「日本文学の革命」の日々

「日本文学の革命」というホームページを出してます。「日本文学の革命」で検索すれば出てきますので、見てください

「新しい文学」が開けた!!一挙に文学化へ

2007-11-16 17:41:12 | 日本文学の革命
この数日間あれこれ検討してきたが、間違いない、「新しい文学」が開けた!
ついにようやく出来た
長年に渡って「日本文学の革命」をやるやると約束してきたが、これでついにその約束を果たすことができる

「日本文学の革命」とは、何度も繰り返し言ってきたように“夏目漱石の継承”に他ならない

漱石は『明暗』を書いている途中に斃れてしまったが、本来なら漱石は『明暗』を完成させてこれまでの文学に一区切りをつけたあと、自身の処女作で未完成のままだった『文学論』を完成させ、そしてその向こうにある「新しい文学」の世界―日本文学の後半部であり(今まで書かれた日本文学は全部合わせても前半部にしかならない)“則天去私の文学”と言ってもいい―そこに向かうつもりだったのである

だが惜しいことに『明暗』さえ完成できないまま無念のうちに死んでいったのである

漱石以後 この“漱石の道”をふたたび切り拓いた者はいなかった
ただ『明暗』に関していえば、この『明暗』的な問題を取り上げ、それを解決しようとした例はある
芥川龍之介の『地獄変』、志賀直哉の『暗夜行路』、太宰治の『斜陽』と『人間失格』、三島由紀夫の『豊饒の海』、これらはすべて『明暗』的な問題を取り上げ、それを解決しようとした小説であった
だがそれらもすべて解決には至らなかった

その結果この“漱石の道”は誰にも切り拓かれないまま、荒れ果て、草ぼうぼうになり、人知れず消え去ろうとしていたのである

この“漱石の道”の向こうにこそ日本文学の新たな可能性が眠っている
なんとしてもここを切り拓いて日本文学を復活させたい
それが「日本文学の革命」にこめた思いだった

考えてみれば、たいへんな仕事である
無謀な行為だと思われても仕方ないし、自分でもしばしばそう思う
できなくて当然なのである

ただ一つだけ(しかも決定的な!)強みがあった
それはこの道が、すでに漱石によって9割以上が切り拓かれていた、ということである
漱石の偉大な努力によってほとんどが出来上がっており、僕のすることといえば残り数パーセントを整備するだけ
それで事足りたのである(といってもそれだけでも、今までしてきたような長年の苦闘が必要だったのだが)

一番の僕の手柄といえば、この“漱石の道”を発見したということだけだろう
他の人間はこの“道”に全然気づいていない
夏目漱石など過去の人としてほとんど興味を持たない
それが現代にとってどれほど大切なものを持っているか、そのことにも全く気づいていない
そこで仕方なく、たいした才能も持っていないこの僕がこれをする羽目になり、漱石に導かれ、ありとあらゆる加護を受けて、この“道”を開通させていったというわけなのだ

ともかく「新しい文学」が開けた
あとはこれをどんどん具体的な文学へと成長させていけばいいだけだ
そしてこの生涯のすべてを使って豊かに大成させてゆく

そういうふうにして生きていけばいいわけだ