11月23日から5日間奈良と京都を歩いてきました。今年は紅葉の名所を訪れるよりも別の目的で出かけました。奈良へは《興福寺三重塔・北円堂国宝特別公開2011》の仏像を拝観すること、京都へは《法然上人生誕800年記念》の年にあたり、我が家の菩提寺の本山知恩院(浄土宗総本山)を訪ねること、その他秋だけに公開される秘仏を拝観したいためでしたが、勿論紅葉も存分に楽しんできました。(左下が北円堂 南円堂と同じ八角円堂です)
興福寺へは何度も訪れていますが三重塔と北円堂の開扉で中の仏像を拝観したのは初めてでした。両方とも寺内最古の建物です。三重塔は治承の大火で消失しましたが平安時代に再建され、平安時代の軽やかで優美な輪郭が特徴です。
中には国宝の弁才天坐像が安置されています。頭部に鳥居を載せ宇賀神と習合した珍しいお姿をしています。女性の仏様を想像させます。
北円堂は平家による南部焼き討ちで消失し鎌倉時代に創建当時そのままのものに再建されました。本尊の弥勒菩薩像、脇侍の無著・世親菩薩像は運慶の作で強烈な自信に満ち溢れるお姿は日本佛像彫刻の最高傑作と言われています。次はいつ開扉されるかわかりませんので拝観できて幸せでした。
京都市東山区にある知恩院は除夜の鐘で有名ですが鎌倉時代に法然上人が住まわれ、ここで念仏の教えを説き浄土宗を開かれた浄土宗の総本山です。三門(国宝)を見上げますと堂々としていて荘厳で歴史の重みを感じます。高さ24m幅50m木造の門として世界最大級の門といわれています。法然上人の御影をまつる知恩院の本堂である御影堂は徳川家光公によって建てられました。堂内は広く僧侶の読経の声が堂内に響きわたります。方丈庭園はは池泉回遊式庭園で背景には東山が迫り紅葉が見事ですが時間がなく写真を撮ることが出来ませんでした。
興福寺へは何度も訪れていますが三重塔と北円堂の開扉で中の仏像を拝観したのは初めてでした。両方とも寺内最古の建物です。三重塔は治承の大火で消失しましたが平安時代に再建され、平安時代の軽やかで優美な輪郭が特徴です。
中には国宝の弁才天坐像が安置されています。頭部に鳥居を載せ宇賀神と習合した珍しいお姿をしています。女性の仏様を想像させます。
北円堂は平家による南部焼き討ちで消失し鎌倉時代に創建当時そのままのものに再建されました。本尊の弥勒菩薩像、脇侍の無著・世親菩薩像は運慶の作で強烈な自信に満ち溢れるお姿は日本佛像彫刻の最高傑作と言われています。次はいつ開扉されるかわかりませんので拝観できて幸せでした。
京都市東山区にある知恩院は除夜の鐘で有名ですが鎌倉時代に法然上人が住まわれ、ここで念仏の教えを説き浄土宗を開かれた浄土宗の総本山です。三門(国宝)を見上げますと堂々としていて荘厳で歴史の重みを感じます。高さ24m幅50m木造の門として世界最大級の門といわれています。法然上人の御影をまつる知恩院の本堂である御影堂は徳川家光公によって建てられました。堂内は広く僧侶の読経の声が堂内に響きわたります。方丈庭園はは池泉回遊式庭園で背景には東山が迫り紅葉が見事ですが時間がなく写真を撮ることが出来ませんでした。