「日本文学の革命」の日々

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あと数年で「奇跡のドア」を開いてしまおう! 2

2022-11-26 07:43:46 | 日本文学の革命
「奇跡のドア」とは桑田佳祐の『明日晴れるかな』の歌詞の中に出てくる言葉で、おそらく開くことができたら「奇跡」みたいなドアという意味で作られた言葉なのだろう。まさにこの「ドア」こそがすべての前進を阻んでいるのであり、多くの人々が沈黙や絶望に落ち入っているのはまさにこの「ドア」を突破できないからなのである

たしかにこの「奇跡のドア」を突破することは実に難しいことで、絶望的に不可能なことでさえあるのだが、しかし一つの大きな希望があるのだ。それは日本文学であり、日本文学は明治以来伝統的にこの「奇跡のドア」の突破に挑んできて、実はその大半をすでに成し遂げているのだ。とりわけ夏目漱石はあともう一歩で開ける!というところまで追い込んでいたのである。この伝統を復活させ、ふたたび前へと前進させてゆけば、「奇跡のドア」を開くというこの「奇跡的」なことさえ出来てしまうのである!

僕も94年以来「反外国主義運動」に身を投じていた一人だが、この間主として行っていたものが日本文学の研究であり「日本文学の復活」活動だったのである。とりわけ夏目漱石の研究に励んでいた。これから『こころと太平洋戦争』という漱石の『こころ』を論じる大きな評論を書くことになるが、実はこれはシリーズとして書いているものであり、『坊ちゃんと薩長藩閥政治』とか『三四郎と東京の文化』とか『彼岸過迄と漱石とユング』とかさまざまな評論をすでに書いていて、『こころ』以前の漱石文学はもう全部論じているのである。『明暗』と『文学論』という漱石の最も重要な未完成作品も知り尽くしており、今からこれを土台として「新しい文学」「則天去私の文学」を生み出そうともしている。そんなこんなで岩波版で30巻近くなる漱石全集のすべてを今や一行一行のレベルから知り尽くしてしまった。そしてこれを原動力にして今から「奇跡のドア」の突破を成し遂げるその挑戦を行うのである

桑田佳祐もこれまでたいへんな辛酸を舐めてきたが、僕もこの長い年月の間じつにひどい目に遭い続けてきた。会社員になることを拒んだおかげで(そんなことをしたら文学の仕事ができなくなる!)、長年に渡って貧窮生活に苦しみ続け、会社からはさんざんに首にされ、社会からはアホバカ扱いされ、女性からは『フーテンの寅さん』なみに振られ、惨めで悲惨とも言える人生を送ってきたのである。しかしそれでも挫けなかったのは、なんとしてもこれを成し遂げる!という熱い思いがあったのと、桑田佳祐たち伴に戦ってきた仲間たちから鼓舞され続けてきたそのおかげだろう

今から「奇跡のドア」を押し開けることに着手する。1、2年もあれば出来てしまうかも知れない。遅くとも数年以内には成し遂げられるだろう

今や日本は明治の文明開化や戦後の高度経済成長のときのような「外国主義的発展」ができなくなっているのである。それが今日本を衰退させている大きな原因なのだ。どうしてもそれに代わる「内発的発展の道」を切り開かねばならない。そのためにもこの「奇跡のドア」、なんとしても今ここで押し開いてしまおう!

あと数年で「奇跡のドア」を開いてしまおう 1

2022-11-26 07:39:33 | 日本文学の革命
「あと数年で「奇跡のドア」を開いてしまおう!」

昨夜の『ミュージックステーション』に桑田佳祐が久しぶりに出演することを知ったので見てみた。たしか『よしこさん』以来の出演だからまさに久々だ。『ミュージックステーション』と桑田佳祐はこのところ仲が悪く、険悪なケンカ状態が続いていたのだが、『ミュージックステーション』の側では低視聴率と番組打ち切りの危機(MCのタモリを替えようという噂もある)、桑田佳祐の方ではテレビで宣伝しないことには新曲が売れなくなってきたという事情もあり、今回の出演となったのだろう

『ミュージックステーション』で見る桑田佳祐は実に久しぶりだが、相変わらず茶目っ気もあり元気そうだった。もう今年で66歳。なのにまだがんばり続けている。今回披露した新曲は『なぎさホテル』と『平和の街』の2曲だったが、前回の『時代遅れのRok’nRoll Band』ほどのインパクトはないが、しっとりとしたいい曲だ。特に『平和の街』は「生きること自体が大変な戦いなんだよ」というようなメッセージが感じられ、「戦争」が身近になってきた世相に対するアンチテーゼのような曲に思える

桑田佳祐が「反外国主義運動」を始めたのは94年の12月だったから、その頃から数えてもう28年、ブレることもなく心折れることもなく、現在まで戦い続けている。「桑田佳祐潰し」の大波を嫌というほど受けながらも(それは今でも続いている)、それを跳ね返して今でもがんばり続けているのだから、まったく頭が下がる。彼と一緒に戦っていた仲間たちーMr.Childrenも奥田民生も石井竜也もみんな前へ進むことができずに沈黙しているのに、桑田佳祐だけが最後の一人になってもこの運動を守り続けようとしている感じだ

もちろんその他にもがんばっている人々はいる。中島みゆきもなにげに粘り強くがんばっているし、宮崎駿が現在製作しているアニメもあるいは決定的なものになるのかも分からない。『鬼滅の刃』(これも桑田佳祐の影響下に作られたものである)も新しい編が始まるし、最近岐阜の信長祭りで木村拓哉のフィーバーが起こったのも人々のこの運動に対する期待の現れだろう。そういえば最近の日産のCMで木村拓哉と松たか子が同じ車に乗ってドライブするというまさかのツーショットがあった。木村拓哉が松たか子を捨てて工藤静香と結婚した時は日本中が失望したものだったが、それを取り戻すような(もちろん今更どうこうなるというものでもないが)感じのCMであった

もちろん僕もがんばり続けている一人である。僕の場合は日本文学を復活させることで「奇跡のドア」を開こうとしているのだ