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ちゃたろう山日記+

山の日記や日々のたわごと

多宝塔色々

2006年12月16日 | 建築・アート
お寺回りの興味深い建物で、多重塔(3重・5重の塔)以外の物と言えば、
「多宝塔」がある。多宝塔は下部の屋根の上に球状の漆喰壁がひっついて
その上にまた屋根が有るという非常に凝った作りである。
この屋根と球状の壁との構成がとっても美しくまた惹かれる構造です。
それぞれ微妙に違いが有りますが、僕は石山寺の多宝塔が好きです。



◆国宝:石山寺の多宝塔

◆中山寺の多宝塔

◆壺坂寺の多宝塔

五重の塔色々

2006年12月13日 | 建築・アート
この数年のお寺回りをしていて楽しみのひとつが、それらお寺の建築物を見ることである。 お寺というもの自体、いわば昔は公共建築であり多くの財をつぎ込んで作られている。それらは、建物自体が立派な作りであったり、あるいは特殊なロケーション(島の中、岩壁の中、山の上)だったりして、その時代にかけた労力を考えると凄いなあ~といつも思ってしまいます。

 そういうお寺で構成されている建築物には色々な物が有りますが、やはり目を引くのは”塔”ですね。 塔があるお寺は何とも凛とした感じがあって引き締まって見えます。そしてまた、昔ならランドマークとしての役割も有ったのでしょう。
それら塔もプロポーションは様々でして、細身のすっきりしたものや、屋根の大振りな物まで色んな形があります。今回の四国の旅で僕は、ほっそりとして引き締まった本山寺の五重の塔が気に入りました。


四国70番札所、本山寺の五重の塔

西国28番札所 成相寺の五重の塔

遍路を回る

2006年12月07日 | 建築・アート
四国八十八ヶ所のお遍路回りの際にはお寺で納経札というものに名前を書いて納めるのだが、八十八ヶ所を何回回ったかでお札の色が異なっています。
初めての人は白紙でしてその後、何回かで色が変わって、100回!以上回った人は錦織製の納経札となるわけです。(自分で作るのですが・・)
たまたま自分がお札を納めるときにそれが有った場合、ありがたく頂いてもよろしいということになっているらしい。 と、今回なんとそのお札がたまたま有りまして、ありがたく頂いて来たわけです。裏に書いてあるのをみると、この方はなんと180回もお遍路を回っている様です。スゴーイ!。
 当然四国の方で、車で周回しているからここまで回れるのでしょうが、それにしてもこれまでにさせる力があるところがお遍路の凄さですね。

数多く回る人、歩いて回る人、人それぞれスタイルが有りますが遍路旅は「自分を見つめる時間を作る」ってところが根底に有るような気がします。
そんな意味では、歩いて登る山登りと意識感覚では共通する所も有るような気がしています。

四国八十八お遍路

2006年12月06日 | 建築・アート
この前の週末は義父母のお供で四国八十八ヶ所のお遍路旅であった。
彼等にとっては今年に入って3回目のお遍路旅であり、これまでで70ヶ所あまりを回ったことになる。
 実は数年前には西国三十三ヶ所も回ったことが有る。西国と四国で決定的に違うのは、西国の方がお寺が立派で有ると言うことだ。そしてまた、回る人の姿勢も大きく違っている。
 西国三十三ヶ所は殆どの人が車を使ってお寺を回っている。一方四国の方はと言えば、やはり殆どが車ではあるのだが、少なからず、徒歩や自転車で回っている人も居るのだ。そして又西国を回る人の多くが半分観光気分なのに比べて、四国を回る人の方はきちんと般若心教を唱えていてお参りの心が随分と違う様である。僕らは車で回っているのでやっぱり半分観光気分であるのだが、歩いて回っている人を見ると、何か心の中に想いや、何かしら人生の何かを背負っているような風情の人が多くて、なんだか頭が下がるおもいがするのである。そしてまたそういう所からか、お遍路を回る人に対して地元の人は御接待と称して色々と物を施してくれるのである。

 ボクはといえば最初は回る事に躊躇していた所も有ったものの、こんな風な四国お遍路を回る人のスタイルやそれが生活の中の一部になってしまっている四国の風土になんとも惹かれた気がしている。 
 宗教心が強くなったかどうかは分からない。だけど般若心教を無心になって唱えたりしていることに何かすがすがしさを感じ始めていることも事実である。何だか良く分からないけれども、心の持ちようが少し変わってきた気はするのである。

あと一回でこのたびも終わるが最後にどうゆう心になるのか、今から少し楽しみでもある。

西国八十八ヶ所@お宝発見

2006年10月12日 | 建築・アート
西国八十八ヶ所巡りしていてとある所にお昼ご飯を食べに入った。
食堂は一見普通の様子だが、壁をよく見てみるとなにやら芸能人が沢山訪れてきていて、その時の写真が沢山飾ってある。歌手やら、芸能人、プロレスラなどなど・・。ここまではたまにあるごく普通の食堂の風景だ。

食事を終え支払いを済ませて帰ろうかと入り口付近でぶらぶらしていたら、
写真がまた有る。おー懐かしい、アンドレザジャイアントや、ジャイアント馬場
までここに来たんだ・・。と話していると、店の女将さん風の人が出てきて、
足下を指す。よくよく見ると、ギョエ! ジャイアント馬場の靴とレスリングシューズがあるじゃあないですか。凄いなあ~。などと話していると、「もし時間が有るようでしたらちょっと寄っていきませんか・・?」などとなぞめいた言葉をおっしゃる。??

案内されるままに店の奥にある、「応接室」に通されると・・・。なにやらごちゃごちゃしたその部屋には一人のご老人が待ちかまえていた・・。

頭???のままよくよく聞いてみると、どうやらプロレスマニアのおじいさんだったのでした。


部屋の中には、知る人ぞ知るかつての有名プロレスラのスゴイお宝がザクザク。
デストロイヤ、タイガーマスク、ミルマスカラスの覆面に、タイガージェットシンの剣、ジャイアント馬場のベルト、その他プロレス関係のお宝品々が一杯溢れる
スゴイ空間だったのでした。そして、それらプロレスラーがここに来て一緒に移した写真をおじいちゃんは一つ一つ見せて解説してくれたのでした。そしてジャイアント馬場のベルトを掛けて写真を撮って見ろと我々に勧めてくれたのでした。
チャンピオンベルトはずっしりと重かったです。



どうやら、この店にはブッチャー、スタンハンセン、ジャンボ鶴田、大仁田厚、アントニオ猪木などなど往年のスタープロレスラーから、田中角栄、最近のお相撲さんまで色んな人がたくさん訪れたようです。

そしてこのお宝も、例のTVの鑑定団に出たようでして、TV撮影の為の
預かり金として2000万円置いていったようです。(ということはそれだけの
価値のあるお宝ということですね)

じっちゃんのあまりのマニアックさ我々はたじたじとなりながら、ひたすら、スゲ~!を連発して、何故か汗をかきかき、その店を後にしたのでした。

四国八十八箇所巡り-Round2

2006年10月10日 | 建築・アート
この連休、台風の進路が気になっていたので、ここはあっさりと山を諦め、マッチャンのご両親の四国八十八箇所巡りの旅に助さん・角さんとして僕たちも同行する事にしたのでした。
 一昨年に西国三十三箇所を終わった義父母は今度は四国霊場を目指しておりまして、マッチャンは初回から参戦中。今回、四国中盤となる高知から足摺岬方面の、最も遠くて大変な所で私も参加と相成った訳です。

 さすがに四国、北アルプスの吹雪が嘘のようです。山とは違って、カツオづくしの美味しい料理と宿でノンビリとした時間を過ごして、お寺で般若心経を唱えて、心新たに修行?したのでした。

途中でプロレスラーのお宝(タイガージェットシンの剣、ジャイアント馬場のベルト)なんかも見せてもらったりとおかしな旅でした。