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展覧会とさくら 鑑賞

2013-03-31 15:51:41 | 画像をすべて表示
 目白の椿山荘からすぐ近くの(徒歩1~2分位)講談社野間記念館で開催されています≪近代日本の歴史画展≫をいとこたち4人で楽しんで参りました。記念館の門から正面玄関まで続く小径は桜、紅白の椿、竹など多くの樹木と花々に包まれ閑静で清潔感がありとても印象的でした。気品に満ちあふれた枝垂桜はよく整った庭園に映えて何と美しいことと思いました。記念館の入口近くの桜が東京カテドラル大聖堂の塔に相まって素敵な景観でした。椿山荘から見るカテドラルとは全く違う印象を受けます。



明治中期は日本の伝統や歴史を見直す機運が高まっていきました。
やがて近代日本画壇でも歴史や神話をテーマに横山大観や木村武山、小林古径、結城素明、平福百穂、下村観山らによって歴史画が隆盛していきます。
その中で講談社から刊行される各雑誌の口絵にも取り上げられました。展覧会ではこれら多くの作品が展示されています。珠玉の歴史資料としての絵画の魅力に触れるひとときでした。
写真撮影は禁止ですし、絵はがきもありませんので案内の中から3点だけを掲載します。

木村武山〈光明皇后〉 結城素明〈伊勢物語〉 小林古径〈平重盛〉

記念館をあとに目白周辺に精通しているいとこの案内で近くのcasual french≪リベルテ≫でお食事をしました。ご夫妻で営まれている小さなお店ですが素材が吟味されていて、お味にも一工夫ありで美味しく頂きました。特に15種のお野菜とチーズグラタンと最後のデザート:クレープとアイスクリームは絶妙でした。またお友達とぜひ訪れたいと思います。


お食事のあとは江戸川沿いの桜散策を楽しみました。人も少なくゆっくりと鑑賞できました。最後は椿山荘庭園内の桜や椿を見て歩きました。いとこのお蔭で楽しい一日を過ごすことができて感謝いっぱいです。
今年の桜はどこも本当にきれい。多くの人たちが桜を愛で穏やかで平和はいいものだなあと思いました。

江戸川沿いの桜

椿山荘庭園散策




桜を愛でつつお墓参り

2013-03-21 13:58:56 | 画像をすべて表示
 昨日は気温20度を超すポカポカ陽気、我が家の菩提寺がある文京区小石川の傳通院の桜も咲きはじめ例年より多くの親族で賑わい、墓参を楽しむ様子が見られました。桜は3~5分咲きでしたが新しい山門になってから初めて桜にめぐりあい参拝者を祝福しているようでした。
春のお花とお線香を手向け無事に過ごしていることへ感謝し、念入りにお参りを致しました。参拝を終わった後境内を散策しながら桜を眺め、本堂で貫主様のお話とお経を拝聴いたしました。すがすがしい気持ちで傳通院をあとにし、新宿でゆっくりと優雅にお食事を致しました。まだ雛段とつるし雛が飾られており、美しいお雛様にうっとりしました。




今日は気温が下がり少し寒くなりましたが、次の土日には東京周辺の桜は満開になることでしょう。4月初めに傳通院の親であり浄土宗の大本山である京都知恩院を訪れる予定です。満開の桜散策ができればと思っていますがどうなるでしょうか。


屋根付きの橋

2013-03-12 15:51:20 | 画像をすべて表示
 愛媛県喜多郡に「河内の屋根付き橋ー田丸橋」があります。田畑の間を流れる川を、素朴な木造の橋が跨いでいます。愛媛県のほぼ中央、河内地区にあるこの橋は杉皮で葺いた屋根を持った日本でも珍しい橋です。その屋根が腐食を防いできた橋は、かつては木炭の倉庫や農家の人たちの休憩場所としても使われてきました。昭和18年(1943年)洪水によって一度は流失しましたが地域の人々の手により復元されました。今では地域住民により保存会がつくられており大切に保管されています。地域の暮らしと想いを伝える屋根つきの橋、NHKドラマ「坂の上の雲」のロケにも使われた屋根付き橋です。永久に残してほしい橋の一つでもあります。



東日本大震災から2年が経ちました。復興にはまだまだ遠い道程です。瓦礫の山、仮設住宅で暮らす人々や原発のため一緒に暮らせない家族の苦悩、瓦礫が取り払われた跡地をどうするのか、人々の流失を防ぐにはどうしたらよいのか、重要な経済的な問題などなど解決しなければならない問題が山積しています。その中で住民たちは国の対策など待てないと住民同士力をあわせて考え、生活の道をみつけ一生懸命働いています。
私達は東日本大震災のことを決して忘れることなく、わずかなことでも協力していかなければいけません。決して風化してはいけないのです。先日オリンピック関係の方々が外国から見えましたが、オリンピックに心から賛成という気持ちにはなれません。まず東北の復興が最優先されなければならないと思いますが・・・・・。