ある40代女性の生活

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ベルギー: 捨てられたエンガワ

2009年11月26日 07時08分07秒 | 新聞
昨日の朝日新聞に、「特派員メモ ブリュッセル 捨てられたエンガワ」という記事がありました。

特派員の方が、担当地域での興味深い話題を紹介してくださるコーナーです。

ベルギーでは、ルーム貝が旬になり、名物なのだそうです。

蒸したてを食べ、鍋をかかえるようにほおばる等、人気です。

貝は好まれるのに、魚はあまり注目されません。
スーパーでも、切り身のパックがあるだけで、値段も肉より割高です。

記者の方は、魚が好きなので、寂しく思っていたところ、魚の専門店を見つけました。

店頭には、新鮮な魚が丸ごと並び、ヒラメと目が合いました。
1キロ45ユーロ(約6千円)とあります。

思い切って、1匹頼みました。
白いエプロンのお兄さんは、計量すると「ムニエルかな」と言いながら、切れ味のいい包丁で、内臓と周囲の細かい骨をぐるりと切り取っていきます。

「ああ、私のエンガワが・・・」

エンガワはなんと言うのか考えている間に、ぽいと捨てられてしまいました。

欧州連合(EU)では、本マグロの漁獲禁止を検討する等、ヨーロッパで魚をめぐる日本の状況は厳しいようです。

取りすぎはよくないけれども、頭からしっぽまで無駄なく魚を食べる文化があることを伝えていかねば、ということでした。
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様子が目に浮かぶようです。

以前読んだ女性作家の方のお話でも、ヒラメの丸ごとムニエルを出され、給仕の方が身だけを取り分けて、お皿を持ち去ろうとしました。

「あっ、それは・・・」と腰を浮かしたら、招待してくれた男性が、
「このレディーは、エンガワがお好きなようで」と取り返してくれたとありました。

ナイフとフォークで、あの細い身を取るのは難しいからでしょうか。


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