【ハクトの声明】
2018年1月23日(米国現地時間)、月面探査レースGoogle Lunar XPRIZEを主催するXPRIZE財団は、2018年3月31日の期限をもってレースを終了することを発表した。これまでハクトは、TeamIndusと期限内のミッション達成に向けたあらゆる可能性を検討してきたが、改めてその実現が困難との結論に至った。
しかし、ハクトは日本発の民間月面探査への挑戦は続けていく。月面探査ローバー”SORATO”の開発を通して、次世代の月面探査機開発につなげるために、予定していたローバーの最終調整はレース期限まで継続していく。
またレースの延期など様々な方向性を検討するため、ハクト代表の袴田武史をはじめとするメンバーは、米国ロサンゼルスのXPRIZE財団を直接訪問するなど、最後まで協議を続けてきた。結果、レース延期は実現しなかったが、ハクトからの働きかけもあり、XPRIZE財団は新たな月面レースの開催を検討することを表明している。HAKUTOは期限後も既存の枠組みを越えた議論をXPRIZE財団と継続していく。
民間による月面探査への挑戦は、これで終わりではない。
今後も日本発の民間月面探査を実現するために、TeamIndusとのパートーナーシップやハクトを運営するispace独自の月探査ミッションも含めてあらゆる方法を再度一から見直して、様々な選択肢の中で最も成功率の高い確実な方法を検討していく。