エバーハルト・ウエーバーを追っかけていたわけではないけれど、結構聴いているのはガルバレクを好きだからで、このアルバムは1990年から2007年のガルバレイクとの公演1,000回から選ばれたベースソロ集だそうです。
ウエーバーの前作は2007年5月にリリースされた「Stage Of a Long Journy」で2005年の録音だった。
それからずいぶんと名前を観ないとおもっていたら、2007年のツァー中に脳梗塞を起こしていたのですね。
ですから現在演奏はできない状態のようです。
ECMファミリーのようなウエーバーのアルバムがここにきてリリースされるのは、マンフレッド・アイヒャーの支援のようで温かみを感じます。
演奏の方は1,2曲目、ウエーバーの神秘的なベース・ソロの部分から始まります。
3曲目はバロックの楽典みたいなソロから始まる曲、一つ一つがよく選び抜かれた演奏で、なおかつ調和がとてていて、一つのアルバムのための演奏のようです。
4曲目、幻想的なベースの和音、ウエーバーがこのようにひいていたなと思い出します。
6曲目ではガラルバレクのテナーソロが彩りを添えます。
アルバムを通して、何とも独特の節回しだったり、音色だったり、久しぶりにウエーバーがそばに来たような感じで、ひさしぶりの便りは決して良いものとはいえないのかもしれませんが、存在を感じて、これもいいのかと思います。
Resume / Eberhard Weber
Eberhard Weber(b.key)
Jan Garbarek(ss.ts, selje fl)
Michael Di Pasqua(ds.perc)
1. Liezen
2. Karlsruhe
3. Heidenheim
4. Santiago
5. Wolfsburg
6. Amsterdam
7. Marburg
8. Tübingen
9. Bochum
10. Bath
11. Lazise
12. Grenoble
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