飯豊山(イイデサン)へ 北から南へ7 -東北地方・中南部ー
飯豊山(イイデサン)は平成21年8月3日、4日に登った。これまでの東北の山旅には飛行機で
現地入りをしてきたが、この回の登山では名古屋から車で出かけた。中央道を突き抜け日本海
側を北上し、山形県・鶴岡市に至った。最初に飯豊山に登り、次いで磐梯山、吾妻山、大朝日岳
を順次踏破し、計9日間の山旅をした。途中、雨の日には観光ツアーに切り替えて休養と栄養
補給を行った。
今回の「北から南へ7」は山深い飯豊山、大朝日岳である。懐が深く、山小屋も整備が行き
届かないと聞いており、計画を立てたものの大丈夫だろうかと心配しながら登った。
しかし、登ってみると飯豊山への登山道は意外によく整備されており、登山道の心配は鳥越
苦労だった。天気は良く草花観察をしながら、楽しい山旅を味わうことができた。飯豊山は今回
山旅の最初の名峰であり、これを無事踏破することができたので、残る3座を心配しつつも、
とりあえず、ほっと一息つくことができた。
山旅を終えて、撮った写真を整理してみると、飯豊山ならではと思われる、イイデリンドウ、
ヒメサユリ(オトメユリ)、ハクサンコザクラ(エゾコザクラ?)、ミヤマママコナ、イワハゼ、
アオノツガザクラ、ミヤマトリカブト、イワオウギ、ヒメシャジン、ウスユキソウ、などと想定
される貴重な高山植物を確認することができ、私のアーカイブとして貴重な蓄積をすることが
できた。
追記:飯豊山、朝日岳の花の名前をメンテしました。H29/1/21
<アクシデント>
1.飯豊山の登山口で車中前泊をしたが、アブの大群に取り囲まれ往生した。夜間に2回程
トイレのため車外に出たが、明けたドアからどっとアブが侵入してきて、朝起きると車の中に
アブが150~200位、窓辺に積み重なって死んでいた。
2.夕暮れに下山すると駐車場は人気もなく静まり返っていた。早く山奥から脱出しないと暗い
田舎道では迷子になると心配しつつ急いできたが、2人の待ち人がいた。バッテリーが上がって
しまったので、ブースターケーブルを貸してほしいという。相棒は断って急ごうという。なぜなら
トランクは10日分の登山用品で満タンの荷物があり、その下にケーブルはある。しかし、
断るわけにもいかず、荷物をすべて後部座席に移し、ブースターケーブルを貸してエンジンを
かけた。聞けば営林署の職員だという。近くにいた友人を呼びだしたが、その人もケーブルを
もっていないという。サンザン愚痴をこぼし、文句を言ったところ、米沢のホテルまで一人が
案内(先導)してくれることになった。荷物の積み替えで30分以上ロスったためあたりは暗く
なりかけたが、先導のお陰で1時間ほど走って何とかホテルに着いた。
以下、風景の個別写真を掲載します。
次に、草花の個別写真を掲載します。
以上です。