塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

アルディージャとINAC神戸が抱える不安点

2013-05-04 23:33:46 | 日記
 J1のクラブで唯一アルディージャだけが「特権」として狙える無敗優勝の可能性。

 一方でスポーツナビを読むまで気が付きませんでしたが、INAC神戸の44連勝といまだ負けなしで連勝街道を突き進ん
でいます。

 得点王に輝いた高瀬は、広島の佐藤と共にヒュンメルの広告にも起用され、田中陽子を軸に20代前後の若い力も積極的に
獲得するなど、成すべきことをしています。

 一方で両者に共通している点、それは

 「連勝が止まった際の反動でくる連敗の恐れ」

 ではないでしょうか。

 ジュビロは森下監督を解任し出直しをはかりましたが、取れる時に勝ち点3を得なくては降格してしまうのがサッカーの
厳しさです。

 さすがに今季のアルディージャが格争いに加わることは無いでしょうが、仮に主軸である青木、ズラタン、ノヴァコビッ
チがカード累積、もしくは故障で出場できない時、周囲がどう彼らの不在を克服するか。

 この点はベルデニック監督も留意しているでしょう。

 広島と仙台がチャンピオンズ・リーグとJ1を掛け持ちできる体力が無かったように、アルディージャがもし来季アジアで
戦うことになれば、

 「選手層の拡大と選手の年俸高騰」

 という、今まで味わう事の無かった嬉しさとつらさ、これらを同時に味わう形になります。

 もし優勝して賞金2億円を手にし、スポンサーであるアンダーアーマ、NTTから金額を上積みされても、主力の売却なし
に新戦力の加入は難しいように思えます。

 現段階では無敗優勝もチャンピオンズ・リーグも単なる

 「仮定の話」

 でしかないのですが、案外本気でこの2点を心配しなくてはいけない状況のように見えます。

 
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アルディージャが成し遂げるかもしれない出来事

2013-05-04 01:39:53 | 日記
 「無敗優勝」

 監督と選手にとって、シーズン究極の目的は得た優勝回数ではなく、敗北無しでシーズンを終えることかもしれません。

 2003-04シーズン、プレミアを無敗で制覇したアーセナルは4-4-2から繰り出される美しいパス・サッカー
で周囲を釘づけにしました。

 ティエリ・アンリ、ロベール・ピレスにパトリック・ヴィエイラ。

 中心選手の成功はそのままヴェンゲルの炯眼として注目されましたが、この優勝を境にアーセナルガ覇権から遠ざかっ
ていることは皮肉ですね。

 2011-12シーズン、セリエAで無敗優勝したユヴェントスは数シーズン続けての借りを、見事な形で返上しまし
た。

 アルベルト・ザッケローニ、チロ・フェラーラ、ルイジ・デルネリなど停滞期に指揮を任された監督からすれば、

 「私たちにもアントニオ・コンテと同じだけの信頼と補強費を与えるべきだった。」

 と愚痴るでしょうね。

 特にフェラーラはナポリから移籍後、パオロ・モンテーロと並びユーヴェの最終ラインに君臨してきた、生き字引でも
あったのですが。

 ジエゴ、フェリペ・メロといった新戦力がクラブに馴染めず、すぐに去っていった数年前の暗さとは無縁の今、ユヴェ
ントスに求められるのは

 「欧州での活躍」

 でしょうね。

 もし今季アルディージャがJ1発の無敗優勝を成し遂げたなら。

 この話題が完全に時期外れだとは理解していますが、どこか気になってしまいます。

 2011シーズン、レイソルがJ2に続く2季連続優勝を成し遂げた時も素晴らしいと思えましたが、無敗優勝をこの
目で確認できたなら。

 アルディージャ・ファンの歓喜は爆発するでしょうね。
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契約選手のむずかしさ、販促と売り上げの勘定

2013-05-04 01:25:08 | 日記
 サッカーではバスケットの世界のように、選手名が入ったスパイクが発売されていません。

 2005年当時、ナイキがロナウジーニョの名前を冠したスパイクを発売しましたが、思惑は違った方向に進んでしまい
ました。

 両者共にこんなに早く絶頂期が到来し、緩やかに下降していくとは想像できなかったのでしょう。

 しかし選手名が入らなくとも、ブランドの顔は自身の為に作られた靴のためにプロモーション活動を行う必要があります
し、どこかで売り上げの勘定もしなくてはなりません。

 「自分の履く靴が不人気だったらどうしよう」

 もし僕が選手なら、背筋が寒くなるでしょうね。

 「お金入りませんから、僕の為に特別な靴なんか作らないでください」

 と頭を下げているでしょうし、本田圭祐がミズノに特注した紫色のスパイクは、まさに本田だからこそ生まれた発想なの
ですから。

 大手だろうが小規模メーカーだろうが、作った靴は当然売れて欲しいはずですが、発売のサイクルは年を追うごとに短く
なり、すぐに型落ちが生まれてしまいます。

 ブランドとしては、有名選手を複数確保する必要がありますし、その為の契約金や内容を細部まで吟味する必要がありま
す。

 有名選手といえども体調不良、故障とは無縁ではありません。

 ですから契約選手がひとりでは、体調と成績の両方が下降してきた際に、ブランド側は有効な販売促進が出来ず立ち往生
してしまいます。

 複数の契約選手を抱えていても、ヒュンメルが広島の佐藤、アンブロがガンバの遠藤というように主役が決まっている面
もあるのですが。

 その反面子供たちや学生が、自分と同じ靴を求めた際の嬉しさは選手でないとわかりません。

 選手冥利に尽きる瞬間でしょうね。
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