夏山山行@常念・燕

2015/08/01-08/03 北ア・常念~燕岳



梅雨もようやく明け本格的な夏がやってきた。
まずは夏山の足慣らしに行こうと常念・燕へ
土日月の3日間で向かうことにしていたのだが・・
山行前の金曜未明、突然やってきた腹痛で、
たまらず夜間救急へ。なんと今年3回目の憩室炎でした。
何でこんな時に? CTをみた先生が「憩室がかなりたくさん
ありますね。」と言ったのを聞いてあとからふと疑問が?
正月の救急でCTをみてもらったときには何度も見返して
ようやく憩室を発見したのに、急激にこんなに増えるか?
でよくよく考えてみたら木曜日に健康診断でバリウムを飲んで
いたのでした。ということは・・バリウムが憩室という憩室に
たっぷり入り込んでそれがしっかりとCTに写り込んで、だから
たくさんあるのが良くわかったのでは・・。
うーむ、どうやら今回の憩室炎はバリウムを飲んだ事がきっかけと
なった様な気がして仕方ない・・。
ともあれ、急激な腹痛も一晩すぎ午前中仕事を休んでいたら
急速に回復してきて午後からの仕事を終え帰宅した頃にはほとんど
気にならない程度に回復していた。マッチャンには心配をかけたが
ここは行きましょう・・。 と前置きが長くなったが夏山を何とか開始することが
できました。。


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8月1日 (一の沢~常念小屋cs~常念岳)
今回は大学の先輩との3人山行。まずは穂高のしゃくなげ荘に車を
留めタクシーで一の沢登山口へ。しばらく沢沿いの道を歩いてだんだんと
高度を上げ樹林のジグザグ道を登って行くと案外あっさりと稜線へ
到着。 3時間45分と快調な出足で初日の常念小屋のキャンプサイトへ
到着したのでした。早速テント場で祝杯の焼き肉パーティーを行い
まったりした後、常念山頂を目指す。



快晴の空のもとたくさんの人でにぎわう頂上へ約1時間で到着し、3人めいめい展望をたのしむ。
がなんだか皆睡眠不足で眠くそれぞれが日陰を探して猫の様に伸びて
お昼寝。結局だらだらとそのまま山頂で2時間あまりも過ごしいつの
まにか頂上は我々のみになっていました。
山頂から降りるともう4時で軽く夜食をとったのち、国際宇宙ステーションが
7時40分すぎに西から東へと静かに移動するのを観察して眠りにつきました。



◆2015/08/01

6:00 一の沢登山口出発
9:50 常念小屋 CS
 常念岳ピストン


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8月2日(常念小屋~大天井岳~燕山荘cs)

今日も快晴。
5時に日の出をみてからテント場を出発。最初のきつい登りの
横通岳を登り、東天井岳をまいていくと、一気に視界がさらに広がり
槍穂高から立山剣そして後立山と見事な展望が待っていました。
さくっと大天井の小屋に到着。トイレもきれいに改装され清潔で快適な
テント場になっていました。 ここからは荷物をおいて頂上へ。
久しぶりにみる完璧な快晴の空は気持ちよいです。
小屋まで戻ると、燕山荘までの後半ルートです。



常念の大きな山腹をトラバース気味に下降し、そこからは稜線南面の暑い草つき帯を歩いて、
いったん鞍部へ、そこから一気に登りあげると大下りの稜線にでます。
先行していたマッチャンが「行くの~休むの~!」と聞いてくるが
そら休むでしょ。ここで休憩し後は1時間の歩みで燕山荘CSへ到着。
日曜日なのでさほど混んでないかと予想していましたが、すでにキャンプサイトは
テントがたくさんたち始めていてさすが夏休みです。
今日は楽しみにしていた燕山荘キャフェテラスでの昼食宴会。
カツ三昧カレーという絶品カレーや、ビーフシチュー、ソーセージ、
そしてデザートのケーキなどなどたくさんおいしい物をいただいて
山の上ではなかなかあり得ない満足な午後を過ごしました。



明日は東沢乗超から東沢を降りるつもりなので小屋の受付で情報を得ようと
したところなんと、台風と雪崩で道がかなり荒廃していて通行困難とのこと。
安全第一主義なので残念ながらここはあっさりとあきらめ、翌日は燕をピストンして
降りる事に決定。

◆2015/08/02

5:10 常念小屋cs発
7:00 東大天井岳
7:50 大天井小屋(頂上往復)8:50
10:20 大下り
11:20 燕山荘cs

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8月3日 (燕山荘cs(←→燕岳←→北燕岳←→下降点台地)~中房温泉)
今日も快晴。テントをおいて燕岳、北燕岳へと向かい、さらに東沢乗越しへの
下降点の台地まで行くことに。燕岳への稜線のみならずそこから先の稜線も
ちょうどコマクサの最盛期を少しすぎた頃で少し花がひなびかかっていたりしますが
それでもあたり一面ピンクの花で斜面があちこち華やかになっています。







これでもかというくらい写真を撮りまくりながら先輩の歩みは遅々として進みません。
しかし、北燕岳からのトラバース途中、ラッキーな事にライチョウさんに遭遇!


今シーズン初めての出会いで、親と子1匹の2羽雷鳥でした。この30年くらいで
ライチョウは2/3程度に減少しているとTVで言っていましたが、この子ライチョウさんが
何とか元気に生き抜いて欲しいと願いつつその場を後にしました。
東沢乗越への下降点までやってきたわれわれですが、さすがにこの時間にこのエリアまで
くる人は少なく、展望のある場所でハムを焼いて食べながら、立山剣や後立山の展望を
十分に堪能しながら今日もまたのんびりとしたのでした。
テント場に帰ると後は合戦尾根を降りるのみ。さくっと2時間余りで降りて
この夏の第1ラウンドは終了したのでした。

◆2015/08/03

5:45 燕山荘cs
  燕岳-北燕岳
7:05 2723m下降点台地 8:15
9:40 燕山荘cs 10:50
13:00 中房温泉
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