昨日の朝日新聞土曜版beに、「motwani@india 新品カーの驚きの正体」という記事がありました。
ネール大学教授のプレネ・モトワニさんが、インドの興味深いエピソードを紹介してくださるコーナーです。
モトワニさんには、18歳の息子さんがいて、運転免許を取りたいと言い、免許を取ったら、今度は車が欲しいと言われたのだそうです。
初心者は中古車から始めるのが、インドでは普通なので、一緒に中古車販売店を見て回りました。
新車が、定価の10~20%も安く中古車の店でたくさん売られていたので、驚いたそうです。
ディーラーに聞いてもなかなか理由を言いたがりませんでしたが、これらは、花嫁が持参金(ダウリー)として花婿側に送った車ということが分かりました。
ダウリーは、もともとはインドの上流階級の慣習だったのが、広まったのだそうです。
都市部の中流層では、ダウリーに乗用車をつけることが一般的になっているのは、モトワニさんも知っていました。
それが自分の好みの車種でない場合は、すぐに売りに出し、差額を払って好きな車に買い替えるとは、「インド人もびっくり」な事情を知ってしまいました。
モトワニさんは、
「社会悪はそう簡単に直らないとつくづく感じた。ただ、縁談のときにどんな持参品が欲しいか要求する人も少なくないことを考えると、自分で差額を出して車を買うのは、まだましな方かもしれない」と書かれています。
息子さんの車は、新車を20%引きで買え、良かったけれど、娘も持つ親としては、不安も感じたということです。
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インドは、今、アジアの中でも大きく成長して大国になりつつある国です。
インドの人がどういうことを考え、どういう価値観で生活しているかを、生の声として聞く機会はなかなかありません。
興味深く読みました。
ネール大学教授のプレネ・モトワニさんが、インドの興味深いエピソードを紹介してくださるコーナーです。
モトワニさんには、18歳の息子さんがいて、運転免許を取りたいと言い、免許を取ったら、今度は車が欲しいと言われたのだそうです。
初心者は中古車から始めるのが、インドでは普通なので、一緒に中古車販売店を見て回りました。
新車が、定価の10~20%も安く中古車の店でたくさん売られていたので、驚いたそうです。
ディーラーに聞いてもなかなか理由を言いたがりませんでしたが、これらは、花嫁が持参金(ダウリー)として花婿側に送った車ということが分かりました。
ダウリーは、もともとはインドの上流階級の慣習だったのが、広まったのだそうです。
都市部の中流層では、ダウリーに乗用車をつけることが一般的になっているのは、モトワニさんも知っていました。
それが自分の好みの車種でない場合は、すぐに売りに出し、差額を払って好きな車に買い替えるとは、「インド人もびっくり」な事情を知ってしまいました。
モトワニさんは、
「社会悪はそう簡単に直らないとつくづく感じた。ただ、縁談のときにどんな持参品が欲しいか要求する人も少なくないことを考えると、自分で差額を出して車を買うのは、まだましな方かもしれない」と書かれています。
息子さんの車は、新車を20%引きで買え、良かったけれど、娘も持つ親としては、不安も感じたということです。
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インドは、今、アジアの中でも大きく成長して大国になりつつある国です。
インドの人がどういうことを考え、どういう価値観で生活しているかを、生の声として聞く機会はなかなかありません。
興味深く読みました。
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