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世田谷代官屋敷を尋ねて

2007-04-27 19:53:06 | Weblog
 歴史に精通しているお仲間と東急世田谷線の上町にある世田谷代官屋敷を初めて尋ねました。世田谷代官屋敷は、江戸時代中期以来、彦根藩の世田谷領20か村の代官を世襲した大場家の役宅です。大名領の代官屋敷としては、都内唯一の存在で「都史跡」に指定されています。現存する大場家住宅主屋表門の二棟は270年ぐらい前に建築されました。貴重な建造物として昭和53年1月21日住宅建造物としては都内で初めて「重要文化財」に指定されました。





「お代官様」とよばれているように、代官は一定の領地と財政を背景に強大な権力をもっていました。代官は直接庶民と接する機会が多かったため庶民の生活に大きな影響をあたえました。悪政を働き庶民を苦しめた代官も多くいた中で、大場家は代々代官として200数十年も勤めたことは大変珍しいことで評判が良く、善政を行った代官として名が残っています。
大場家住宅主屋の中へ入ることはできず外から見るだけでしたが、何百年も風雨に耐えてきた建築物には歴史の重みを感じます。




世田谷区郷土資料館

代官屋敷内にある白州では、櫻田の上屋敷や佐野で開かれる裁判の下調べが行われました。「白州跡」の玉砂利(囲いがあるところ)は当時のものです。玉砂利に座らせられて下調べを受けるとはどんなにか足が痛かったことでしょう。
世田谷代官の職務のうち重要な仕事は、年貢の収納、領内の治安でした。その他世田谷領が井伊家の江戸屋敷賄料として与えられた関係で年中行事や生活上必要な品を調達搬入することも大事な職務でした。隣接する世田谷区郷土資料館には、十代当主大場弥十郎の書いた「世田谷勤事録」が展示されていますが、その中に世田谷代官の苦労話について詳しく書かれています。常設展示としては古代から現代に至るまでの世田谷の歴史を展示しています。特別展示で井伊直弼直筆の資料をを見ることができました。


チューリップの季節

2007-04-22 18:45:07 | Weblog
 櫻から新緑の季節へと移り変わり、いまチューリップが色鮮やかに咲いています。画像はお友達のお庭に咲いた黄色のチューリップ。メールで届きました。とてもきれいですね。

チューリップといいますと20年ぐら前オランダのキューケンホフ(Keukenhof)を訪ねたときの4000種類ものチューリップが一斉に咲き競う見事な光景が想い出されます。

神田川沿いの桜並木を散策

2007-04-03 11:58:13 | Weblog
            新江戸川公園(旧細川邸)
 4月1日(日)は、全国的に気温が上昇し、東京は25度の5月下旬並み、静岡は31.8度の真夏日、春と夏がいっしょにきて汗をかきながらお花見をするという日だったようでした。
今年も友人と神田川沿いの桜並木を散策しました。早稲田から面影橋までは、人もまばらでのんびりと歩きながら、また立ち止まって美しい櫻を観賞。満開の桜の枝が川にかぶさるように広がり、川面に浮かぶ花びらに風情を感じ、しばし眺めていました。面影橋からぐるりとまわって向こう側の桜並木を歩き、新江戸川公園に立ち寄りました。新江戸川公園は、旧肥後細川邸の跡で池を中心に回遊式泉水庭園で水面に映る櫻は落ち着いた美しさがあります。
このあと椿山荘まで散策、椿山荘の庭園を通ってこの近くにお住いの友のお家で美味しいコーヒーを頂きながら話に花が咲きました。