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オランダからの便り

2010-03-19 20:11:36 | Weblog
 友人からオランダの村の大変珍しい、美しい景観の写真が届きました。一見しますと田舎の平穏な田園風景ですが、すべての家が道路に面してないのです。道路がないのです。どの家も川に沿って建てられています。人や物などの輸送はすべてboatによって行われています。私たちには信じがたいことですが、日常生活においてこれまで何の問題もおきたこともなく、緑豊かな自然の中でゆったりと優雅に暮らしているそうです。川の水が澄んでいて何と穏かな流れなのでしょう。

ライン河口のデルタ地帯に位置しているオランダ(Holland, Netherlands)は九州ほどの広さで国土の多くは干拓事業により造成され、半分以上は海面下にあることはよく知られています。
「水とのたたかい」の長い歴史が今日のオランダをつくりあげたのでしょう。首都のアムステルダムは北のベニスといわれるように美しい水の都です。市内は大小の運河によって90の島に分けられ、およそ100の橋によって結ばれています。その運河沿いには17世紀の黄金時代を偲ばせる豪商の館が建ち並んでいます。友人から届いた写真を見ているうちに、以前訪れたことのあるアムステルダムやハーグ、キューケンホフの街をを懐かしく思い出しました。