西国八十八ヶ所巡りしていてとある所にお昼ご飯を食べに入った。
食堂は一見普通の様子だが、壁をよく見てみるとなにやら芸能人が沢山訪れてきていて、その時の写真が沢山飾ってある。歌手やら、芸能人、プロレスラなどなど・・。ここまではたまにあるごく普通の食堂の風景だ。
食事を終え支払いを済ませて帰ろうかと入り口付近でぶらぶらしていたら、
写真がまた有る。おー懐かしい、アンドレザジャイアントや、ジャイアント馬場
までここに来たんだ・・。と話していると、店の女将さん風の人が出てきて、
足下を指す。よくよく見ると、ギョエ! ジャイアント馬場の靴とレスリングシューズがあるじゃあないですか。凄いなあ~。などと話していると、「もし時間が有るようでしたらちょっと寄っていきませんか・・?」などとなぞめいた言葉をおっしゃる。??
案内されるままに店の奥にある、「応接室」に通されると・・・。なにやらごちゃごちゃしたその部屋には一人のご老人が待ちかまえていた・・。
頭???のままよくよく聞いてみると、どうやらプロレスマニアのおじいさんだったのでした。

部屋の中には、知る人ぞ知るかつての有名プロレスラのスゴイお宝がザクザク。
デストロイヤ、タイガーマスク、ミルマスカラスの覆面に、タイガージェットシンの剣、ジャイアント馬場のベルト、その他プロレス関係のお宝品々が一杯溢れる
スゴイ空間だったのでした。そして、それらプロレスラーがここに来て一緒に移した写真をおじいちゃんは一つ一つ見せて解説してくれたのでした。そしてジャイアント馬場のベルトを掛けて写真を撮って見ろと我々に勧めてくれたのでした。
チャンピオンベルトはずっしりと重かったです。
どうやら、この店にはブッチャー、スタンハンセン、ジャンボ鶴田、大仁田厚、アントニオ猪木などなど往年のスタープロレスラーから、田中角栄、最近のお相撲さんまで色んな人がたくさん訪れたようです。
そしてこのお宝も、例のTVの鑑定団に出たようでして、TV撮影の為の
預かり金として2000万円置いていったようです。(ということはそれだけの
価値のあるお宝ということですね)
じっちゃんのあまりのマニアックさ我々はたじたじとなりながら、ひたすら、スゲ~!を連発して、何故か汗をかきかき、その店を後にしたのでした。