ティエリー・マイヤールに最初に出会ったのは2013年「BEYOND THE OCEAN」というアルバムでその才能にびっくりした。
ティエリーはフランスでは確固たる地位を持っているのだろう、アルバムが確実にリリースされている。出会ってから結構集めて記事を8つ書いているから相性のいいピアニストだ。このアルバム昨年入手しながら記事にしていなかった。(出たら確実に買うもう一人の新作も記事にしていない。)
出来が悪いというわけではないけれど、ちょっと記事にしずらいのはなぜなのかな。
今回はピアノ・ソロのアルバムで2020年の録音になる。これまでソロのアルバムは2枚あって2010年11月録音のこちらは、トリオとの2枚組でソロの方はマイルスをトリヴュートしてもので、ですからしっかりとしたジャズ。
「BEHIND THE MIRROR
次のソロ作品はフランスのシャンソンの巨星、ジョルジュ・ブラッサンス、ジャック・ブレル、レオ・フェレの曲に焦点をあてたもので、だからピアノでの歌ものとある意味こちらも目的がはっきりしているから、ある意味わかりやすい。
「Alone」
さて今回のアルバムになるわけど、どおだろう。1曲目美しいテーマで、静かで落ち着いたリフレインがあって、ある思いを訥々と語るという始まり。
2曲目、1曲目のテーマと同じメロディのようで、同じ曲じゃないかと、ちょっと戸惑う。3曲目、モダン・クラシックと思う重厚さが入った感じ。
演奏は柔らかいタッチである思いを伝えるような曲が続いていく。ある思いとはどんな思いなのか、わからないからフランスタイトルを翻訳にかけてみたら、タイトルはこう翻訳されて、やっぱりわからないか。
曲はタイム、タッチ、などほとんど変わらずにずっと流れていく感じ。微妙な変化が繊細に盛り込まれていてそれを感じ取れば凄いのかもしれない。ピアノのが言語として理解できれば、このアルバムをよく理解できるのかもしれない。その理解力がどうやら不足しているので、どう書いたら良いか解らずに来たのかもしれない。
ある意味統一された組曲、もしくはあるテーマの小品集なのだろうか。あえてこじつければ、アルバム・タイトルとなった「涙の雨」、2020年よりのパンデミックに深い悲しみと慈愛をつづったアルバムかもしれない。
1 ほとんど目立たない
2 ディングル半島
3 実施例
4 ロマン派
5 レンドブリーン・アイスクリーム
6冊
7 森は水に接する
8 謎の化身
9 アラン諸島
10 起源
11 魂の孤独
12 プレリュード
13 涙の雨
14 ミーバス湖
15 デティフォスの滝
16 ウェストフィヨルド
Une larme de pluie / Therry MAILLARD
Thierry Maillard (p)
2022年作品
1 A peine perceptible
2 La péninsule de Dingle
3 Incarnation
4 Les Romantiques
5 Les Glaces de Lendbreen
6 Liv
7 Les Bois bordent l’eau
8 Mystère Incarné
9 Les îles d’Aran
10 Origines
11 Solitude de l’âme
12 Prélude
13 Une larme de pluie
14 Le lac Myvath
15 Les chutes de Dettifoss
16 Les Fjords de l’ouest
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