赤い靴日記  (子宮頸がん ステージ3bから20年)

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精進ヶ滝

2005-05-24 19:26:52 | 遊び
ホテルの朝食が和風バイキングだったんだけど、美味しかった。
もなみは「朝粥」に煮物とかお漬物とか・・・。
昨日は全然水分を摂っていなくて 気がついたら尿が出ていない。これではいけない。

蓼科湖に行った。
一周湖を回る遊歩道で 木や草や花を見て回った。
先輩のご夫婦に「ズミ」「ムラサキケマン」「おおよしきり」を教えてもらった。
次回はマリーローランサン美術館に行きたい。

20号沿いに「舞鶴の松」と言う看板があったので、寄ってみた。
すばらしい松だった。
綺麗に手入れが行き届いて、管理するのも大変だろう。
あんまりにも手を加えすぎているようにも思うけれど、
人と松とのコラボレートお互いに信頼しあって美を追求しているようにも見えた。

ここで干し山葡萄を売っているおじちゃんに勧められて、精進ヶ滝まで行くことにした。

車で20分 途中「精進ヶ滝遠見」という場所があり、
そこから見ると 南アルプスを背景に山の谷線中腹辺りに滝が見える。
無理もなみには無理。

無料駐車場からとりあえず とりあえず歩ける所まで行くことにする。

大きなつり橋を渡り、最初はハイキングコースのような山道。
すぐにフォッサマグナが見える場所がある。
一の滝(魚返し) 二の滝(初見) 三の滝(見返り)には鉄の階段がついている。
すごい急な階段やつり橋を通っていく。
うっそうとして薄暗い山道とは対照的に 水は淡いグリーンで川は眩しいほど明るい。

空気が少し湿って山の緑が包んでくれているような気がする。

大きな巨岩がごろごろしている。三つ児石・夫婦石など。
とても不安定な形で苔むしている岩もある。
人が作った物は信用できない、という人もいるが、こんな不安定さで収まっている自然の方が私は怖い。何百年何千年とこの形でいたのだろうけれど、でも、今崩れるかもしれない。こんな巨岩がゴロンゴロンと崩れた太古の一瞬を想像すると気分がくらくらしてくる。

大きな物が軽いように動く事。
ものすごく小さい物が想像外に重い物。
このアンバランスが怖い。
・・・・・・・たとえば、重いと思って持ったやかんが空だった時の不自然さ。
・・・・・・・たとえば、まだ一段あると思って降りた階段がもうなかった時の体重がかかった一歩。

最後の薄暗い山道を抜けると、精進ヶ滝を見渡せる展望台になっている。
看板が一つとベンチが一個だけある狭いところだけれど、
精進ヶ滝とその下の九段の滝が見える。
期待以上にすばらしい眺めだった。

40分ということだったけれど、45分くらいそこそこのスピードで登れた。
最近体力がなくて すぐにへたばってしまっていたけれど、
こんな緑や水に誘われると 思いのほか頑張れてしまう。
もう一つ、一緒に導きながら歩いてくれる人がいると、頑張れる。

実はまだ話は終わらない。
おじちゃんにもらった案内地図によると、20号に降りる近道がある。
これ行こう!と行ってみたら・・・。
道がナビに出てこない。拡大地図にしても出てこない。
途中土砂が崩れて道が泥だらけになっているところもある。
南に向かったり急に北向きになったり。本当に20号に出られるんだろうか?

とまぁ、なんとか家に戻ってきた。       面白かった☆
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