(ミャンマーの地名付き衛星画像。人口400万人以上の首都ヤンゴンが、激しい洪水の被害を受けていることがわかる)
5月2日(現地時間)、大型サイクロン 1)『ナルギス』がミャンマーを襲った・・・そうな。
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ミャンマー、100万人家失う サイクロン被害拡大
【バンコク=山本大輔】ミャンマー(ビルマ)で約2万人以上が死亡したサイクロンで、家を失った被災者数は推計約100万人に上ることが7日、国連の調べで分かった。ロイター通信が伝えた。多くがアンダマン海に面するエヤワディ管区のデルタ地帯の住民で、気温30度を超える炎天下の避難生活を余儀なくされている。
軍事政権は同日夜の国営放送で、死者が約500人増えて2万2980人に、行方不明者も約千人増の4万2119人になったと発表した。
サイクロンの死者・行方不明者のほとんどがデルタ 2)地帯に集中している。家屋の95%が破壊され、国連などによると、今も5千平方キロが水につかったまま。道路が寸断されて援助物資が輸送できず、食糧や水不足から感染病の流行への懸念も高まっている。
ミャンマー軍事政権は7日、ヘリコプターで食糧などの援助物資の投下を始めたが、陸上の輸送路は確保できていない。支援活動を開始した国際機関も同様で、激甚被災地の住民にたどり着けていない。
AFP通信などによると、避難住民には子どもや高齢者が多く、健康状態が悪化している。河川にはまだ遺体が浮いており、衛生状態も悪い。保健衛生関係者は「マラリアが発生する危険性が高い。生きるための戦いを住民は強いられている」と話した。(2008.05.08朝日新聞)
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軍政が被災者支援の援助物資をすべて「押収」、WFP発表
バンコク――ミャンマー(ビルマ)南部を今月3日(←2日やん?)に直撃した大型サイクロン被害で、被災地支援に当たる世界食糧計画(WFP)は9日、これまで運び入れた非常食など救援物資のすべてを同国陸軍が最大都市ヤンゴンで「押収」したことを明らかにした。
WFPの報道担当は、軍政当局の命令に従うほか選択肢がなく、物資搬送の作業は一切中止したと述べた。押収の狙いは不明としている。
WFPは8日、手配した初の航空機がミャンマーに到着、薬品の応急セットなどが届いていた。同日中に計4機が飛来し、国連機関が援助で派遣した航空機到着はサイクロン襲来以来、初めてとなっていた。国際赤十字の支援飛行機も9日に到着したとの情報がある。軍政当局が押収したWFPの支援物資は38トンに及ぶビスケットなどを含む。
サイクロン被害で、国連関係機関、国際社会は続々と支援を表明しているが、軍政当局は援助要員の入国査証の発給に消極的で、物的支援だけ要求する姿勢への批判も高まっている。ミャンマー駐在の米外交官は、サイクロンによる犠牲者は10万人以上、行方不明者は7万人とも推測している。
軍政が外国援助隊の入国に消極的な理由としては、欧米諸国によるミャンマーでの人権侵害非難への反発や10日に予定する新憲法制定の是非を問う国民投票の監視を警戒しているなどとの見方がある。
この中で、米国、フランス、イタリアなどでは被災者支援で援助物資を空中から投下する強硬案も浮上している。領空通過でミャンマー政府の許可が必要なことから、ゲーツ米国防長官は消極姿勢を示しているが、クシュネル仏外相は国連の承諾を得た場合は可能との見方を示している。
同外相は9日、援助物資約1500トンを積んだ海軍艦船がミャンマーへ向かっていることも明らかにした。5月15日までにミャンマーに到着予定としているが、軍政から入国の承認を得ているのかは不明だ。 (2008.05.09 CNN)
「人はいらない、モノ(と金)はくれ」・・・という姿勢らしかったのだが・・・ともかく、これからの二次災害が最小限に抑えられるならば、いいのですが・・・。
【注】
1)サイクロン(Cyclone):インド洋で発生する熱帯低気圧。
サイクロン・ナルギス(Cyclone Nargis)は、2008年4月27日にベンガル湾中央部で発生した大型のサイクロンである。最も勢力の大きい時点でのシンプソン・スケールはカテゴリー4だった。5月2日にミャンマーのエーヤワディー川デルタに上陸し甚大な被害をもたらし、5月3日にミャンマーとタイの国境付近で消滅した。
2)デルタ:三角州(さんかくす)のこと。河口付近で見られる地形で、枝分かれした2本以上の河川(分流)と海で囲まれた三角形に近い形をしている。ギリシャ文字のデルタ(Δ)に似ていることから、デルタ、デルタ地帯とも呼ばれる。
モンスーンアジアでは三角州は主に水田に利用されている。
今日のひとこと。
『明日のことを誇るな。
一日のうちに何が起こるのか、
あなたは知らないからだ。』
(旧約聖書・箴言27章1節)
「明日があるさー」って、だれが言えるんだろう。
こどもだろうと大人であろうと、じいさまばさまであろうとも。
もちろん、明日があると思うから、こうしてああして・・・って計画を立てて、毎日を過ごすんだけど...。
5月2日(現地時間)、大型サイクロン 1)『ナルギス』がミャンマーを襲った・・・そうな。
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ミャンマー、100万人家失う サイクロン被害拡大
【バンコク=山本大輔】ミャンマー(ビルマ)で約2万人以上が死亡したサイクロンで、家を失った被災者数は推計約100万人に上ることが7日、国連の調べで分かった。ロイター通信が伝えた。多くがアンダマン海に面するエヤワディ管区のデルタ地帯の住民で、気温30度を超える炎天下の避難生活を余儀なくされている。
軍事政権は同日夜の国営放送で、死者が約500人増えて2万2980人に、行方不明者も約千人増の4万2119人になったと発表した。
サイクロンの死者・行方不明者のほとんどがデルタ 2)地帯に集中している。家屋の95%が破壊され、国連などによると、今も5千平方キロが水につかったまま。道路が寸断されて援助物資が輸送できず、食糧や水不足から感染病の流行への懸念も高まっている。
ミャンマー軍事政権は7日、ヘリコプターで食糧などの援助物資の投下を始めたが、陸上の輸送路は確保できていない。支援活動を開始した国際機関も同様で、激甚被災地の住民にたどり着けていない。
AFP通信などによると、避難住民には子どもや高齢者が多く、健康状態が悪化している。河川にはまだ遺体が浮いており、衛生状態も悪い。保健衛生関係者は「マラリアが発生する危険性が高い。生きるための戦いを住民は強いられている」と話した。(2008.05.08朝日新聞)
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軍政が被災者支援の援助物資をすべて「押収」、WFP発表
バンコク――ミャンマー(ビルマ)南部を今月3日(←2日やん?)に直撃した大型サイクロン被害で、被災地支援に当たる世界食糧計画(WFP)は9日、これまで運び入れた非常食など救援物資のすべてを同国陸軍が最大都市ヤンゴンで「押収」したことを明らかにした。
WFPの報道担当は、軍政当局の命令に従うほか選択肢がなく、物資搬送の作業は一切中止したと述べた。押収の狙いは不明としている。
WFPは8日、手配した初の航空機がミャンマーに到着、薬品の応急セットなどが届いていた。同日中に計4機が飛来し、国連機関が援助で派遣した航空機到着はサイクロン襲来以来、初めてとなっていた。国際赤十字の支援飛行機も9日に到着したとの情報がある。軍政当局が押収したWFPの支援物資は38トンに及ぶビスケットなどを含む。
サイクロン被害で、国連関係機関、国際社会は続々と支援を表明しているが、軍政当局は援助要員の入国査証の発給に消極的で、物的支援だけ要求する姿勢への批判も高まっている。ミャンマー駐在の米外交官は、サイクロンによる犠牲者は10万人以上、行方不明者は7万人とも推測している。
軍政が外国援助隊の入国に消極的な理由としては、欧米諸国によるミャンマーでの人権侵害非難への反発や10日に予定する新憲法制定の是非を問う国民投票の監視を警戒しているなどとの見方がある。
この中で、米国、フランス、イタリアなどでは被災者支援で援助物資を空中から投下する強硬案も浮上している。領空通過でミャンマー政府の許可が必要なことから、ゲーツ米国防長官は消極姿勢を示しているが、クシュネル仏外相は国連の承諾を得た場合は可能との見方を示している。
同外相は9日、援助物資約1500トンを積んだ海軍艦船がミャンマーへ向かっていることも明らかにした。5月15日までにミャンマーに到着予定としているが、軍政から入国の承認を得ているのかは不明だ。 (2008.05.09 CNN)
「人はいらない、モノ(と金)はくれ」・・・という姿勢らしかったのだが・・・ともかく、これからの二次災害が最小限に抑えられるならば、いいのですが・・・。
【注】
1)サイクロン(Cyclone):インド洋で発生する熱帯低気圧。
サイクロン・ナルギス(Cyclone Nargis)は、2008年4月27日にベンガル湾中央部で発生した大型のサイクロンである。最も勢力の大きい時点でのシンプソン・スケールはカテゴリー4だった。5月2日にミャンマーのエーヤワディー川デルタに上陸し甚大な被害をもたらし、5月3日にミャンマーとタイの国境付近で消滅した。
2)デルタ:三角州(さんかくす)のこと。河口付近で見られる地形で、枝分かれした2本以上の河川(分流)と海で囲まれた三角形に近い形をしている。ギリシャ文字のデルタ(Δ)に似ていることから、デルタ、デルタ地帯とも呼ばれる。
モンスーンアジアでは三角州は主に水田に利用されている。
今日のひとこと。
『明日のことを誇るな。
一日のうちに何が起こるのか、
あなたは知らないからだ。』
(旧約聖書・箴言27章1節)
「明日があるさー」って、だれが言えるんだろう。
こどもだろうと大人であろうと、じいさまばさまであろうとも。
もちろん、明日があると思うから、こうしてああして・・・って計画を立てて、毎日を過ごすんだけど...。
その言葉を見て、この詩を思い出しました。
http://blog.livedoor.jp/ritsu_mei/archives/51110578.html
ローラ・ホートン、「最後だとわかっていたなら」
泣けてくる(´;ω;`)
私も、似たようなところで、こんなのhttp://blog.goo.ne.jp/mtruth/e/9005d6e104c37721274751fbfafe6ba3を思い出したり・・・。一日、一日を大事にって。
あと、もうひとつ…思い巡らすこともあったりしてf(^^;
人は死んで終わりではなく、その人生の裁きがあるんだよなってことを。
(できたら、愛する人々とは、天国で再会したいなぁ・・・って)