そのほか、

【社会】風呂で生まれた歴史 「小林・益川理論」研究秘話 ノーベル賞受賞
   (明るいニュースだけど・・・日本人4名じゃなくて、日本生まれ4名ノーベル賞。南部さんは、米国籍)

【生活】クレーンゲーム機、主婦に人気 景品は生活用品、秋田市
(「生活密着型」UFOキャッチャー。景品は、カレーのルーや洗剤など・・・)

【その他】「カワン・スタント」直伝・本気が作る「やるき」人間 第4講(日経Onlineに登録していないと見れない。)




            ***************



本日のひとこと。


   『また私は、新しい天と新しい地とを見た。
    以前の天と、以前の地は過ぎ去り、もはや海もない。・・・

    ・・・わたしはアルファであり、オメガである。
    最初であり、最後である。
    わたしは、渇(かわ)く者には、いのちの水の泉から、価(あたい)なしに飲ませる。』

              (新約聖書・黙示録21章1-6節)



  この『私』と『わたし』は、もちろん違う人物(さぁ、だぁ~れだ?)。

   ちなみに・・・
   アルファは、ギリシア語の最初の文字Α(α)。
   オメガは、同じくギリシア語の最後の文字Ω(ω)。

   渇いたとき、人は水だったり、その時々の楽しみだったり、コーヒーだったり、お酒だったり、恋愛だったり、いろいろなもので、その渇きを癒そうとするけれど・・・あんまり、移(うつ)ろうものを選んでくれるな。






   そして、時間はあまりにも短い。



                    

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【news】住居/今年のイグ・ノーベル

2008-10-03 23:59:59 | Friday -news-
だんだん、寒くなってきました。

 そんなわけで、
 家に帰ったときにお風呂が暖かい場合、
 はたまた眠るとき、
 掛け布団があったり、屋根があるのが、
 ものすごくありがたいと感じます(ほんとに)。

 そんな時期、こんなニュースがありました。


         


個室ビデオ店放火 夢絶たれた節約生活(産経新聞)

 大阪・難波の個室ビデオ店「試写室キャッツなんば店」で起きた火災は、同種の店がホテル代わりに利用されている実態を浮き彫りにした。現場となった店は、終夜過ごしても1500円程度という業界でも屈指の低価格が売り。犠牲になった15人のうち、介護ヘルパーの舞野学さん(49)は、この店に泊まることで家賃を切り詰めて資格取得に励んでいたという。3日午後には舞野さんの葬儀が営まれ、同僚らは「きちんとした家を借りていれば…」と、志半ばで人生を終わらざるを得なかった無念さを思いやった。

 舞野さんが倒れていたのは店の最奥部にある32号室前の通路。ここがなぜ、舞野さんにとっての“最終地”になってしまったのか。
 舞野さんは、かつて代表を務めていたアクセサリーの卸会社が倒産。多額の債務を背負いながら、新たな人生を歩むためにヘルパー2級の資格を取り、2年前、浪速区内の訪問介護会社に再就職が決まった。「ケアマネジャーになる」という目標もあった。
 当時、舞野さんは市内の別の場所に住所地があったが、借金の取り立てに苦しめられた。舞野さんが家賃を切り詰めるために選んだのが、ネットカフェや個室店に寝泊まりする生活。その一つが職場に近いキャッツなんば店だった。・・・(中略)・・・

 個室ビデオ店は1時間ごとの料金が基本だが、長時間滞在の割引がある。店舗が集中するキタやミナミの繁華街では一晩中滞在できるような割引価格設定をめぐり、熾烈(しれつ)な競争が繰り広げられている。ミナミの相場は2000円前後。ネットカフェでは5時間のナイトパック(個室)でも3000~1500円で、個室店のほうが安い。終電に乗り遅れた会社員や家を持たない「ネットカフェ難民」と呼ばれる若年層の利用も増加。宿泊施設としての利用がメーンになっている。

 火災の起きたキャッツグループは「日本一の安さ」がスローガン。1泊シャワー付きで1500円は大手個室店に比べても割安で、全体の相場を下げたとの声もある。ただ、安さの裏側で、なんば店では老朽化が目立っていたという。
 常連の男性客(31)は「近くのライバル店がリニューアルされ、若い客がそちらに奪われた。最近では年配の客が多かった」と話した。

 ワーキングプアの問題に詳しい「派遣ユニオン」の関根秀一郎書記長は「日雇い派遣の労働者が『個室ビデオ難民』になっている。雇用対策がきちんとされない限り、今後もこういう店は増え続けるだろう」と指摘している。(2008年10月3日(金))


  客の46歳男逮捕=「生きるの嫌」殺人と放火容疑-ビル火災15人死亡・大阪府警(時事通信)の犠牲者のあるお一人のニュース。




                                


『貨物コンテナが「夢のマイホーム」に メキシコの貧民街』

 ニューメキシコ州コラレス(AP) メキシコ北部の米国境沿いの街シウダーフアレスで、貧困層の住民に「夢のマイホーム」を提供するプロジェクトに、米青年実業家らが取り組んでいる。貨物用コンテナを改造した試作住宅がこのほど完成し、来年には本格的な生産が始まる見通しだ。

ニューメキシコ州アルバカーキ出身のブライアン・マッカーシー氏(30)が提案しているのは、コンテナに窓やドアを付け、キッチン、バスルーム、ベッドなどの設備を整えた住宅。長さ12・2メートル、幅2.4メートル、高さ2.6メートルのコンテナが、広さ約30平方メートルのマイホームに生まれ変わる。電気、水道のほか、エアコンや換気装置などの接続に対応し、外壁には太陽熱を反射する白い塗料が使われている。

プロジェクトの発端は数年前。地元の住宅建設業界で働きながら社会人向けのMBA(経営学修士)コースで学んでいたマッカーシー氏は、授業の一環で訪れたシウダーフアレスで、郊外の貧民街に衝撃を受けた。大企業の進出による急速な経済成長の陰で、その企業に勤める地元住民らは、木の切れ端やダンボールを組み立てた粗末な小屋に暮らしていた

それから約1年半が過ぎたある日、マッカーシー氏は偶然目にした記事で、貨物用コンテナを居住用スペースに改造した事例に出会う。「記事によると、コンテナは強くて低価格、しかも豊富に手に入るため、住宅建設に適していることが分かった」という。

貧民街の住民に、コンテナ住宅を供給してはどうだろう。同氏はいとこで大学生のパブロ・ナバ氏に相談を持ちかけた。ナバ氏の提案で、2人はこのアイデアを学内のビジネス計画コンペに出すことに。コンペを勝ち進むにつれてアイデアはより具体化し、ナバ氏のルームメートらもメンバーに加わって、見事優勝を果たした。

マッカーシー氏は昨年7月、ナバ氏ら3人の仲間とともに、「PFNC・グローバル・コミュニティーズ」を設立。これまでにほぼ資金のめども立ち、来年早々に、まずは年間3000棟のペースで生産を開始する運びとなった。

工場労働者の家計を考慮して、1棟当たりの価格は85万円程度に抑える。同社によれば、ゆくゆくはシウダーフアレス市内だけで、約50万人がコンテナのマイホームで暮らせるようになる見通しだという。マッカーシー氏は「かれらもやがてある程度の資金が貯まったら、コンテナを売ってより大きく、快適な家を買う。そんな夢の足掛かりになれば」と話している。 (2008.09.28)



                  


最後に・・・

 『「コカ・コーラの避妊効果」研究にイグ・ノーベル化学賞』

 ボストン──「笑えるとしか言いようがなく、しかも記憶に残り、人々を考えさせる業績」に贈られる、毎年恒例となったイグ・ノーベル賞の第18回授賞式が2日夜、米ハーバード大学のサンダース・シアターで催され、「コカ・コーラの避妊効果」について研究し、真反対の結果を導き出した2つの研究グループに、化学賞が贈られた。片方は「避妊効果がある」との結論で、もう片方は「効果がない」としている。

「コカ・コーラに避妊効果がある」との研究は、米ボストン大学医学部のデボラ・アンダーソン教授が1985年に、米医学誌の権威ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンに発表したもの。コカ・コーラの中でも、特にダイエット・コークの避妊効果が最も高かったという。
 同様の研究は台湾の研究グループも行っており、同時受賞となった。しかし、台湾のグループは、コカ・コーラならびに他のソフトドリンクには「避妊効果がない」ことを確認している。
 一方、清涼飲料水大手コカ・コーラは、イグ・ノーベル化学賞についての問い合わせに、回答を拒否している。

 また、高価な偽薬(プラセボ)ほど、安い偽薬よりも効果が高いことを確認した米デューク大学のダン・アリエリー行動経済学教授が、医学賞を受賞した。
 同教授は体の70%以上をやけどして入院した3年間に、病院内の患者の行動を観察。やけどの痛みで夜に飛び起きる患者が、看護師から鎮痛剤を受けてすぐ眠る様子を何度となく見かけたが、看護師から注射は単なる生理食塩水だと聞かされ、偽薬とその効果に注目。
 「何かを期待すれば、人間の脳はそれを実現させるよう働く」と述べ、価格が安い後発医薬品「ジェネリック医薬品」も、名前と値段を変えれば高い効果が上がると主張している。

このほか、脳を持たない真正粘菌が迷路の最短経路を見つけることを発見した、中垣俊之・北海道大准教授ら6人の研究が、認知科学賞を受賞。日本人の受賞は、昨年「牛糞からバニラ香料成分の抽出」研究で受賞した山本麻由さんに続き、2年連続となった。

同賞は毎年、本家ノーベル賞の発表を控えた時期に発表される。授賞式には歴代のノーベル賞受賞者が出席。今年は化学賞受賞者に敬意を表して、壇上でコカ・コーラを飲んで祝福するなど、会場を盛り上げた。 (以下略) (2008.10.03 CNN)


 さまざまなニュースがあるけれど、こんなふうに笑えたり、慰めになるようなニュースばかりだといいんだが・・・。




       ***************


 本日のひとこと。


    『そこで、まず初めに、このことを勧めます。
     すべての人のために、また王とすべての高い地位にある人たちのために
     願い、
     祈り、
     とりなし、
     感謝が
     ささげられるようにしなさい。』

                  (新約聖書・テモテへの手紙 第一 2章1節)



                   

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【news】雨、雨、雨

2008-08-29 23:59:59 | Friday -news-
最近、雷雨が凄まじいです。日勤の者同士「雷で起きた」と言い合うほど。洗濯物が干せない・・・。


      *****************


東海、関東で大雨=愛知・一宮で1時間に120ミリ-東海道新幹線、20本運休(時事通信)

 停滞している前線の影響で東海、関東地方では28日、局地的に激しい雨が降った。同日午後11時すぎには愛知県一宮市で1時間に120ミリの猛烈な雨を記録。東海道新幹線は20本運休した。同庁は29日にかけて大雨が続くとして、土砂災害や河川の増水などに警戒を呼び掛けた。

 気象庁によると、一宮市のほか、愛知県豊橋市、埼玉県久喜市でも、1時間に76ミリの降水量を記録した。
 JR東海によると、東海道新幹線は浜松-三河安城間で一時運転を見合わせ、同日夕までに20本が運休、約14万人に影響が出た。同新幹線は再開したが、雨が再び激しくなり、午後11時すぎ、三河安城-名古屋間で運転を見合わせた。
 強い雨の地域は北日本にも拡大し、29日午後6時までの24時間に予想される雨量は、東海地方で180ミリ、関東甲信、北陸、東北地方で150ミリ、北海道で100ミリに達する見込み。 (2008.08.29)


 JR中央線でも、西武新宿線でも、運転が見合わせになったりしていましたっけ・・・そして、駅前のタクシー乗り場は長蛇の列・・・。



                                


天候急変 五感研ぎ澄ませて(産経新聞)

 「雨が来たのでテントで雨宿りしていたら、あっという間にひざまで水が押し寄せてきた」。今月5日、大阪府八尾市内のグラウンドで少年野球の指導をしていた知人が話す。

 5日夕から夜にかけて大阪、兵庫などを襲った集中豪雨。八尾市では午後4時から1時間に約60ミリの激しい雨が降り、民家や工場が床下浸水した。知人は子供たちを車に分乗させ、避難したが、恐怖を感じたという。
 29日、愛知県岡崎市が1時間に146ミリという豪雨に見舞われ、市が全14万世帯に避難勧告する事態となったが、今夏、突発的な集中豪雨による被害が全国的に相次いだ。神戸市灘区では川の水位が急上昇して水遊びしていた小学生ら5人が流されて死亡。東京都豊島区ではマンホール内で下水工事中の作業員が流され、5人が亡くなった。

 気象庁などによると、近年、1時間に50ミリを超える集中豪雨が増加している。地球温暖化で大気中の水蒸気が増えたのが原因の一つといわれる。だが、因果関係はよくわかっておらず、国土交通省は気象庁と連携して共同モニタリング調査に乗り出す方針を固めた。

 現在の予報技術で、いつどこで発生するかわからない集中豪雨を予測するのは極めて難しいという。ただ、天候の急変には空が暗くなるなどの予兆はある。自然の中にいるときは五感を研ぎ澄ませてほしい。(総合編集部 森康成)(2008.08.29)


 おもしろいことを言うなぁ。
  そういえば、昔は、空模様を見て、「○○があるから、明日は雨だ」とか予報をしていたんでしたっけ・・・(そういえば、夕方の空模様を見るなんて、最近なくなったなぁ・・・せいぜい、月くらい。お天気タワーの色も見ていない)。

  近くでは、落雷の凄まじい音も聞こえていたが、・・・何事もなければいいなぁ。

  

                                


(最後に、ちょっと笑(苦笑い)を)

 結婚詐欺、70歳女に実刑=42歳独身と偽る-宇都宮地裁支部(時事通信)

 42歳独身と偽って48歳の男性と結納をかわし金をだまし取ったとして、詐欺罪に問われた茨城県桜川市の農業深谷ハツエ被告(70)の判決公判が29日、宇都宮地裁真岡支部であり、飯塚圭一裁判官は懲役3年10月(求刑懲役5年)を言い渡した。

 飯塚裁判官は「結納金で嫁入り道具を購入し、同居後は農業や家事を手伝うなど農家の嫁として振る舞うなど計画的で大胆かつ巧妙な犯行」と指摘。「長く良縁に恵まれなかった被害者が厳罰を望むのも当然」とした。 


 同じく、共同通信で「栃木の70歳さば読み女に実刑 42歳と偽り結納」では、「判決によると、深谷被告は実年齢や夫がいることなどを隠し、派遣社員男性と婚約。「義兄が金が必要になった。100万円ほど貸してほしい」などとうそを言い、計500万円をだまし取った。」とのこと。


  それにしても、30歳はさば読みすぎではありませんか?と、つい思ってしまいました。今や「婚活」(←就活もじり?)という言葉もある時代ですが。




     ****************


 ほんじつのひとこと。


 『イエスは、彼らに答えて言われた。
  「あなたがたは、夕方には、『夕焼けだから晴れる。』と言うし、
   朝には、『朝焼けでどんよりしているから、今日は荒れ模様だ。』と言う。

  そんなによく、空模様の見分け方を知っていながら、なぜ時のしるしを見分けることができないのですか。・・・」』
                   (新約聖書・マタイの福音書16章2-3節)


                



  『群衆にもこう言われた。
   「あなたがたは、西に雲が起こるのを見るとすぐうに、『にわか雨が来るぞ。』と言い、事実そのとおりになるます。

    また南風が吹きだすと、『暑い日になるぞ。』と言い、事実そのとおりになります。

    偽善者(ぎぜんしゃ)たち。
    あなたがたは地や空の現象を見分けることを知りながら、どうして今のこの時代を見分けることができないのですか。・・・」』

                       (ルカの福音書12章54-56節)




  『いつ』ということはできないけれど、いつか来る、ことがある。
   時を見分けるといっても、人には限りがある(いろんな学びもあるが)。

   いつ、そのときが来るのかはわからないが、
   ともかく、備えをしておこう。

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【news】最近の・・・

2008-07-25 14:36:32 | Friday -news-
川口の女子中学生の父親殺しと言い、八王子の駅ビルでの殺傷事件、と言い、南部 1)の震度6の地震と言い、人為的な災害も自然災害も多くなってきたように感じます。そんな折、こんなニュースがあると、ついついお伝えしたくなってしまうんですよね。あなたは、そんな経験、ありませんか?


   ***********************

女子中学生、テント押すヒグマ撃退 妹と思い蹴る、知床(朝日新聞)
 2008年7月21日(月)

 20日午前4時ごろ、北海道羅臼町にある羅臼温泉野営場にヒグマが現れ、北見市の女子中学生(12)らが寝ていたテントを襲った。ヒグマはテントを外から押し続け、中学生が内側からキックで応戦すると、ささやぶに逃げたという。テントは約50センチ裂けたが、中学生にけがはなかった。

 同町などによると、家族5人でキャンプに来た中学生は寝ぼけていて、テントを押すヒグマを妹(10)のいたずらと勘違い。手で押し返していたが、あまりにしつこいのでキックしたという。そばにいた母(40)の目には、テントのシートの向こうにヒグマの影が見えていたという。

 当時はテント二十数張りに約50人がおり、目撃者もいた。体重70キロ前後の若いヒグマとみられる。最初はシカの親子を追っていたが、においをかぐようなしぐさでテントに近づいたという。若いと人間の怖さを知らず、対処を誤れば非常に危険。町職員は「ヒグマだと思って大騒ぎしていれば危ないところだった」と話した。(神村正史)


 常識的な感想としては、「けががなくてよかった」(もしくは、「なんて危ない」)となりそう。
   が、私と同居人は、もう一つの感想も抱きました。「すげぇ・・・・・たぶん、この町で、一生忘れられないよ。ヒーローだよ(notヒロイン)」

   モチロン、同ジコトヲ スルノハ オ勧メデキマセン。
 


      ********************


同様に、どうしても伝えたくなることがあるのです。今は、まったく響かずとも、忘れ去られようとも。


                                


 本日のひとこと。

 
       『なぜなら、聖書にこうあるからです。

         「見よ。わたしはシオン 2)に、選ばれた石、
          尊い礎石(そせき) 3)を置く。
          彼に信頼する者は、
          決して失望させられることがない。」』

                  (新約聖書・ペテロの手紙第一 2章6節)
 


                   

【注】
1)南部:かつて南部藩だった地域。青森県南東部(八戸周辺・・・というと、違うと言われそう)と岩手県中部・北部を指す。

2)シオン:イスラエルの首都エルサレムの、神殿の丘の別称。転じて、エルサレムの雅名。

3)礎石:1.建物の基礎となる石。いしずえ。
     2.転じて、物事の土台となるもの。


【参考資料】
・聖書(新改訳)
・広辞苑(第5版)・・・てもとの電子辞書に入っているもの。
(そろそろ、広辞苑第6版の入った辞書が欲しい・・・XD-SP6600…あともう少し、安くならないかなぁ(「この機能でこの内容、数年前なら4万してる」という口コミもあるけれど))



                   
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【news】オークション他

2008-07-04 23:59:59 | Friday -news-
東京は暑かった・・・そんなわけで、帰宅方向が同じ方から、東京は気温が31度だったんだと聞いたときは、やっぱり!と思ったり、実は今日、2ちゃんねるで大手町での予告があって厳重警戒だったんだとお聞きして、何もなくてよかった(ただし、模倣多すぎ)、と思ったり。

 そして、帰ってみると、今日は変なニュースが目白押し、でした


<本日のニュース>
・猫を人質に「犬を返せ」と脅迫し逮捕 米フロリダ

・台湾の男、愛情表現でキャンドル並べたら部屋が火災に

・「人生すべて」をネットに出品した男性、落札額にガックリ


 そのほか、もろもろあるんですけど(ありすぎるんですけど)、これくらいにしておきますf(^^:)

         ******************

猫を人質に「犬を返せ」と脅迫し逮捕 米フロリダ

フロリダ州グリーンエーカーズ――米フロリダ州南部で女性が自分の犬を返してもらうため、猫を誘拐して人質に取ったとして警察に逮捕された。

グリーンエーカーズ警察によると、リンダ・ユリオステ容疑者は、飼っていた黒いラブラドル犬を動物管理局に取り上げられた。犬は動物保護施設に預けられ、後にジュッタ・ホラーさん夫妻が引き取った。
 ホラーさんはその後数週間たって、ユリオステ容疑者が犬を探すため保護施設を訪ねていたことを知り、返そうと考えたという。しかしユリオステ容疑者に会ったところ、怒鳴りつけられ訴えると脅されたため、考えが変わったと話している。
 数日後、ホラーさん夫妻が飼っていた猫がいなくなった。警察によれば、ユリオステ容疑者はホラーさんの留守番電話に「猫を預かっている」などとメッセージを残し、返してほしければ引き換えに犬を渡せと要求した。
 ユリオステ容疑者は窃盗と恐喝の疑いで警察に逮捕され、その後保釈金6000ドルを払って釈放された。(2008.07.03 CNN)


 ここで、ひとつ疑問が・・・(そもそも、なぜ、犬が取り上げられたんデスカ?)


       ************************

台湾の男、愛情表現でキャンドル並べたら部屋が火災に

 [台北 3日 ロイター] 台湾の男が当地郊外のホテルの部屋で、交際相手への愛情表現として複数のろうそくを「アイ・ラブ・ユー(愛している)」の形に並べて火をつけたところ、火災を引き起こしていたことが分かった。地元メディアが3日に報じた。
 報道によると、火災が起きたのは5月31日。男性がろうそくを点灯した40分後、あらためて2人で部屋に入ったところ、火災に気付いたという。
 英字紙チャイナ・ポストによると、男性はその後警察に逮捕され、治安を脅かした罪に問われた。(2008.07.03 ロイター)


 ろうそくを、I LOVE YOUの形に並べるまで(というか、そういう発想に至るまで)少々涙ぐましい努力をされたんじゃないかって、せつなくなるんですけどね・・・なるんですけどね・・・火災には気をつけましょう。


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「人生すべて」をネットに出品した男性、落札額にガックリ

 パース──結婚生活が破局して傷心したため、自宅から車、仕事など「人生すべて」をネットオークション最大手イーベイに出品した男性が6月30日、落札額の39万9300オーストラリア・ドル(約4040万円)に少し落胆していると明らかにした。

 出品者は英国から移住してきたイアン・アッシャーさん(44)。新しい人生を始めるために、身の回りのものすべて、友人への紹介状も含めて売りに出していた。
 6月22日から始まったオークションには、落札日の同29日までに66件の入札があった。出品されたのはパースにある寝室3つの住宅や車、オートバイ、ジェットスキー、パラシュート機材など。また、アッシャーさんが働いている職場での試験雇用も含まれていた。
 アッシャーさんによると、落札額はパースにある住宅だけの値段とほぼ同額。期待していた額は、50万オーストラリア・ドル(約5060万円)ほどだった。
 「落札額には少しがっかりしている。もうちょっと高くなるかと思っていた。でも、全部売り払って、清々しい気分で前に進みたいと決めたので」と、出品物を手放すことに悔いはないという。
 落札者は明らかにしていないが、イーベイの出品詳細の落札者情報によると、オーストラリア在住の人物の模様だ。(2008.07.01 CNN)


 ちなみに、お隣のNZでは、自分の「魂」をネットオークションに出した方もいらっしゃいますが・・・買い手が、「地獄」(←正確には、「ヘル・ピザ(地獄のピザ?)」というピザ・チェーン店)というのも含めて・・・さすがに笑えません魂は、そんなふうに扱うもんじゃない(扱えるようなもんでもない)。

 ウソのような、ホントの話。



       ************************

 夜勤続きのあと・・・今日は、久々に美術館にも行き、大京町のキリスト集会にも行き、帰宅。今日の特別学び会、旧約聖書のエゼキエル47章後半から48章だったが、いや~、おもろかったなるほど、なるほど。

(ただ、学び会のあとの、聖歌622「夕べ雲やくる」は、最後まで歌えなかったナ・・・これが、584「あたらしき地に」だったら、ほほに何か流れていても、まだ、朗らかに歌えるんだが


<本日のひとこと>


      『その日からこの町は、
       『主(しゅ)はここにおられる(アドナイ・シャマ)。』
       と呼ばれる。』

                        (旧約聖書・エゼキエル48章35節)
 
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今週のニュース

2008-06-21 13:26:37 | Friday -news-
 そういや、一昨日でしたか。キャベツは舞いを舞っていたんですよ。
 その舞の名は、てんてこ。
 へんてこ、じゃあないですよ。へんてこじゃあない、てんてこ、てんてこ。
 てんてこ、舞い。
 今日は、そうならないといいな


 今週のニュース

 
【社会】今も300人強が避難 断水や停電続く地域も(2008.06.20 共同通信)
  6月14日朝、岩手・内陸地震発生。 20日夜現在、死者12名。


【社会】水田に無数の亀裂 農家絶句「干上がる」 (河北新報)(2008.06.18 Wed)
   岩手・宮城内陸地震の影響で、宮城県栗原市栗駒、花山の山あいに点在する水田が、「生命線」の水を絶たれて日増しに干上がっている。土砂崩れ等によりコンクリートの用水路が損壊。田植えから約1ヶ月、例年ならみずみずしい光景が広がる時期に、農業用水が届かなくなった水田や、地震で亀裂が走り水が地中に流れ出した水田が、無残な姿をさらす。用水路の復旧は容易でなく、生活用水も事欠く中、農業用水を確保する見通しは立たない。連日照りつける強い日差しを浴びながら、農家は途方に暮れているという。
 宮城県によると17日現在、水田被害の金額は判明分だけで8億円を超え、8割以上が栗原市に集中している。


【社会・経済】ミシシッピ川で堤防決壊、4万人以上が避難(朝日新聞)(2008.06.19)
   米中西部のミシシッピ川水系で、18日までの大雨により堤防が20カ所にわたって決壊し、大規模な洪水が発生した。米連邦緊急事態管理局や地元の報道などによると、アイオワ、イリノイ、ミズーリなど6州で少なくとも4万人以上が避難している。この地域では今月に入って大雨や竜巻などの異常気象に見舞われ、これまでに24人が死亡。今後さらに堤防が決壊して洪水が広がる恐れがある。
 洪水はアイオワ州だけでも約1万3千平方キロメートル以上に及び、被害総額は少なくとも15億ドル(約1600億円)に上ると見られている。同州は穀倉地帯として知られ、トウモロコシや大豆に甚大な被害が出て、価格が高騰している。米中西部の洪水としては過去15年で最悪の被害という。


 今年はいろいろあるなぁ・・・国内生産に頼るとしても、そもそも自給率40%以下。加えて、国際的に品薄状態が続いているらしいリン鉱石(肥料の原料のひとつ)の最大生産国の米・中が輸出禁止状態だとか・・・
   ちなみに、被害の深刻なアイオワ、イリノイ両州はトウモロコシと大豆でそれぞれ国内の3分の1を生産している地域。


【自然】紫陽花(あじさい)が咲き始める。
     あじさいは、土壌のPHによって色が変わるそうで、酸性度が高ければ、青に、低ければピンク色に近くなるそう。キャベツの家の近くでは、青紫色の紫陽花ばかり。



【社会】百万人のキャンドルナイト
   6月21日(土)夏至ー7月7日(月)、夜8時から10時の間、電気を消しましょう。というもの。

   カナダの自主停電運動(原発反対)をヒントに、日本で行われるようになったらしい。
   イベントもあるけれど、(東京の場合)それでは結局公共機関を使用するから、ちょっと違うような気もするが…おや、さっぽろキャンドルナイトはなかなかステキなHP。



         .。.:*・゜☆.。.:*・゜☆.。.:*・゜☆.。.:*.。.:*・゜☆.。.:*・゜☆.。.:*・゜☆.。.:* 



本日のひとこと。


   『我らは 我らの主イエス・キリストの能力(ちから)と来(きた)りたまふ事とを
    汝(なんぢ)らに告(つ)ぐるに、
    巧(たくみ)なる作話(つくりばなし)を用(もち)ひざりき、
    我らは 親しくその稜威(みいつ)を見し者なり。

    いとも貴き榮光(えいくわう)の中(うち)より聾(こえ)出でて
    『こは我が愛(いつく)しむ子なり、我これを悦(よろこ)ぶ』
    と言ひ給(たま)へるとき、
    主(しゅ)は父より尊貴(たふとき)と榮光(えいくわう)を受け給へり。

    我らも彼とともに聖なる山に在(あ)りしとき、
    店から出づる此(こ)の聾(こえ)をきけり。

    かくて我らが有(も)てる預言の言(ことば)は堅(かた)うせられたり。
    汝等(なんぢら)
    この言(ことば)を暗き所に燈火(ともしび)として、
    夜明け、明星の汝らの心の中(うち)にいづるまで顧(かへり)みるは善(よ)し。

    なんぢら先(ま)ず知れ、
    聖書の預言は、すべて己(おの)がままに解くべきものにあらぬを。

    預言は人の心より出(い)でしにあらず、
    人々 聖霊(せいれい)に動かされ、神より語れるものなればなり。』

                   (新約聖書・ペテロ第2 1章16-21節,文語訳)
  
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【news】秋葉原

2008-06-13 23:34:30 | Friday -news-
秋葉原(あきはばら)-オタクor電化製品の街、という印象あり。

 いつぞや-かなり前のこと-両親と秋葉原で待ち合わせをしていたところ、彼女は、暇つぶしにアキバの献血ルームで献血をして、マッサージもしてもらえたという。「ちょうど、メイド喫茶の女の子が、出張で手のマッサージをしてくれたの! 月一回だけらしいのよ」という話が印象的だった。
(ちなみに、アキバの献血ルームはこの6月で3周年。だが、どちらかというと、柏の「朝が得だね!焼きたてパンでお出迎え」とか、新宿東口のハーゲンダッツアイスのほうが、少々気になる。
 今度は「貧血デスヨ」って、断られないかしら

 そんなアキバで、アメリカやフランス、中国でも話題になった無差別殺人事件が発生。これについて、様々なニュースがかけ巡る中、こんなニュースもあった。


       ********************


凶行の交差点で止血・人工呼吸、市民が医師が懸命救助
 2008年6月11日(水)

 暴走トラックと凶刃の前に、17人が倒れた東京・秋葉原の無差別殺傷事件。地獄絵のような発生直後の現場で、懸命に応急処置にあたったのは偶然その場に居合わせた医師や通行人だった。「人の命を奪って自分の欲求を満たす犯人は許せない」。最初に駆け付けた医師の目には、今も路上に横たわる人々の姿が焼き付いている。

 「ドクターいますか」

 学会参加のため徳島市から上京し、秋葉原を散策していた産婦人科医、西条良香さん(39)は8日、助けを求める叫び声を聞いて、思わず声のする方向に走った。
 角を曲がると、歩行者天国だったはずの交差点に8人が倒れていた。近くの携帯電話ショップからタオルを借りて、胸や腹部、背中など、被害者の傷口を衣服をめくって止血した。

 次第に応援が増えてきた。気を失いそうな被害者に「しっかりしろ」と声をかける人、散乱した荷物を持ってくれる人--。中には、自分のカバンからタオルを取り出して慣れない応急処置にあたる若者もいた。「どちらかというと『アキバ系』と呼ばれるような見かけの若者たちが、よく助けてくれた」と振り返り、自身について「もっといい処置ができなかったか、後悔もある」とも。

 加藤 智大 ( ともひろ ) 容疑者(25)が取り押さえられた路地の近くでは、若い女性がうつぶせで倒れ、背中から流れ出た血がアスファルトに広がっていた。そこにたまたま居合わせた埼玉県の男性(35)が、女性の傷口の上に両手を強く押し当てて止血しながら、携帯電話で119番通報した。
 男性は医療系大学の学生。3月には近所の消防署で救命講習を受講し、止血や人工呼吸の方法などを学んでいた。「自分の弱さから他人をあやめる犯人に怒りを感じる」と話した。

 東京都中野区の男性(34)は、ドーンという衝撃音を聞き、数メートル離れた場所に止まったトラックのそばに行った。周辺には4人が倒れ、路上に血が流れ出ていた。あおむけで倒れて意識を失っていた男性の元へ行き、素手で口に手をこじ入れて舌を出し、気道確保を急いだ。また、別の通行人2人と一緒に心臓マッサージや人工呼吸を試み、到着した救急隊に男性を引き渡した。
 写真が趣味で、当日も首からカメラをぶら下げていたが、事件の写真は1枚も撮らなかった。「目の前に倒れている人を救助したい一心だった」

 日本医科大付属病院(文京区)の横堀将司医師(33)は、医師や看護師らで組織する災害医療支援チーム「東京DMAT」の一員として、事件発生から約20分後、他のチームに先んじて現場に到着。負傷者の重症度や緊急性を判断し、搬送の優先順位を決める「トリアージ」にあたった。
 横堀さんは「居合わせた市民や医師が、AED(自動体外式除細動器)を持ってきたり、心臓マッサージを行ったりして、我々を助けてくれた。勇気あるボランティアのおかげで、その後有効な治療が行えたと思う」と振り返る。(読売新聞)


 
 昨今、「バスで暴行加えられている男性と殴っている男性を、他の乗客は何も言わず、その殴られた高齢者男性はその後死亡」などという事件、事なかれ風潮の様もちらほら見られる中、こういう話を聞くと、少々ほっとする。

 ちなみに、この日、私はNs3名+ヘルパー1名で勤務しているときだった。皆、驚いた。

 自分がそこにいたら・・・

 最初は、固まってしまっているかもなぁ...



     ******************


 本日のひとこと。

 『もしあなたが、
  「私たちはそのことを知らなかった。」と言っても、
  人の心を評価する方は、
  それを見抜いておられないだろうか。
  あなたのたましいを見守る方は、
  それを知らないだろうか。
  この方は、
  おのおの、人の行いに応じて報いないだろうか。』
                          (旧約聖書・箴言24章12節)





                         

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【news】さつき

2008-05-30 23:59:59 | Friday -news-
5月初旬…北海道でも青森でも30度近くだったのに、月末は関東でもマフラーをしたくなるような寒さ。梅雨(つゆ)が近いとはいえ、不思議な感じだ。

        *************

5月2日
  チリ中部のチャイテン山が噴火し、4,000人が避難した。6日には溶岩流を噴出し火砕流も発生。降灰は隣国アルゼンチンなど広範囲に及び、火山から約70km東に離れた街フタレウフェでは6日時点で30cmの降灰を観測した。チリの火山チャイテン山の噴火のニュース(動画)(火山の様子が凄まじい)

 サイクロン・ナルギス@ミャンマー


         ******************


5月12日

 中華人民共和国四川省でマグニチュード8.0の地震が発生。


         ******************

5月22日

 ににに、と、何かあるかな・・・と見てみたが、これと言ってなし。

 そんなわけで、見てみた。
  今日(22日)は、コナン・ドイルの誕生日。ナオミ・キャンベルの誕生日。リヒャルト・ワーグナーの誕生日。

 そして、見てみた。
  今日は、ヴィクトル・ユーゴーの亡くなった日だ(1885年)。


          *****************


 ほんじつの・・・ある一編。雨の夜長の暇つぶしには、こういうのもまた、ちょうど良いでしょう


                        

「でも、あなた!」とマリユス 1)は尊敬のまじった怒りをこめて叫んだ。
  「あなたはなぜ言ってくださらなかったのです? あなたの罪でもありますよ。人の命を救っておきながら、それを当人に隠しておくなんて!
   そればかりではない、正体を見せるという口実で、ご自分を中傷なさった。それはあんまりです」
  「わたしは真実を言ったのです」とジャン・ヴァルジャン 2)は答えた。
  「いいえ」とマリユスは言った。
  「真実とは全部の真実です。それをあなたはおっしゃらなかった。あなたはマドレーヌ氏だった、なぜそうおっしゃらなかったのです?
   あなたはジャヴェール 3)を救った、なぜそうおっしゃらなかったのです?
   わたしはあなたに命を救っていただいた、なぜそうおっしゃらなかったのです?」

  「わたしもあなたと同じ考えだったからです。わたしはあなたの言うことが、正しいと思っていました。わたしは行ってしまわなければならなかったのです。あなたは下水道のこと 4)を知ったら、わたしをそばから放さなかったでしょう。

   だから黙っているべきでした。

   話せばすべての障害となったことでしょう」

  「なんの障害です! 誰の障害です!」とマリユスは言い返した。
  「あなたはここにいつづけるつもりですか? 僕たちお連れしますよ。
   ああ! なんてことだ! すべてを知ったのが偶然からだと思うと!

   僕たちお連れしますよ。あなたは僕たちの一部です。あなたはあれの父親であり、僕の父親です。こんなひどい家にもう一日だって暮らさせませんよ。
   明日もここにいるなんて考えないでください」

  「明日は」とジャン・ヴァルジャンは言った。










    「ここにはいないけど、お宅にもいないでしょう」




















  「どういう意味です?」とマリユスは訊(き)き返した。
  「ああ、そうか、もう旅行なんて許しませんよ。もう僕たちと別れさせませんからね。あなたは僕たちのものです。放しませんよ

  「今度こそ本当よ」とコゼットが言い添えた。
  「下に車を待たせてあるの。あなたをさらって行きます。なんなら力づくでも連れて行きます
  そして、笑いながら、彼女は老人を腕に抱き上げる格好をした。
  「家には今でもお父さまのお部屋があってよ」と彼女はつづけた。
  「このごろ庭がどんなにきれいかご存じだったら!
   ツツジがとても見事に育っています。
   小道には川の砂が敷いてあって、スミレ色の貝殻がまじっているの。
   わたしの苺(いちご)も食べられてよ。
   わたしが水をやったの。
   そしてもう奥さまだの、ジャンさんだのはおしまい、わたしたち共和制をつくって、みんなが<お前>って呼び合うの、ねぇ、マリユス?
   綱領が変わったのよ。
   そうだわ、お父さま、わたし悲しいことがあったのよ。駒鳥(こまどり)が壁の穴に巣をつくっていたのに、ひどい猫に食べられてしまったの。可哀(かわい)そうに、きれいな、可愛(かわい)らしい駒鳥で、窓から顔を出しては、わたしを見ていたのに!
   わたし泣いたわ。猫を殺してやりたかったわ!
   でもこれからは誰も泣かない。みんな笑うの。みんな幸福になるの。わたしたちと一緒にいらしてね。お祖父(じい)さまもさぞお喜びでしょう!
   庭にご自分の土地を持って、何か植えてちょうだい。お父さまの苺がわたしのぐらいうまくできるか競争しましょう。
   それから、わたしなんでも、お父さまのお望みのことをしてあげるわ、それからお父さまはわたしの言うことをよくきくのよ

   ジャン・ヴァルジャンは聞くともなく耳を傾けていた。言葉の意味より、声の音楽を聞いていた。魂の曇り真珠である大粒の涙が一粒、ゆっくりと目の中に宿った、彼はつぶやいた。

  「神さまが親切な証拠に、この子がここにいてくれる」

  「お父さま!」とコゼットは言った。
   ジャン・ヴァルジャンはつづけた。
  「全く、一緒に暮らすのはすばらしいことだろう。
   小鳥のいっぱいいる木があって。わたしはコゼットと散歩する。生きている人たちの仲間入りをし、お早(はよ)うを言いかわし、庭で呼び合う人たちの仲間入りをするのは、楽しいことだ。
   朝から顔を合わせる。
   それぞれ庭の片隅に何か植える。
   この子はわたしに手づくりの苺を食べさせ、
   わたしはこの子に手づくりのバラを摘ませる。
   すばらしいことだろう。ただ……」

   彼は言葉を切り、そして優しく言った。







                                 「残念だ」











   涙は落ちずに引っこみ、ジャン・ヴァルジャンは涙を微笑にかえた。コゼットは老人の両手を自分の両手の中に取った。
  「まあ!」と彼女は言った。
  「手が前より冷たくなっているわ。ご病気なの? お苦しいの?」

  「わたしがかい? いや」とジャン・ヴァルジャンは答えた。「とても調子がいいよ。ただ……」
   彼は言葉を切った。

  「ただなんですの?」

  「もうじき死ぬのだよ」

   コゼットとマリユスは身ぶるいした。
  「死ぬんですって!」とマリユスは叫んだ。

  「そう、でも、なんでもないことだ」とジャン・ヴァルジャンは言った。

      ・
      ・
      ・
      ・
   ドアで物音がした。医者が入って来たのだった。
  「こんにちは、そしてさようなら、先生」とジャン・ヴァルジャンは言った。
「これはわたしの可哀そうな子どもたちです」

   マリユスは医者に近づいた。彼はただひと言「先生?……」と言葉をかけただけだったが、その言い方には完全な質問が含まれていた。
   医者は意味ありげな目ばたきで質問に答えた。
  「物事が好きなようにならないからといって」とジャン・ヴァルジャンは言って、「神さまにたいして不当であっていい理由にはならない」

   沈黙が訪れた。みんなの胸がしめつけられた。


   ジャン・ヴァルジャンはコゼットの方に向いた。彼女の幾分かを永久に所有しようとでもするみたいに、彼女を見つめだした。すでに闇(やみ)の深みに落ちてはいたが、コゼットをながめて、うっとりとすることができた。彼女の優しい顔の反映が、彼の蒼白な顔を輝かすのだった。墓にも眩惑(げんわく)があるものだ。

   医者は彼の脈を取った。
  「ああ! この人に必要だったのはあなたたちですな」と医者はコゼットとマリユスを見ながらささやいた。
   そして、マリユスの耳もとにかがみこむと、ごく低くつけ加えた。
  「手おくれです」


                ~レ・ミゼラブル(ヴィクトル・ユ-ゴー作、佐藤朔訳,新潮文庫)より~


               



【注】
(「レ・ミゼラブル」)
1)マリユス:コゼットの夫になった人。

2)ジャン・ヴァルジャン:1片のパンを盗んだことが契機で、19年間牢獄にいた。マドレーヌ市長となりその地方を栄えさせたが、自分と間違えられて、別の人が裁判にかけられるのを見過ごせず、名乗り出る。その後、コゼットの亡くなった母親の頼みにより、コゼットを助け出し、養育する。(かなりはしょった説明)

3)ジャヴァール:ハイエナのような、職務に忠実な人物。

4)下水道のこと:パリの崩れ去ろうとするバリケードの中から、ジャン・ヴァルジャンがマリユスを背負って下水道の中を歩き、助け出したこと。
 

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