名峰登山と草花

春から秋にかけて、登山と草花探索等を掲載。植物観察、世界歴史遺産巡り、庭園観賞、素人農業にもチャレンジ中。

仁和寺の御室桜  -京都・仁和寺-

2018-04-05 12:02:32 | 自然観察_桜

 4月2日、3日と京都へ出かけた。桜の開花する時期に、レイテ島慰霊団の
メンバーの第2回同窓会が行われたからだ。
 夕刻の同窓会の前に、一人で行きたいところを見て回った。最初に清水寺から
高台寺、円山公園、八坂神社、知恩院へと桜を見ながら散策し、次いで、御室桜
(オムロザクラ)を見に仁和寺へ出かけた。
 仁和寺へは3回目だ。初回は早春のため閑散とした御室桜の園を見た。2回目は
桜の時期に出かけたが、御室桜は蕾だった。この時は、仁和寺の庭師、佐野藤右衛門
(16代目)の自宅の桜園をも訪ね、素晴らしい桜園を拝見した。佐野桜という品種も
有名である。今回は、市内の桜は満開を過ぎつつあり、遅咲きの御室桜の開花を期待
してかけた。仁和寺の中門を抜けると左手に桜の園がある。中門を入ると左手に淡い
ピンク色の桜園が目の中に一杯に入ってきた。どうだろう、8~9分咲きといった
ところだろうか?まあ、時期的に絶好時期に来たと言っても良いだろう。桜園を突き
抜けるように五重の塔が桜の海の上に聳えて見えた。五重の塔、金堂の周りにはピンク
色のツツジが彩りを添え、素晴らしい調和をなしていた。
 仁和寺の桜はこの週末まで満開を楽しめそうだ。

<個別写真>

    

     

   

以上です。


雪解けの藤原岳に登り、早春の花を満喫

2018-04-05 10:29:13 | 中高山の花_2000m級

 先週(3月24日)、鈴鹿の山々の稜線にはまだ雪が沢山残っていた。今日(
3月30日)は節分草を見たいという相棒の強い要望で、藤原岳に同行した。これ
までに何回か登ったことはあるが、どこから登ろうかと迷う山だ。いつもは聖宝寺
ルートだった。
 今回は別ルートで、長い稜線歩きのルートだ。長く歩けば花にも巡りあえると
いうことか? 8:30登山開始の予定で現地入りしたが、登山口(駐車場)が
わかりにくく、30分以上ロスしてしまった。お墓の脇の空き地に車をおけると
いうので、お墓を探したが、別のお墓に着いてしまい、戻って地元の年配の方に
聞いて、やっとのことで登山口に着いた。
 山頂は1144mで、登山口からの標高差は900m強だが、アップダウンを
入れると1100m位になると思う。登り切れるだろうか?
 登山はいきなり急登で始まったが、少し登って稜線に出ると、いろいろな花が
出迎えてくれた。道のあちこちにタチツボスミレが咲き目を楽しませてくれる。
このあたりの山は石灰岩の山で、藤原岳の山裾は大規模な石灰岩の露天掘の鉱山
となってる。その内、山がなくなってしまうのではないかと心配になる。

 

 最初のピークは丸山と呼ばれ、沢山のヒロハアマナが可憐な花を咲かせていた。
目指すセツブンソウは既に遅く、種になっていた。ここからアップダウンのある
稜線歩きとなった。途中、ミスミソウ、カタクリもところどころで見かけた。
 藤原岳山頂へは200m位の急登だ。既に雪が溶け、ここのところの晴天続きで
斜面は乾燥して、ニョキニョキと伸びかけたコバイケイソウ?が「水がほしい」と
言っているようだ。ところが、100m位登ると当たり一面に福寿草が現れた。
どれも黄金色の花をつけてる。写真撮影に夢中になり、時間がたつのも忘れる。

 さらに山頂付近に達するとセツブンソウに出会った。ここのセツブンソウは
標高があるだけに今がピークなようで、可憐な花をつけて、我々を歓迎してくれた。
老体にむち打って、山頂に立つことができたが、綺麗な花に巡り会えて、良い山旅
となった。

以上です。