塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

ベンフィカが再びポルトガル王者の椅子を手に入れる

2010-05-07 16:39:38 | 日記
 フランスでは遂にマルセイユに歓喜の瞬間が訪れ、スコットランドではレンジャーズがリーグとカップの2冠を達成と、欧州各国リーグで続々と今季の王者が決定しています。

 そしてポルトガルではベンフィカがブラガとのデッドヒートを制し、通産32回目の優勝をほぼ手中におさめています。

 ポルトガルでは、3強以外のクラブが優勝する事はほとんど無いため、ブラガが優勝したことがポルトガルにとって価値あるものと思いますが、ベンフィカの優勝はトラパットーニ政権下の2004-05シーズン以来の出来事なので、これはこれで良かったと思います。

 かつてポルトガルサッカーの代名詞であったベンフィカですが、近年はFCポルトが顔役となり、彼らの存在感は極めて薄くなっていました。

 宿敵がリサンドロ・ロペスとルイス・ゴンザレスを売却したこともベンフィカには追い風になったのでしょうが、ディ・マリアとアイマールというふたりにアルゼンチン代表が、額面どおりに活躍をしたことも大きいと思います。

 ベンフィカ優勝の陰には、スポーツ・ディレクターとして支え続けたルイ・コスタの存在があるようです。皆が皆ルイ・コスタの仕事を絶賛しており、レアル・マドリーに移籍が囁かれるディ・マリアも、再びベンフィカと契約を結ぶ可能性があるようです。

 また6日発売のワールドサッカー・ダイジェストでも彼の仕事がクローズ・アップされていて、
 1・ポルトガル国外でベンフィカのファンは20万人に達していて、
 2・主力のひとりであるアイマールは、「ルイ・コスタがいなかったなら、ベンフィカにはこなかった。」と言い切るほど、ルイ・コスタの仕事振りを評価しています。

 ルイ・コスタというクラブの英雄が、裏方としてクラブを支えている事。
 この事実がベンフィカに栄冠をもたらした要因のひとつであることに間違いありません。

 スポーツ・ディレクターという仕事に真正面から取り組んでいる姿が、選手たちの心を突き動かしたのでしょう。
 
 「クラブの英雄がここまで汗を流しているのだから、俺たちが汗を流さないわけにはいかない」と。

 
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