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閑散としていた箱根

2011-04-21 18:50:07 | Weblog
4月19日(火)~20日(水)箱根へのお誘いがあり行ってきました。1か月余り運休していたロマンスカーも16日から臨時○号として運転が再開されました。商店が建ち並ぶ箱根湯本駅前の人影は疎らで観光者激減です。先ずバスで「箱根ラリック美術館」へ向かいました。ここへはこれで3回目になります。30分位で到着しました。フランスを代表する宝飾・ガラス工芸家、ルネラリックの生涯に亘る作品を展示する「箱根ラリック美術館」は自然豊かな仙石原にあります。ラリックがこよなく愛した「自然」をありのままに残す広大な敷地に建てられ2005年に開館しました。四季折々に表情を変える庭園の一部が今回の地震で陥没しているのにびっくりしました。美術館では約1500点の収蔵品から厳選した230点を公開し、自然や植物をモチーフにした花器・香水瓶などのガラス工芸やブローチなどのアクセサリーの作品からラリックが後半制作した建築装飾まで幅広い展示を行っています。


仙石原の周辺を散策した後、バスで大平台にあるお宿に向かいました。いつもはホテルを利用するのですが、今回はゆっくりと温泉につかるのが目的でしたのでお知り合いの保養所に泊まりました。例年でしたら3月~5月は満室なのですが今年は暇で寂しいとおっしゃていました。宿泊客は3組のみ。大浴場は私達だけの貸切り。お食事は夕食・朝食ともに野菜豊富で魚ありお肉あり、お味も最高に美味しくサービス満点でした。おみやげに取りたての土のついた筍まで頂いてしまいました。私は温泉が余り好きではないのですが疲れもとれ、腰痛も治り、心身ともにリラックスし,感謝です。

翌日は何年ぶりかで「箱根ベゴニア園」へ寄ってみました。すっかり改装され綺麗な建物になっていました。12300㎡の広大な温室に鮮やかな600種、1万株のベコニアや熱帯花木が咲き誇り、球根ベコニアは赤や黄の大輪でひときわ目をひきます。現代押し花アートミュージアム〈花の夢美術館〉では季節に映える押し花作品が展示されています。押し花の体験もできます。






春の法事

2011-04-09 14:38:28 | Weblog
 4月3日(日)親戚の法事が日暮里にある臨済宗妙心寺派の南泉寺というお寺で行われました。親しくお付き合いをし大変お世話になりました従兄の一周忌の法要で感慨深いものがありました。こじんまりしたお寺は閑静な住宅地の中にあり背後に高層マンションが見えるのは不釣合いな気がしました。法要が終わってから会食会となりました。法要のあとは普通和食が多いのですが、今回はお若い方がネットで見つけたという洒落たフレンチレストランでフランス料理を頂きました。南泉寺から徒歩15分のところにある「ル.ブォータン」(文京区千駄木)というお店です。周りを気にせず20名の貸切で和やかに美味しいご馳走を頂きながら故人を偲びました。次の話題はやはり東日本大震災のことになりました。

日暮里駅から南泉寺まで徒歩13分の道に沿って風情あるお寺が多くありました。道中には階段がありそれを下りますと谷中ぎんざに出ます。この階段は自転車が昇り易いように脇が坂になっています。上野と本郷の二つの台地の谷間に位置することから谷中と名付けられました。昔は不忍通りからは富士山が見えたそうですが今はそびえるマンション群が並んでいます。

       本行寺山門            大黒天 経王寺            


延命院             谷中ぎんざ

各寺の説明は省きますが、私はお寺歩きが大好きです。心が落ち着きます。特に古都京都へは毎年行きますが、今年はどうなるでしょうか。秋には訪れたいなと思っていはますが・・・・・。

東日本大震災はいまだかってない自然大災害で、特に福島原発の事故は深刻です。女川原発や東海第二原発は今回の地震でも無事だったのは何故なのでしょうか。福島原発の設備に不備があったとしか考えられません。日々格闘している作業員の方々の苦悩を国(政府)は共有し、絶対に秘策を執るようなことはしてほしくありません。また住民の方々の苦しみや不安に対して誠実に且個別的にきめ細かな対応を真剣にスピーディーにやってほしいと願っています。私たちはいま生活・行動・しくみなどを見直す転換期にあると思います。