赤い靴日記  (子宮頸がん ステージ3bから20年)

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『バベル』

2010-10-04 10:14:49 | 映画
『バベル』

2006年 アメリカ
監督   アレハンドロ・ゴンザレス。イニャリトゥ
キャスト  アメリカ人夫婦 ブラッド・ピット
              ケイト・ブランシェット
      日本人親子   役所広司 
              菊地凛子  

モロッコの兄弟は、ジャッカルから羊を守るために銃を父に買ってもらう。その試し打ちをしている時にバスに当ててしまう。 末っ子を亡くして以来関係がぎくしゃくしていた夫婦はモロッコで妻が銃で撃たれる。テロか? アメリカでは夫婦の旅行中残された兄妹をベビーシッターの女が息子の結婚式に行くためメキシコに連れていくが、メキシコから帰る途中国境で児童売買と疑われてしまう。日本では母が自殺した後聾唖の娘と父とわかりあえることができず、高校生の娘は自暴自棄の生活をしている。それぞれバラバラなお話が徐々につながっていく。


バベルは言葉が通じない者同士の意味で、一見違う言語の話のことを言っているようだけれど、実は言語ではなくて気持ちのコミニュケーションがないことを言っている。 
異文化っていうと、あたかも国が違うとか洋の東西に違いのように感じてしまうけど、世代の違いや生活レベルの違いもあるし、個々の単位で考え方の違いも含むように思う。
自分と違うものをどうやって受け入れるのかっていうと、すべてを受け入れる必要はないのかもしれないけど、自分の耳を閉ざしてはいけないんだと思う。
救助が来たときにブラピが通訳にお礼のお金を渡そうとする。自分のお財布のお金をみんな上げようとするのだけれど、通訳はもらわない、断固としてもらわない。感謝だけを残してブラピがお金を引っ込める、それがすごくよかった。
凛子ちゃん・・・う~ん ちょっと。

相手を知ろうとする力はバベルの塔を超える。
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