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お彼岸

2016-09-23 17:56:46 | 画像をすべて表示
  春のお彼岸には病気でお墓参りが出来ませんでしたので、昨日は生憎の雨でしたが午後小降りになったので家を出ました。2時過ぎお寺(傳通院)へ着いた時にはほとんど止んでいました。しかし石段は濡れていましたので滑らないように用心して歩きました。

お彼岸は日本独自の仏事で、平安時代以降、盛んに行なわれるようになったといわれています。お彼岸の期間は春分の日、秋分の日を中心とした1週間です。
初日を「彼岸の入り」、春分・秋分の日を「中日」、最終日を「彼岸の明け(彼岸結願)」と呼びます。「彼岸」とは、”彼の岸”(かのきし)というように、此の岸(私たちが住む娑婆の世界)とは相対する浄らかなさとりの世界、西方極楽浄土を意味します。2つの世界を隔てる欲望・煩悩の激流を克服し、悟りへいたることを、仏教では「到彼岸」といい、その境地へ到達するための修業期間とされました。この時期を修行に励む期間にした理由は「太陽の沈む方角」にあるからです。浄土宗のよりどころとしているお経(観無量寿経)には、極楽浄土(彼岸)に往生するための行が種々説かれています。「極楽のある方向(西)に沈み行く太陽を見つめよ」というものがあります。その修行に最も適している日こそが、太陽が真西に沈む春分・秋分の日なのです。

夏の暑さも和らぎ、過ごしやすい季節になりました。今は”健康がいちばん”を実感しつつ、穏やかな心楽しい日々を過ごせれば、しあわせと思う日々です。

(カメラを持参しませんでしたので画像はありません)