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癌と生きる 依存症と生きる

命がある限り希望を持つということ

Kindle廃人

2016-11-05 16:52:28 | 社会・生活
タイトルだけで内容の想像がつくような話ですが
10月の上旬に、子どもたちからKindleをもらって
最初は可愛く無料コミックなんかを読んでいたのが
じき物足りなくなって、貫井徳郎さんの「愚行録」を購入。
これも二日ほどで読み終えて「これはいかん。
やはりぐったりするような骨太の小説にしないと
すぐに終わってしまう」と「ダ・ヴィンチ・コード」(上・中・下)を購入。

「ダ・ヴィンチ・コード」は、今公開中の映画「インフェルノ」と
同じ作者さんでレオナルド・ダ・ヴィンチとかに代表される中世美術と
キリスト教や、そこに隠された暗号の謎を解くという
私には未知の分野のミステリーで、映画もまだ未見です。

予想通りなかなか面白いですが
寝る前に読むのには、結構集中力がいる内容なので
夜の読書タイム用にと、今野敏さんの、隠蔽捜査シリーズから
まだ読んでなかった「転迷」と「宰領」をダウンロード。
こちらは、一番好きなジャンルの社会派ミステリーということもあって
それぞれ3、4日で読了しました。
同時進行で「ダ・ヴィンチ・コード」は現在中巻まで終わり。
こちらは、既定の家事を終えた午後の休憩時間に少しづつ読んでいます。

そこで気づいたことがあります。
私は今でも眼鏡は使いません。
かろうじて文庫本までなら、裸眼で読むことができます。
けれど多少は老眼が入っていますから、文字の大きさとかその日の体調によって
字がぼやけることもあり、目と本の距離を調節しなければいけないこともありました。
それがなんと、Kindleだったらどの位置に置いても文字がボケない!
普段ぼろくそに言っているテクノロジーの素晴らしさを痛感しています。

で「隠蔽捜査」関係を読み終えて「さあ、どうしようか」と思っていた時に
最近ブックオフに行くたびに探していた榎本憲男という人の
「エアー2.0」という、これまた社会派ミステリー。
なんとKindle版がありました。
のっけから「東京オリンピック開催直前の、新国立競技場に爆破予告のテロが
仕掛けられる」という私のツボ中のツボな展開で、大当たりの予感です。

でも、少し冷静に考えてみると
こうして家にKindleがあるというのは、家に本屋があるのと同じです。
amazonで紙の本を買っていた時は
注文してから受け取るまで、2,3日かかりますが
Kindleだと、本当に1クリックで、一瞬で欲しい本が手に入ります。
しかもおすすめリストで「読みたい」をクリックしてみたら
なんと10冊ほど、サンプルがダウンロードされてしまいました。
ここまでくると、かつて本にもなった「ネトゲ廃人」ならぬ「Kindle廃人」という言葉が
頭をよぎりました。今の時代「依存」の落とし穴は、本当にどこに潜んでいるかわかりません。

まさか本の押し売りがあるとは夢にも思いませんでしたが
本が売れなくなったと言われて久しい現代では
これも仕方がないことなのかもしれません。

家で本ばかり読んでいると、人と話をすることもほとんどなく
まさに引きこもりの状態なので
これでは精神衛生上もよくないだろうと
昨日は娘と、mouse on the keysという
インストロックバンドのライブに行きました。

ダンナは夜勤明けでしたが
「晩ご飯の用意は、ばっちりしていくから」と言って、O.Kをもらいました。
内心は、もうそろそろ、夜のライブハウスでの2時間近いスタンディングライブは
無理なのではないかとも思いましたが
まだ起きてないことを心配する予期不安はあっさり止めて
やはり今やりたいこと、できることをやることにしました。あとは野となれ山となれです。

自分が好きなジャンルの音楽で轟音のシャワーを浴びると
細胞の一つ一つが活性化する感じがするのは相変わらずです。
(がん細胞が活性化したらマズいですけど)
夜だし、ライブハウスの中も暗いし
性別不明、年齢不明みたいな異空間ですから
何の気兼ねもなく、ただただ音に酔うことができました。
本と映画と音楽と。この世界もまだまだ捨てたものではありません。


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