塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

今J1クラブが外国籍選手を獲得するならば

2020-12-26 20:42:43 | 日記
 柏レイソル首脳陣がマイケル・オルンガを獲得した際、さすがにリーグMVPと得点王に輝くとは考えなかったはずです。

 ただレイソルの方針が、他のJ1クラブに対して大きなメッセージを送ったように思います。

 ヴィッセル神戸が2017年にルーカス・ポドルスキ、翌年にはアンドレス・イニエスタを獲得し、シーズン・チケットホルダーやアウエイファンも興奮させましたよね。

 この方針は神戸が

 1・胸スポンサーとしてバルセロナを支援
 2・よりグローバルに打ってでるため、クラブの知名度と資産増加、そして戦力強化と同時に向上させる

 という形があったと考えます。

 一方でイニエスタに支払う報酬もかなりの金額になりますし、トーマス・フェルメーレンも含めて故障が多い、30代の「名手」に巨額を投じることは、一種の賭けに近い印象を受けます。

 2014年、セレッソ大阪とディエゴ・フォルランの事例も同様ではないでしょうか。

 オルンガの例は

 イニエスタのような世界的知名度は不要
 セビージャのように移籍させ、丁寧に向かい合うことで選手の資産価値を向上させる
 適切な段階で移籍させ、その資金で新しい選手を買う

 という形の方が、J1クラブには有意義であると示した気がします。

 ガンバ大阪で活躍するパトリックのように、日本でのプレイに満足し帰化して代表招集を受けたいと考える外国籍選手の方が稀ですよね。

 大抵の選手はJリーグ内でも移籍しますし、オルンガのように本場である欧州でやりたいという気持ちを止めることは出来ません。

 ですので無名であり、中堅国からの引き抜きでもやり方次第では選手にもクラブにも、大きなメリットをもたらした成功例として、オルンガの事例は非常に学ぶべき事柄ではないでしょうか。
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