気象庁は、次期静止気象衛星「ひまわり8号」を10月7日(火)に打ち上げると発表した。
ひまわり8号は、ひまわり6号(MTSAT-1R)および7号(MTSAT-2)の後継機として開発され、世界最
先端の観測能力を有する可視赤外放射計(AHI:Advanced Himawari Imager)を搭載した新しい静止気象衛星。米国や欧州などの他の新世代の静止気象衛星に先駆けて運用を開始することから、国際的にも注目されている。
ひまわり8号では、従来は約30分を要していた静止衛星から見える範囲の観測を10分毎に行いながら、特定の領域を高頻度に観測することが可能となる(例:日本域を2.5分毎)。さらに、水平分解能も従来に比べて2倍に向上する。ひまわり8号で得られた観測データは、雲画像として利用されるほか、コンピューター処理により上空の風向風速や温度など多くの物理量が計算され、数値予報など様々な用途に活用される。
打上げ予定日 平成26年10月7日(火)
打上げ予定時間帯 14時16分~18時16分(日本標準時)
打上げ予定場所 種子島宇宙センター 大型ロケット発射場
打上げ機 H-ⅡAロケット25号機