ここのところ注目しているピアノトリオの作品が続けざまに出ましたが、こちらはショップでみつけて拾った一枚。
これが素晴らしい。
1曲目おなじみの曲“Come Together”を超かっこよく始めます。まずドラムスがカッコいい。ベースはエレベでこれもピタリと嵌ります。
ジャジーな和声のピアノのノリ、このトリオ、先日日本に来日したメンバーで、ライブでもこの曲が始りだったようです。
2曲目はモーダルな演奏、ハイ・テンション、ハイ・ヴォルテージ、はい・テクニック、ハイ・ブロー、ハイが3つじゃ足りないぐらいです。
3曲目、このベーシストエレベとアコーステック、それぞれのよいところつぼを得た様に使い分けます。ここではアコ。
4曲目もアコで深ーい音でソロをとります。
5曲目、コリガンってちょっと弾きすぎ、やりすぎみたいな感じを受けていましたが、この強力リズム隊のおかげでキッチリと収まって、全力が出きっている感じです。
6曲目ではオーソドックスな手法でこんな曲も弾くのです。
7曲目、はがガシガシと弾きまくる演奏。
8曲目は静かなピアノソロから、しっとりとしたバラッド、濃厚な曲の間にある清涼ないと時。
9曲目はモーダルな演奏、若いときのマッコイを彷彿とさせる、マッコイの後というならこの人だと思わせます。
ベースがここではアルコプレー、これもちょっと驚きます。
10曲目、エレベとはじけて叩きまくるドラムス相手に、ガシガシとリズムを積み上げていくコリガン、肉の塊を食べているアメリカの人のプレーだと思います。
アメリカ人でない私は、そのままプレーして、1曲目“Come Together”をもう一度聞いてから終わりにします。
Come Together / George Colligan
George Colligan(p)
Boris Kozlov(b)
Donald Edwards(ds)
1. Come Together
2. Venom
3. Have no Fear
4. So Sad I had to laugh
5. Reaction
6. The Shadow of your smile
7. Lift
8. Open your Heart
9. To the wall
10. Unchanted Territory
コリガンの持っているアルバムではどこ行っちゃうの的なところがありましたが、このアルバムメンバーがフローできてとてもパワフルな演奏ですね。
「Come Together」が異様にカッコよかったし、ラストの10曲目も凄まじかったです。
メンバーの相性が良いこともあって、それ以外の曲もバッチリ決まってましたね。