知恩院をあとに円山公園、八坂神社の紅葉を見ながら祇園、四条通りを経て花見小路まで歩きました。ここから横の小道に入りますと眺めが一変し、京情緒いっぱいの佇まいが続き「いま京都にいるのだなあ」という感じをうけます。この一角にある京料理「OKU」で美味しい京ばんざいを頂きました。落ち着いた雰囲気が気に入りここでゆっくりしました。ここから徒歩5分のところにある建仁寺を訪れました。
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建仁寺は京都五山であり、建仁2年(1202)に開創されました。開山は栄西禅師です。栄西は日本に禅を伝えるとともに中国から茶種を持ち帰って日本で栽培することを奨励し喫茶の法を普及した「茶祖」として知られています。
本堂の「風神雷神図屏風」(国宝)は俵屋宗達の晩年の最高傑作とされています。屏風全面に金箔を押し、右双に風神、左双に雷神をきれいな色合いで描いています。風神、雷神にユーモアがあると思いました。
法堂(はっとう)の天井画「双龍図」は平成14年(2002)創建800年を記念して小泉淳(じゅん)画伯によって描かれました。豪快で躍動的でいまにも龍が動き出しそうです。多くの方が見えていましたが外国の観光客も多くいつまでも見入っていました。正面には本尊釈迦如来坐像が祀られています。
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建仁寺をまわった後また賑やかな四条通りへ出てここから河原町四条・三条までお店を見たり、お買い物をしたりしながら寺町通りまで歩きました。高級旅館「俵屋」が経営するカフェ「遊形サロン・ド・テ」で休憩しました。きれいなお店でここで頂いたコーヒーは絶品でした。わらび餅付きで和洋セットになっており美味しくいただきました。実によく歩いた一日でした。
北嵯峨へ
紅葉シーズンには嵐山・嵯峨野コースは多くの人で賑わうのでここは避けて(バスのなかから紅葉を眺めました)北嵯峨の大覚寺、直指庵、清凉寺、宝筐院を訪ねました。
大覚寺は正式には「旧嵯峨御所大覚寺門跡」といい、真言宗大覚寺派の本山です。門跡とは天皇又は皇族が住職に就かれた寺院のことです。平安初期に嵯峨天皇が皇后との新居として過ごされた離宮で静寂の中に雅な佇まいの門跡寺院です。式台玄関から長~い廊下を通って行きますといちばん奥の大沢池へ着きます。大沢池は嵯峨天皇が離宮造営の際、中国の洞庭湖を模して造られた日本最古の人工池です。月見の名所でもあり、秋には細長い花弁の嵯峨菊が彩られます。心が洗われるようなひとときを過ごしました。嵯峨天皇は大沢池を眺めながら何を考えられたでしょうか。南北朝時代には大覚寺は南朝の御所となりました。
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大覚寺の奥にある直指庵へ向かいました。大覚寺から10分とありましたが途中所々坂道になっているので30分近くもかかってしまいました。
直指庵(じきしあん)は幕末に再興された浄土宗のお寺です。北嵯峨でも最も北に位置する竹林に囲まれた小高い山の中にあります。静寂の中に時のうつろいを忘れてしまうような庵です。急な石段を昇って行きますと紅葉が目の前に迫りその美しさに感動し疲れも吹き飛んでしまい訪れてよかったと思いました。訪れた人たちが「想い出草」に悩みや旅の想い出を綴るノートが置いてあります。
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直指庵から大覚寺へ戻り(帰りは下りなので15分でした)「しぐれ茶屋」で遅い昼食を頂いてから釈迦堂へ向かいました。ほとんど往きかう人もなく立派な家々が建ち並ぶ住宅地の中を歩いて釈迦堂へ着きました。
正式には清凉寺(嵯峨釈迦堂)といいます。「源氏物語」の光源氏のモデルといわれる源融(みなもとのとおる)の山荘跡に寺院を建立したのが始まりです。宋から持ち帰った釈迦如来像(国宝)を本尊として安置する本堂は釈迦堂ともよばれています。霊宝館特別公開の(国宝)阿弥陀三尊坐像(869年)は(源融が自分の顔に似せて造らせたという像)肩幅広く胸厚い堂々たるたくましい仏像です。釈迦如来像の体内納入品(昭和28年に出現)と五色のシルクで作られた「五臓六腑」(内臓器官)が展示されています。世界最古の内臓模型として極めて珍しく貴重なものです。ここは三門から境内、庭園の紅葉がきれいでしたのでそれだけの画像を掲載します。
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宝筐院(ほうきょういん)は嵯峨釈迦堂山門を右へすすみますと程なく入口が見えてきます。平安時代白河天皇によって建てられた臨済宗のお寺です。庭園石畳の道の両側には美しい紅葉が広がり紅葉の名所です。落ち葉は華やかな西陣織のようです。宝筐院へ着いた時は閉院5時の30分前になってしまいましたのでゆっくりと観ることが出来なかったことが残念でした。釈迦堂前から市バスに乗りホテルに着いた時はもう6時を過ぎていました。画像は多少暗く撮れています。
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《京都駅の噴水とクリスマスツリー》
京都駅前の噴水は夜になるとライトアップされ音楽に合わせた演出が行われます。
虹色の水と光と音楽の饗宴です。
京都駅構内の2階に飾られたクリスマスツリーはきれいな七色に点滅し、下から又エスカレーターを上りながら人々を楽しませてくれます。
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半分ぐらいしか掲載できませんでしたが大変思い出深い旅になりました。今年の京都は11月でも暖かく紅葉は昨年の方が鮮やかだったように思います。お寺はどこも石段が多く日ごろから足を鍛えておく必要があることを感じました。歩いてこそ京都のよさを再発見します。来年も訪れることが出来るようにと願っています。
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建仁寺は京都五山であり、建仁2年(1202)に開創されました。開山は栄西禅師です。栄西は日本に禅を伝えるとともに中国から茶種を持ち帰って日本で栽培することを奨励し喫茶の法を普及した「茶祖」として知られています。
本堂の「風神雷神図屏風」(国宝)は俵屋宗達の晩年の最高傑作とされています。屏風全面に金箔を押し、右双に風神、左双に雷神をきれいな色合いで描いています。風神、雷神にユーモアがあると思いました。
法堂(はっとう)の天井画「双龍図」は平成14年(2002)創建800年を記念して小泉淳(じゅん)画伯によって描かれました。豪快で躍動的でいまにも龍が動き出しそうです。多くの方が見えていましたが外国の観光客も多くいつまでも見入っていました。正面には本尊釈迦如来坐像が祀られています。
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建仁寺をまわった後また賑やかな四条通りへ出てここから河原町四条・三条までお店を見たり、お買い物をしたりしながら寺町通りまで歩きました。高級旅館「俵屋」が経営するカフェ「遊形サロン・ド・テ」で休憩しました。きれいなお店でここで頂いたコーヒーは絶品でした。わらび餅付きで和洋セットになっており美味しくいただきました。実によく歩いた一日でした。
北嵯峨へ
紅葉シーズンには嵐山・嵯峨野コースは多くの人で賑わうのでここは避けて(バスのなかから紅葉を眺めました)北嵯峨の大覚寺、直指庵、清凉寺、宝筐院を訪ねました。
大覚寺は正式には「旧嵯峨御所大覚寺門跡」といい、真言宗大覚寺派の本山です。門跡とは天皇又は皇族が住職に就かれた寺院のことです。平安初期に嵯峨天皇が皇后との新居として過ごされた離宮で静寂の中に雅な佇まいの門跡寺院です。式台玄関から長~い廊下を通って行きますといちばん奥の大沢池へ着きます。大沢池は嵯峨天皇が離宮造営の際、中国の洞庭湖を模して造られた日本最古の人工池です。月見の名所でもあり、秋には細長い花弁の嵯峨菊が彩られます。心が洗われるようなひとときを過ごしました。嵯峨天皇は大沢池を眺めながら何を考えられたでしょうか。南北朝時代には大覚寺は南朝の御所となりました。
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大覚寺の奥にある直指庵へ向かいました。大覚寺から10分とありましたが途中所々坂道になっているので30分近くもかかってしまいました。
直指庵(じきしあん)は幕末に再興された浄土宗のお寺です。北嵯峨でも最も北に位置する竹林に囲まれた小高い山の中にあります。静寂の中に時のうつろいを忘れてしまうような庵です。急な石段を昇って行きますと紅葉が目の前に迫りその美しさに感動し疲れも吹き飛んでしまい訪れてよかったと思いました。訪れた人たちが「想い出草」に悩みや旅の想い出を綴るノートが置いてあります。
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直指庵から大覚寺へ戻り(帰りは下りなので15分でした)「しぐれ茶屋」で遅い昼食を頂いてから釈迦堂へ向かいました。ほとんど往きかう人もなく立派な家々が建ち並ぶ住宅地の中を歩いて釈迦堂へ着きました。
正式には清凉寺(嵯峨釈迦堂)といいます。「源氏物語」の光源氏のモデルといわれる源融(みなもとのとおる)の山荘跡に寺院を建立したのが始まりです。宋から持ち帰った釈迦如来像(国宝)を本尊として安置する本堂は釈迦堂ともよばれています。霊宝館特別公開の(国宝)阿弥陀三尊坐像(869年)は(源融が自分の顔に似せて造らせたという像)肩幅広く胸厚い堂々たるたくましい仏像です。釈迦如来像の体内納入品(昭和28年に出現)と五色のシルクで作られた「五臓六腑」(内臓器官)が展示されています。世界最古の内臓模型として極めて珍しく貴重なものです。ここは三門から境内、庭園の紅葉がきれいでしたのでそれだけの画像を掲載します。
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宝筐院(ほうきょういん)は嵯峨釈迦堂山門を右へすすみますと程なく入口が見えてきます。平安時代白河天皇によって建てられた臨済宗のお寺です。庭園石畳の道の両側には美しい紅葉が広がり紅葉の名所です。落ち葉は華やかな西陣織のようです。宝筐院へ着いた時は閉院5時の30分前になってしまいましたのでゆっくりと観ることが出来なかったことが残念でした。釈迦堂前から市バスに乗りホテルに着いた時はもう6時を過ぎていました。画像は多少暗く撮れています。
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《京都駅の噴水とクリスマスツリー》
京都駅前の噴水は夜になるとライトアップされ音楽に合わせた演出が行われます。
虹色の水と光と音楽の饗宴です。
京都駅構内の2階に飾られたクリスマスツリーはきれいな七色に点滅し、下から又エスカレーターを上りながら人々を楽しませてくれます。
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半分ぐらいしか掲載できませんでしたが大変思い出深い旅になりました。今年の京都は11月でも暖かく紅葉は昨年の方が鮮やかだったように思います。お寺はどこも石段が多く日ごろから足を鍛えておく必要があることを感じました。歩いてこそ京都のよさを再発見します。来年も訪れることが出来るようにと願っています。
コメント有難うございました。
京都は旅行には最高のところ。でも
住むとなると別だと思いますが・・・
知って訪れました。
釈迦の内臓模型は釈迦37歳の時に、生き姿をそのまま
刻んだという伝説と共にまさしく生き仏のあかしす。
ほかの国宝級のものも観れて満足でした。
ここは境内の紅葉もきれいでした。
沢山あります。若いときのように健脚ではないので
足元には十分気をつけて階段をのぼります。
京野菜、湯葉、生麩など大好きです。
ご馳走が美味しくて建物がクラシッシクで
窓から眺める景色がすばらいですね。
オンシーズン中は混むので最近は中々行けません。
ほんと京都のお寺は石段が多いのが困ります。
だったようです。普段見ることが出来ない仏像を
拝観できて印象に残る旅でした。
いつも見てくださって有難うございます。
いろいろ勉強になりました。
北嵯峨へは行ったことがないので是非行ってみたいです。静かで人も少なそうです。朱印も良い思い出になりますね。
[1]と[2]の両方を見させて頂き京都・奈良の伝統文化の素晴らしさがわかります。
この時期だけに公開される建物や仏像・絵画などは好きな人たちにとっては感動のひとときと思います。
紅葉もきれいですね。