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●宇宙探査●宇宙マイクロ波背景放射偏光観測衛星「LiteBIRD」、日本学術会議の「マスタープラン2017」の重点大型研究計画に選定

2017-02-10 15:00:49 | 人工衛星

  東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構 (Kavli IPMU) の村山斉機構長を計画責任者とする「LiteBIRD - 熱いビッグバン以前の宇宙を探索する宇宙マイクロ波背景放射偏光観測衛星」計画が、2月8日に公表された日本学術会議の「第23期学術の大型研究計画に関するマスタープラン (マスタープラン2017) 」の重点大型研究計画28件のひとつに選ばれた。

 LiteBIRD (ライトバード) 計画は、熱いビッグバン以前の宇宙を記述する現在最も有力な仮説である「インフレーション宇宙仮説」を検証するため、宇宙マイクロ波背景放射 (CMB) の偏光観測からインフレーションの証拠となる「原始重力波」の痕跡の検出を目的とする衛星計画。

 2024年−2025年度に打ち上げ、約3年間の観測を行うことが想定されている。Kavli IPMU と宇宙航空研究開発機構 (JAXA) 宇宙科学研究所、高エネルギー加速器研究機構 (KEK) 素粒子原子核研究所などの機関が中心となり、他の連携機関と協力しながら計画の実現を目指す。

 現在は、宇宙科学研究所に LiteBIRD 計画の準備チームが立ち上がり、概念設計段階に進んでいる。

 

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