塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

ブランド契約の表と裏

2012-11-05 01:02:52 | 日記
 ルート・グリットは1987年のバロンドールを受賞した類まれな選手でしたが、その一歩で師事する
監督との軋轢も度々生じました。

 彼はポジションを固定されるのが嫌で、その為に1994年のワールドカップも辞退し、大きな話題を
呼びました。

 そんなグリットはロットの契約選手でしたが、

 「専属契約」

 には不自由を感じなかったのでしょうか?

 今も同じだと思いますが、ブランドと契約が切れた選手は新しい契約先が見つかるまで、そのスパイク
のラインをマジックで消して使っていました。

 しかし近年は合皮の鮮やかな色彩の物が多い為、ブランド・ロゴを消す作業は大変でしょうが。

 ブランド契約というのは

 1・ブランドからの契約金と自分の脚に適した靴の提供
 2・ウエアを含むアパレルの提供

 という側面がありますが、当然他の靴がどんなに良い品と言われても着用できませんし、休日をCM撮影
やイベントでつぶれてしまう可能性もあります。

 グリットのように

 「自由でいたい」

 と主張した選手が、靴に関してはそうでなかったとすれば、なんだか可笑しい気がします。

 ギルバート・アリーナスというプロバスケット選手は、かつてアディダスと親密な関係にあり、彼専用の
靴が提供されたくらいでした。

 しかし、彼が銃を不法所持して以降その間柄は解消され、両者は決別します。

 アリーナスがその後どうしたかと言えば、自分の履きたい靴をスポーツ店で購入し、

 「日替わり」

 で全く違う靴を履き、コートに立ったのです。

 彼の言動はバスケット・シューズの熱烈ファンから大きな注目を浴びたようで、日本の専門誌「HOOP」
も記事にしたくらいです。

 サッカー選手も心のどこかで

 「あのスパイクを履いてみたい」

 そう思いながら提供品を試着している可能性はありますね。

 
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