ANAホールディングス(ANAHD)、ANAグループのアバターイン(avatarin)、および宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、国際宇宙ステーション(ISS)日本実験棟「きぼう」を活用し、宇宙アバター「スペースアバター(space avatar)」の実証プロジェクトを5月から開始する。
アバターインは、地上400km上空を秒速8kmで周回する「きぼう」に宇宙アバター「スペースアバター」を設置し、その操作体験を一般の人々に提供する。
世界初の試みとして、一般の人々が街中から、「きぼう」に設置される「スペースアバター」をリアルタイムで直接動かし、「きぼう」船内から宇宙や地球を眺めることが可能になる。
「スペースアバター」は、JAXAの「きぼう」の有償利用制度を利用し、宇宙ステーション補給機「こうのとり」9号機に搭載され、2020年5月に「きぼう」へ到着。
「スペースアバター」には、アバターインが独自に開発した、JAXA施設外から「きぼう」と通信する技術や映像伝送技術を利用している。
「スペースアバター」を「きぼう」の窓に設置し、地上の特設会場からアバターを自由に操作し、宇宙や地球の景色等を地上に配信することで、あたかも自身が宇宙にいるような世界初のアバター体験を得ることができる。
2020年を目標として一般向けのイベントを実施し、都内の特設会場において体験することができる。