赤い靴日記  (子宮頸がん ステージ3bから20年)

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お彼岸だから?

2008-03-20 01:53:44 | 日常
徹夜でちょっと明け方うとうとしていたとき、
聞いていたヘッドホンから昔の曲が流れて、
タイムスリップをして ぼんやり目が覚めた。

主人は海外に単身赴任中。
母と父が向こうの部屋にいる。

母は末期のガンで、もなみの家で在宅ホスピスの介護をしている。
父はこのところずっと泊まりに来て 母のベッドの隣に寝ている。

締め切りの仕事を仕上げなくちゃ・・・。

母の様子を見に行かなくちゃ・・・。
母は・・・いつまで持つのだろう。

妹の休みはいつだろう・・・間に合うのだろうか。
明日は子供の臨時懇談会がある 多分・・・学級崩壊についての話し合い。

母は・・・母は、苦しんでいないだろうか。
モルヒネの針は抜けていないだろうか・・・酸素の量を見てこなくちゃ・・・。

明日は晴れるだろうか。
シーツを 洗わなくちゃ、パジャマを 洗わなくちゃ、掃除を しなくちゃ。

もう少しで朝、お弁当を・・・作らなくちゃ。

眠い 眠い 眠い ・・・  母は ・・・。

 
そこで、ハッと目が覚めた!!

8年後の現在に戻った。



主人に話したら、 「お彼岸だからじゃない?」 って言われた。

お彼岸だから?かも知れない。

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6 コメント

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お彼岸だから・・・ (ともちゅわん)
2008-03-20 07:26:39
私も母を卵巣がんで亡くしていますが、何かにつけ思い出されます。とくに最後の日のことは昨日のことのよう。


自分も奇しくも婦人科のガンになり、治療後1年、墓前で私を守ってくれた母に「元気だよ、ありがとね」って言ってこようと思います。
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有り難いですネ 親の愛 (おうな)
2008-03-20 10:26:10
もなみさん こんにちは。
そうなのね。。。胸にしみます。
お星さまになってもずーっと守ってくださってるって実感しました。だってね、お母様が入院なさってらっしゃった時のベッドに、奇しくも もなみさん入院の時案内されたのでしたよね。
お母様全力で守ってくださったように思います。
お母様の分頑張りましょうね。

ともちゅあんさん こんにちは。
あなたのお母様も必死でお守りくださったように思えてなりません。
お母様の分頑張りましょうね。

お彼岸にふさわしい良いお話聞けて 有り難いです。
返信する
・・・でしょう (さなりん)
2008-03-20 16:54:58
もなみさん こんちゃ
きっと お彼岸だから? でしょう

1.母上はいつでももなみさんの心に存在していて、お彼岸に際し何か考えていませんでしたか

2.もなみさんは何か身体に関しての悩み事がありませんか

あはっ きっと前者でしょうね。
お彼岸、お盆の時期って普段よりずっと亡くなった方を思っているものです。

その頃のもなみさんの辛さや頑張りがうかがえます。

心の中で合掌
返信する
そうですね。 (もなみ→ともちゅわんさん)
2008-03-21 00:15:38
ともちゅわんさん こんにちは。
やっぱりそうですね。
最期の数日間を忘れることができません。
あの時の、絶望感とか・・・恐怖感とか・・・

今は、それも含めてすべてが母の思い出だと思っています。
結構そう考えて気持ちの整理はついていたはずなのですが、
こんな時にひょっこり夢に見たりするんですね。
返信する
愛なんですね (もなみ→おうなさん)
2008-03-21 00:19:20
おうなさん こんにちは。

日ごろは、すっかり母のことも忘れて 過ごしていますが、
こんな拍子に、夢に見たりして 思い出したりするんですね。
母が、母がやってきたのでしょうか?
守ってくれているのかもしれない。
そう考えると、なんだか罪意識がフッと軽くなって、ちょっと温かい気持ちにもなってきました。

おうなさん 良いお話をありがとうございました。
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こんちゃ (もなみ→さなりんさん)
2008-03-21 00:29:08
さなりんさん こんにちは。

1.いつもは もうすっかり母のことなんか 忘れちゃっているような気がしていたんですけど。
  やっぱり心の奥に存在していたんですね。
  母が隣の部屋にいる、まったくその当時のままの夢でした。

2.もなみの身体?そうなんでしょうか?
  気がつかなかったけど、そう言われてみると そうかもしれません。
  今度検診に行ってみようと思いました。

あの当時・・・もっと母のことを面倒見れたんじゃないか?もなみがもっとがんばれば、もっと心地よくできたんじゃないか?って後悔することしきりです。
がんばりが足りなかったのかもしれないとか、医療行為に対する無知や恐怖心とか 力不足の罪悪感というか罪意識を感じて・・・当時のことを思い出すとつらいです。
在宅ホスピス・在宅介護って 難しいですね。
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