「日本文学の革命」の日々

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最後の課題

2013-03-21 17:32:31 | 日本文学の革命
今まで長く苦しい道を歩み続けてきて、最後の最後に辿りついた課題、この課題さえ解決したらついにすべてが実現するという課題
それは以下のようなものである

「五蘊を人間の声調のうちに見い出すこと」

これが最後の課題である
これさえ解決できたら、「反外国主義運動」も「日本文学の革命」も、今まで約束してきたすべてが実現するのである

「五蘊」とは仏教の根本概念である。よく仏教の修行者が一生懸命座禅している光景が見られるが、彼らが何をしているかというと、この「五蘊」とその働きを見い出そうとしているのである

「五蘊」とは「ダルマ(法)」であり「色・受・想・行・識」であり(漱石は「意識の波」と呼んでいる)、いかにも浮世離れした観念のように思えるが、実は非常に身近にあるものであり、我々の刻々の心理そのものであり、我々の人格を決定するものであり、社会や文明の中で生きて働いてそれを動かしているものであり、自然界の中でも(量子力学などはまさにそれに他ならない)中核的に働いているものなのである

漱石の『文学論』はこの「五蘊」を言語や文学のうちに見い出そうとしたものであった
漱石のこの未完の大著を完成させたいと僕もこの研究に引き込まれていったが、苦労に苦労を重ねて、言語のうちに五蘊を見い出すことはほぼ成し遂げてしまった
あと残すは、それをさらに一歩進めて、人間の声調(それは人間の魂の現われに他ならない)のうちに五蘊を見い出すこと
これさえ成し遂げたら、すべてが実現するのである
“奇跡のドア”が開かれ、日本文学も再生し、日本の前に一つの大きな道が開けるのである

この最後の課題

これから寝ても覚めても、すべてをこの一点に集中して、これを成し遂げてしまおう!