G.W最終日。とはいってもダンナは祝日は関係ない仕事なので あまり実感はないのですが
昨日は珍しく糸島のほうの産直のお店に二人で 野菜や魚を買出しにいきました。
なんと350円という激安で仕入れたアンコウを、ダンナがさばいてくれて 夜はアンコウ鍋をおいしく
いただきました。
癌の診断が確定してから、三十数年ぶりに仕事を辞めたので現在無職。 毎日何をしているかと
いうと、掃除や洗濯など定番の家事をすませた後は ひたすら読書。病気がわかってからお見舞
いのつもりなのか子どもたちが 大量に運び込んできた本を片っ端から読んでいます。
まず癌関係の本が二冊。それに自分で買った、吉野実香さんの「癌と闘わない」 伊坂幸太郎の「モダ
ンタイムス」横山秀夫の「64」今野敏の「ヘッドライン」 吉田修一の「さよなら渓谷」と「東京湾
景 」映画になった「探偵はバーにいる」 と「半沢直樹」の原作「オレたちバブル入行組」。私は自分
では あまりベストセ ラー系の本を買わないので、どれもとても面白く読みました。 他にも映画館で
「白ゆき姫殺人事件」を観て、DVDで「そして父になる」を観て と、病気を口実にイン ドアライフを
満喫しています。
家に一人でいる時はあまりTVはつけないのですが、先日たまたまつけた らなんと WOWOWで「パン
ドラ」というドラマの無料放送をやってました。しかも「パンドラ」 シリーズ の第一作が全話無
料というのですごく得をした気分で録画しましたが これがタイムリーというか何と いうか、癌が
治る奇跡の効ガン剤「パンドラ」の 話。その夢の抗ガン剤をめぐって、政治家やら、大学 病院の
偉い先生やら、製薬 会社の人間やらが、文字通り血みどろの暗闘を繰り広げるという「アウトレ
イジ」 も真っ青な、全員悪人みたいなお話でした。
これとほぼ同時進行で、海堂尊の この前ドラマになった「螺鈿迷宮」の原作を読んでまして、こち
らは末期癌の 患者たちのいわゆる終末医療をめぐるミステリー。患者が続々謎の死を遂げる お話で
この 二つを抱き合わせで観たり読んだりしたら、もう恐ろしくって 病院になんかとても行けません
という のは半分冗談ですが(半分は本気)
本や映画やドラマのいいところは、何といってもそれに集中している間は、 現実のいろいろな悩みや
問題を忘れられることでしょう。それならギャンブル だってゲームだって、現実を忘れられると言わ
れるかもしれません。確かに 現実逃避という側面では同じと言えなくもありません。けれど小説や映
画が ギャンブルやゲームと決定的に違うのは、その世界が人間の玉手箱(まあ それこそパンドラ
の函のこともありますが)だということだと思います。
こうして手当たり次第に読んでいると、今という時代がどういう時代なのか どういう社会なのか、
どういう人間たちが、どういう風に生きているのか 生きて、働いて、傷つけて、憎んで、愛して。
色々な人間たちの考え方や 息遣いを理解すること、感じることができます。自分ではない人の生き
様 を生きることができます。その経験が、現実の人生を生きる時に、他人と 関わるための大きな
助けにもなります。
これまでの人生で、自分の手には 負えないほどの問題が起きて、精神的に も本当にどうしようもな
い状況に 陥った時でも、本を読むことは止めませんでした。書物の中に 答えを求めた というわけ
ではありません。本を読むことで、小説の中の誰かの人生に 出会うこと で、小さく縮こまってしま
った自分の脳を広げることができる ただ単純にその感じが好きなのだ と思います。
ここにきて、高校生の頃以来と言ってもいいくらい、まさに読書三昧の 日々を送れていることは
何やかやと大変だった私の人生に対する 神様からのささやかなごほうびなのかもしれません。
昨日は珍しく糸島のほうの産直のお店に二人で 野菜や魚を買出しにいきました。
なんと350円という激安で仕入れたアンコウを、ダンナがさばいてくれて 夜はアンコウ鍋をおいしく
いただきました。
癌の診断が確定してから、三十数年ぶりに仕事を辞めたので現在無職。 毎日何をしているかと
いうと、掃除や洗濯など定番の家事をすませた後は ひたすら読書。病気がわかってからお見舞
いのつもりなのか子どもたちが 大量に運び込んできた本を片っ端から読んでいます。
まず癌関係の本が二冊。それに自分で買った、吉野実香さんの「癌と闘わない」 伊坂幸太郎の「モダ
ンタイムス」横山秀夫の「64」今野敏の「ヘッドライン」 吉田修一の「さよなら渓谷」と「東京湾
景 」映画になった「探偵はバーにいる」 と「半沢直樹」の原作「オレたちバブル入行組」。私は自分
では あまりベストセ ラー系の本を買わないので、どれもとても面白く読みました。 他にも映画館で
「白ゆき姫殺人事件」を観て、DVDで「そして父になる」を観て と、病気を口実にイン ドアライフを
満喫しています。
家に一人でいる時はあまりTVはつけないのですが、先日たまたまつけた らなんと WOWOWで「パン
ドラ」というドラマの無料放送をやってました。しかも「パンドラ」 シリーズ の第一作が全話無
料というのですごく得をした気分で録画しましたが これがタイムリーというか何と いうか、癌が
治る奇跡の効ガン剤「パンドラ」の 話。その夢の抗ガン剤をめぐって、政治家やら、大学 病院の
偉い先生やら、製薬 会社の人間やらが、文字通り血みどろの暗闘を繰り広げるという「アウトレ
イジ」 も真っ青な、全員悪人みたいなお話でした。
これとほぼ同時進行で、海堂尊の この前ドラマになった「螺鈿迷宮」の原作を読んでまして、こち
らは末期癌の 患者たちのいわゆる終末医療をめぐるミステリー。患者が続々謎の死を遂げる お話で
この 二つを抱き合わせで観たり読んだりしたら、もう恐ろしくって 病院になんかとても行けません
という のは半分冗談ですが(半分は本気)
本や映画やドラマのいいところは、何といってもそれに集中している間は、 現実のいろいろな悩みや
問題を忘れられることでしょう。それならギャンブル だってゲームだって、現実を忘れられると言わ
れるかもしれません。確かに 現実逃避という側面では同じと言えなくもありません。けれど小説や映
画が ギャンブルやゲームと決定的に違うのは、その世界が人間の玉手箱(まあ それこそパンドラ
の函のこともありますが)だということだと思います。
こうして手当たり次第に読んでいると、今という時代がどういう時代なのか どういう社会なのか、
どういう人間たちが、どういう風に生きているのか 生きて、働いて、傷つけて、憎んで、愛して。
色々な人間たちの考え方や 息遣いを理解すること、感じることができます。自分ではない人の生き
様 を生きることができます。その経験が、現実の人生を生きる時に、他人と 関わるための大きな
助けにもなります。
これまでの人生で、自分の手には 負えないほどの問題が起きて、精神的に も本当にどうしようもな
い状況に 陥った時でも、本を読むことは止めませんでした。書物の中に 答えを求めた というわけ
ではありません。本を読むことで、小説の中の誰かの人生に 出会うこと で、小さく縮こまってしま
った自分の脳を広げることができる ただ単純にその感じが好きなのだ と思います。
ここにきて、高校生の頃以来と言ってもいいくらい、まさに読書三昧の 日々を送れていることは
何やかやと大変だった私の人生に対する 神様からのささやかなごほうびなのかもしれません。
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