民間月面探査チームHAKUTOは、2017年末のレースの期限に向けて、現在、次のような精力的な活動を展開している。
ローバー開発チームは、FM(フライトモデル)の基本設計の最終段階に入っている。
既に、相乗りパートナーのAstroboticから、搭載可能サイズや重さ、提供可能な通信速度、地球から月までの航行中の温度環境などの技術的な情報のアップデート版が届き、それらの情報を元に、Astroboticの技術者と協議をしつつ基本設計を確定する作業を行っているところ。
同時進行で、改良された走行制御プログラムのテストやカメラのキャリブレー ションテストなどを実施するフィールド試験も予定している。
夏頃までに詳細設計を固めて、製造、認定試験というスケジュールになる見込み。
今後、開発も猛スピードで進める予定にしているが、まずは4月の基本設計Fixが当面の目標という。
なお、2016年2月20日現在、HAKUTOのファン数は1万3502人に達している。