アイスペースは、月面探査計画「HAKUTO-R」の新コーポレートパートナーとして、シチズン時計、スズキ、住友商事と小学館が新に加わったと発表した。
HAKUTO-Rでは、軽量化と強度の観点から、ランダー(月着陸船)とローバー(月探査車)にチタニウム製の部品を各所に採用する予定で、シチズン時計の「スーパーチタニウ」を採用することで、ランダーとローバーの信頼性と耐環境性の向上を目指す。
スズキは、自動車開発における構造解析技術を用いて、ランダー(月着陸船)で使用されるボディ、着陸脚などの構造部品における構造解析で技術協力する。
住友商事は、これまで米国ユナイテッドテクノロジーとの合弁会社であるHamilton Sundstrand Space Systems Internationalが開発・製造・販売する宇宙服や環境制御システムなどへの取り組みを通じ、政府主導の国際宇宙開発事業に携わってきたが、2019年に創立100周年を迎えることを契機に、次世代の宇宙事業に取り組み、民間での宇宙開発という新領域への挑戦を始める。
小学館は、出版物や様々なイベントを通してHAKUTO-Rの動きを伝えるほか、小学館が持つコミックや雑誌などの媒体や編集ノウハウを活用して、HAKUTO-Rの挑戦を応援していく。