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命がある限り希望を持つということ

いい加減にしてほしい

2010-06-02 17:33:44 | 社会・生活
ここ数日の政界のすったもんだ。
三日前までTVは寝ても覚めても普天間一色だったのに
次の日から政治家たちは口を開けば「選挙、選挙」

この八ヶ月で今の内閣が実現できたのは
昨日から始まった子ども手当てのバラマキだけ。
それも財源に不安があるから
貰ってる人たちでさえ「いつまで続くか」と思ってる。

発生当時の宮崎からの必死の要請や要望をスルーし続けたあげく
昨日は辞めないと言った鳩山さんは
選挙対策と思ったか今さらながら宮崎入り。
「政府が全面的に支援を」と言った舌の根も乾かないうちに今日の辞任劇。

もう国民をバカにしているという次元をとっくに超えてる。
「家のヒヨドリが戻っておいでと言った」という話に至っては
「あんた一生贅沢三昧のできる身分なんだから
最初から遊び半分に政治なんかに首つっこまないで
ヒヨドリと遊んでくらしてりゃいいじゃん」と言いたくなる。

仕分けだなんだと派手なパフォーマンスも
常識で考えれば
一般企業では二、三年働いたからといって
退職金(それもウン千万)が出るなんてあり得ない話。
特殊法人を一個づつ潰していくなんて手間ひまかけなくても
全体の給料の体系を見直して
民間並みにする方法を考えるとかしたほうが
よっぽど効率もいいし納得もできる。

今日の時点で沖縄の人たちの悲しみや怒り
宮崎の人たちの苦しみに言及する政治家は皆無と言っていい。
けれど「自民党でもだめ、民主党でもだめ」みたいになって
「政治なんて、選挙なんてどうでもいい」という空気になるのは
それはそれですごく怖いような気がする。
「パチンコ換金合法化」みたいに
何がなんだかわからないうちに
権力を握った人間のいいように
こっそりいろんなことが変えられてしまうのはとても怖いことだ。

自民党も色々悪いことしてたみたいだけど
「郵政法案の改正」をあんなバタバタで
無理くり成立させようとするやり方を見てると
「こども手当て」にしても「外国人参政権」にしても
本来もっと慎重に丁寧に議論しなければならない話を
何でもこんな感じで数の力で押し切っていくなら
やはり民主党のほうが恐いような気もする。

どっちにしろ国民の暮らしをよくする力がないなら
せめて悪くしないという消極的な選択になるんだろうか。